大幹部 殴り込み

劇場公開日:

解説

「日本侠客伝 花と竜」の棚田吾郎と「地獄の破門状」の舛田利雄が共同で脚本を書き、舛田が監督した新シリーズ第一作。撮影は「前科・ドス嵐」の高村倉太郎が担当した。

1969年製作/95分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年8月23日

ストーリー

西尾組の準幹部、風間哲と石岡、野寺の三人は、吉江産業社長を射ち、徴役刑に服した。西尾組も、社会的責任をとって解散し、縄張りは平田組が仕切ることになった。刑期を終えて出所した哲に、旧西尾組は冷たかった。石岡の妻洋子は、妹桂子とスナック・バーを経営していたが、石岡が近々、病気のため仮釈放になると哲に告げた。そんな折、平田組の連中に、洋子の店はめちゃめちゃにされた。ちょうど石岡の出所の日だった。いきり立つ哲らを押さえ、石岡は西尾を訪ね、組の再建を頼んだが、断わられた。帰途、石岡は平田組に襲われ、助けようとした野寺が、メッタ斬りにされた。そこで、平田組に指図したのは西尾であると聞いた石岡は、激怒した。そんな折、桂子が平田組に人質にとられ、哲らは殴り込みをかけ、桂子を救い出した。もう後には引けなくなった哲は平田、西尾と闘う決心をした。一方、平田は、哲の舎弟敏夫を囮に哲を誘い出そうとした。石岡が病んだ体で引き取りに行った時は、敏夫は息絶えていた。きたない仕打ちに怒りが爆発した石岡は、匕首を抜いて平田に向かったがメッタ斬りにされ、倒れた。それを知った哲は、敵の本拠に乗り込み、西尾の腹に匕首を刺し、返す刀で平田を刺し、恨みを晴らした。

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