ルパン三世 カリオストロの城のレビュー・感想・評価
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日本の誇る名作アニメーションですな
アニメーションの技術が発達したいまで見ても、このアニメは素晴らしい!!
味のある絵、動きが可愛らしいし、迫力もある!!
ストーリー性も抜群だし、あんなキザな言葉が似合うのはルパンだけ!
さいごのとっつぁんの一言もしびれる!
「なんとも気持ちのいい連中だ」
有名な銭形警部のセリフの後に続く、庭師の爺さんのセリフにすべてが凝縮されている。銭形のセリフでウルッときて、爺さんのセリフでほっこりさせられる。
なんとも気持ちのいい映画だ。
何度見ても良い映画は良い。
みんなクラリス好き過ぎ
自分もその1人だが。
クラリスもまた、ルパンの心を奪っている。だがクラリスを大事にしたいが故に、ルパンは尋常じゃないやせ我慢をする。終始男とは、我慢とかっこつけの生き物である。それこそがかっこいいのだと言わんばかりで、ルパンという人間も改めて大好きになるような作品だ。この作品が国内外の映像作品やらなんやらと多大な影響を与えていることを再確認する。みんなカリオストロ大好き症候群なのだなと。
全編意外にもセリフでの説明が少なく、映画的な演出で人物の感情の流れや、山場を作っていたので、アニメとしてかなりハイレベルな作品だと感じた。
あとは何と言っても宮崎駿作品だというだけあって、随所にものすごい細かい演出を入れることで実在感を出しているのも流石だなと思った。登場人物が何かをするときにかならず一つアクションやらちょっとしたハプニングを入れるなど、アニメでは端折ってしまうような細部まで、動きが細かい。そこはストーリー的にはいらないだろうという部分にまで思考が凝らされている。画面の中でルパンたちが文字通り「生きている」と感じさせてくれた。宮崎駿はやはり変態なのだと確信した。ちゃんと見せ場はあったが、強いていうなら、五右衛門と次元の活躍がもうちょっと見たかったなあと。まあ本作はルパンかっこいいクラリスかわいいがテーマだからいいとは思うが。
ルパン三世という作品をあまりしっかり見たことがなかったので、設定的にも荒唐無稽なケイパーものという感じなのかなと思っていたが、蓋を開けてみると驚くほどに(銭形含め)ルパンチームのじゃれあいと、ヒロイックでファンタジーな話だった。おそらくこの作品が、以降のそいうルパンイメージを作っていったのだろうが。
ストーリーにそこまでの驚きや面白味は感じなかったが、楽しい作品であることは確かである。リアルタイムで見たかった。
融合
従来のルパンの面白さもジブリの良さもどちらも殺すことなく、丁度良いバランスで作られてる。
何度も観たくなる映画なんて数えるほどしかないけど、これは何十回と観た映画。
ルパンは私の心も盗んでいきました。
映画館で見れたのは嬉しいです
5月に友人と映画館でリマスター版を見てきました。やっぱり名作!ワクワクとドキドキと感動です。
ルパン三世の一期や未来少年コナンの宮崎駿監督×作画監督の大塚康生さんとの名コンビで最高に見ごたえのあるアニメーションです!
何度観ても感動、最高のルパン
セリフは暗記してます。
場面転換もすべてわかってます。
どこでドキドキするか、どこが笑えるか、どこで感動するか、全部わかってます。
それでもまた観て感動してます。
何度観ても素晴らしい。
まして、スクリーンで観ることができるとは、大感激です。
クラリスの強さと優しさと可憐さ。
ルパンの強さと優しさと懐のおおきさ。
銭形、五右衛門、次元それぞれの自分の役割を分かり切った行動、すべてが結びついて素晴らしいです。
劇場できく「炎のたからもの」はまた格別でした。
予告で小栗旬の実写版ルパンについてありましたが、ゴメン、やっぱりルパンは唯一無二の存在と余計に感じました。
観れて良かった。
嬉しかったです。
モンキー・パンチと宮崎駿の最高のコラボ
最初の公開では映画館で見ることは出来ませんでしたので金曜ロードショー的な所で初めてみました。それから何度も見てビデオに録画して擦り切れるほど見て。
DVDも買ってもう、はまりまくり。
大きなスクリーンで一度見たいと思っていたので今回はチャンスとばかりに行ってきました。
この映画の名シーンと言えば最後に銭形警部がクラリスに言うセリフ。
ただ、私が今回紹介したいのはバックミュージックです。
銭形警部とルパンが地下から脱出してオートジャイロを盗むシーンの音楽です。
結構、マニアックで知られていないかもしれませんが聞けば誰もが「あぁ」っとなるでしょう。
映画館で観られた
これはもう何度も観た。もう何回だかわからないくらい(はじめて観たときはこんなのルパンじゃねえやと思ったのは内緒。そしてこれを言うのもお約束)
まさかね、デカいスクリーンで観られるとは思わなかったから。
復刻版とはいえパンフも手に入れられて大満足。
ところで、カリオストロ伯爵は普通に真摯な態度でクラリスに接し愛情を持ててたらクラリスも心を開いたのかもしれませんね。
『野性の証明』との類似点が気になります
今この名作を見直すと本作の前年に公開された『野性の証明』との類似点がありありと見えます。カリオストロ城から逃亡して力尽きたルパンにコップ一杯の水を与えるクラリス、贋札作成をスクープする峰不二子。何より劇伴が大野雄二なのでカリオストロの特殊部隊カゲが松方弘樹率いる自衛隊特殊工作隊に、カリオストロ伯爵が三國連太郎に、銭形警部が夏八木勲に見えてきます。要するにカリオストロ公国が丸ごと羽代市だということになります。
✳︎ 以下2022年9月14日鑑賞時のレビュー
もうこれ何度も言及していることですが、1979年公開の本作は前年1978年公開の『野性の証明』の影響を濃厚に受けています。
ルパン=健さん
クラリス=ひろ子
不二子=中野良子
次元=原田大二郎
銭形=夏八木勲
カリオストロ公爵=三国連太郎
ジョドー=リチャード・アンダーソン
グスタフ衛兵長=松方弘樹
カリオストロ公国特殊部隊“カゲ“=陸上自衛隊特殊工作隊
カリオストロ城の贋札印刷機=羽代新報の輪転印刷機
カリオストロ城から命からがら逃げて力尽きたルパンにクラリスがコップ一杯の水を与えるカットは原生林でのサバイバル訓練中に力尽きた味沢(健さん)に水筒の水を与える美佐子(中野良子)。贋札作成をスクープする不二子はスクープ記事を朝刊にこっそり載せようとする朋子(中野良子:二役)。劇伴が大野雄二なのでカリオストロ公国が丸ごと羽代市に見えてきます。さらには寒村で血塗れになる頼子(薬師丸ひろ子)の姿はまず間違いなく『もののけ姫』の元ネタになっているはずです。あの当時のひろ子に巨匠が夢中にならないはずがないです、死ぬほど可愛くて凛々しいので。
ということで東映のアニメなのに角川映画にしか見えないのがカリ城。本編自体はもう何回観たか判らないですがやはりスクリーンで観るのは格別、冒頭のカジノ襲撃からゴート札を橋の上でばら撒きながら突入するタイトルロール、炎のたからもの、大野雄二の劇伴と絶妙にシンクロするカーチェイス、何もかもが素晴らし過ぎて何度も泣きました。
本作の舞台が1968年だという観点で鑑賞してみましたが、だいたいルパンが大公のお屋敷で食べてるのは赤いきつね、銭形警部と埼玉県警の皆さんがカリオストロ城で食べているのはカップヌードル、ルパンがタバコに火を付けるのは100円ライター、全部1968年には存在しなかったアイテムなのでやっぱりメチャクチャ違和感あり。でも結婚式に上映するという発想自体は素晴らしいと思いますので毎年やって欲しいです。
あと気になったのは上映フォーマット。映像は8年前に観たデジタルリマスターの映像でしたけど、音声はなぜかモノラルになってました。初上映当時はモノラルだったわけでこれはこれで正なんですが音声が正面からしか聞こえてこないのは5.1ch当たり前の今だと逆に慣れるのに時間がかかりました。
僕たち世代には
劇場でやってくれるのは本当に嬉しかった
やっぱり家のテレビで何回見ても劇場での一回にはかなわなかった
セリフだってほぼ覚えていて、内容がわかっていながらも何回も見てしまうのはカリオストロの城が本当に優れているアニメーション作品だからだと思う
できることなら劇場でもう一度みたいと思った
ありがとうございました
可憐だの一言だけで最近のものより数倍良い
主役はルパンでありヒロインはクラリスなんだけど次元や不二子五右衛門とっつあんや警官隊にいたるまで各自が主役並みのインパクトを残しつつ主役の邪魔をせずいい感じで物語に絡んでいる。宮崎さん凄いよ
年一回TVで放送される作品を思うと今回の再上映を見てしまうと自分の中で神化している部分が壊れてしまうかなとも思ったが(最近のものは当たり外れがはっきりしすぎている印象あり)DVD等含め何年かぶりに見ても色褪せない。ましてはスクリーンで見るのは小学生の時以来、テレビ画面でみる時と異なりやっぱり大画面は良いと認識させられる作品、家帰ってからもう一度みました。
あとタバコを使ったシーン(ルパン&次元、ルパン&とっつあん)が良いのですが今は難しいでしょうね
大傑作
宮崎アニメは『風の谷のナウシカ』から映画館で見ているので、この映画がデジタル利マスターでスクリーンで見れるのはとても嬉しかった。しかしボロボロでもフィルムで見たい気持ちもあった。
改めて見るとルパンや次元、五右衛門、不二子は楽しげに振る舞っているが、実のところアウトローであり、陽のあたる場所を歩けない後ろ暗さや孤独さをひしひしと感じた。クラリスがどんなに慕ってくれたとしても受け入れないのは誠実さである。
結末で不二子がゴート札の原版を持って逃げるとルパンがオレにも寄越せとふざけるのだが、この映画の冒頭でルパンは車いっぱいのゴート札を全部捨てる。つまり偽札が欲しいわけでは全くなく、不二子にじゃれているだけなのだ。
カリオストロ伯爵は悪者であるのだが、クラリスとの婚姻を本当に楽しみしていたと思う。婚前交渉もせずにワクワクしていたと思ったら時計塔で針に挟まれて死んでしまう。気の毒すぎる。
宮崎アニメの原型的に場面がたくさんあった。修道院で育ったクラリスは無垢であるのだが、今後国を運営する立場になれば表も裏も知る事になり、きれいではいられなくなるであろう。そんな彼女の行く末に『ナウシカ』のクシャナの姿が偲ばれた。
銭形警部がルパンを追いかける様子は恋に破れたストーカーのようであり、追いかける行為そのものが生き甲斐になっているかのようでもあった。
小学生でテレビで見て、当時はビデオもなくカセットに音声を録音して何度も聴いたため主題歌も口ずさめる。中年になり改めてスクリーンで見ると、銭形とカリオストロ伯爵にとても感情移入して見た。
(追記)2021年10月13日
4Kリマスターでの上映で7年ぶりに見る。前回のリマスターの時は、新潟での上映が不明だったのでTOHOシネマズ日本橋で見て、その後イオンシネマ新潟南での上映があって、せっかくだから間を置かずに見た。なので劇場は3回目だ。
先日『未来少年コナン』をNetflixで見たばかりだったので、キャラの配置がだぶる。
ルパン→身体能力がほぼコナン
銭形→ダイス
カリオストロ伯爵→レプカ
不二子→終盤のモンスリー
クラリス→ラナ
手癖で『ルパン三世』をやったら大傑作が生まれてしまった、みたいな感じだろうか。だとしても素晴らしいことには変わりがない。活劇としても面白いし、ミステリーの配分もすごくいい。古代ローマの街並みが宝ものというのもスケールが大きい。
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