劇場公開日:1952年6月12日
解説
名匠・成瀬巳喜男監督が、戦後の下町を舞台に庶民の日常を温かいまなざしでつづった家族ドラマ。全国児童つづり方集「おかあさん」をもとに、名脚本家・水木洋子が脚色した。戦災で家業のクリーニング店を失った福原家は、父が工場の守衛、母が露店の飴売り、長女も今川焼を売り、苦労の末にようやく店を再開させる。病に伏せていた長男は亡くなったが、父の弟子・木村が店を手伝ってくれることに。そんな矢先、父が他界してしまう。母は2人の娘と幼い甥を抱え、木村の手ほどきを受けながら必死に店を切り盛りしていく。母を田中絹代、長女を香川京子が演じた。
1952年製作/100分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1952年6月12日