按摩と女

劇場公開日:

解説

山の温泉場で名物按摩二人組の一人が、素性のわからない女に恋をする人情劇。監督は清水宏。出演は高峰三枝子、徳大寺伸、日守新一。八巻。

1938年製作/66分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1938年7月7日

ストーリー

名物按摩の徳市と福市が山の温泉場へと向かい歩いていた。二人は盲目ながら優れたカンの持ち主で、そばを通る人たちの素性を言い当てる程だった。温泉場で徳市は東京から来た女に呼ばれる。徳市は彼女が来る途中に自分を追い抜いていった女だとピンと来る。だが少し影のあるこの女に徳市は惚れてしまうのだった。その頃この温泉場では次々と盗難事件が発生する。徳市は彼女が犯人じゃないかと疑い始める…。

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映画レビュー

3.5【”見えない目で貴女を見つめていた。”勘の鋭い按摩が、謎の東京から来た美女を想い彼女のために行動した事を、ユーモアとペーソスの効いたトーンで描いた作品】

2024年4月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

■盲目ながら人の素性を言い当てるなど、鋭い勘を持つ名物按摩の徳市(徳大寺伸)と福市。
 とある山の温泉場で働いていたある日、徳市は東京から来た女(高峰三枝子)に呼ばれ、どこか陰のある雰囲気に次第に惹かれていく。
 だが女は別の宿に泊まっている少年連れの男と仲良くなる。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・徳市を演じた徳大寺伸の按摩役が絶妙である。

・彼は、東京から来た女が、宿で起こる盗難に関与していると信じ、逃げるように忠告するのだが、女は徳市の想いを感じ、自身が東京から逃げて来た理由を話すのである。
ー 女は東京で旦那に囲われていたが、嫌になって逃げてきたのだ。-

<今作は、短編ながら按摩が謎の女を想う気持ちと、彼の気持ちを察し自身が東京から来た理由を話す女の姿を、ユーモアとペーソスの漂う作風で魅せる作品である。>

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NOBU

5.0みつめていたい

2023年4月12日
Androidアプリから投稿
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jarinkochie
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