ルパン三世 カリオストロの城のレビュー・感想・評価
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ロマンティック・ルパン
宮崎駿監督が料理したルパン三世。
ユニークなキャラクターという素材を活かしながら、ロマンティックな風味に仕上げたのはいかにも宮崎駿監督ならでは。
銭形警部の「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です。」言わずと知れたロマンティックな名言は永遠に色褪せないでしょう。
永遠普遍の娯楽活劇に心盗まれる!
"ルパン三世(映画)" シリーズ第2作。
"金曜ロードSHOW!" で鑑賞。
原作マンガは未読、TVシリーズは未見です。
何を隠そう、本作にはなかなか縁がありませんでした。放送日は風邪を引いたり、仕事がなかなか終わらなかったりして、最初の方だけとか、途中からとか、最後の方だけとか、断片でしか観ることが出来ず…。「#何度目だカリオストロ」ってハッシュタグが出来てもおかしくないほどテレビ放映されているのに、今回初めてまともに鑑賞することが出来ました。
アニメならではなコミカル表現の中に漂うハードボイルド。圧倒的存在感を放つ魅力的なヒロイン。ダイナミックなアクション。カリオストロの城の秘密を巡るサスペンス。…
エンターテインメントの全てが詰め込まれていました。
宮崎駿の長編映画初監督作品と云うだけでもすごいのに、はじめからこのクォリティーなんてめちゃくちゃすごいし、ホントに天才だな、と…。本作の5年後には「風の谷のナウシカ」が誕生するのも納得出来ると云うもの!
映画とは何か。娯楽とは何か。活劇とは何か。ロマンとは何か。…これらを徹底的に突き詰めていけば、自ずと本作のカタチに行き着いてしまうんだろうなと思いました。それほど完成度が高い。だからこそ色褪せないのだろうし、誰からも愛される作品になり得てるんだろうなぁ…
ラストの名ゼリフ―「ヤツはとんでもないものを盗んでいきました。あなたの心です」をようやく全体の流れの中で聴くことが出来て、感無量でした。このセリフは本作鑑賞後の私にも当てはまりました。完全に心盗まれました…
[余談]
宮崎駿らしさと云うか、不二子ちゃんのお色気要素が皆無と云うのも面白い。その代わり、クラリスへのロリコン趣味と云うか、以降の宮崎駿作品にも共通している直接的なエロではない潜在的なエロをすでにぶち込んでるなぁ、と思いました。
[以降の鑑賞記録]
2023/05/05:金曜ロードショー
今まで見た中では断トツにいいアニメ
中学生の時に映画館で観て、めちゃくちゃ衝撃を受けた作品!
最初から最後まで飽きさせない展開に「何だ、このアニメは!」と何回観たことか。
時が経ってもその輝きは失っていません。
アクション、淡いロマンス、謀略、カーチェイス、印象深いセリフ。
至極の映画です。
特別なルパン
封切りは中1の頃
小3の時から好きだった初恋の女の子が好きだったのがルパン三世
この映画を見ると、いや、ルパンを見ると思い出します
甘酸っぱいストーカーの日々を
今から四十年も前なら「好き」と言えなかった男子は遅かれ早かれ今で言うストーカーのようなものじゃなかったのかな〜などと思うんですよ
情けないと今でも思います、でもあの頃の気持ちは今でもありありと思い起こすことができます
そう、銭形の名台詞
奪われたのは私の心だったのです
結局今も好きなんだからね
男子ってお馬鹿さんなのだな〜
ルパンといったらこれ!
これを見たことない人っているのかな?ってくらい、カリオストロの城は有名。何が良いのか
うまく説明できないけど、とりあえず、
クラリスかわいいよね。
ルパンが昔、カリオストロの城へ乗り込もうとしたが、失敗。命の危機に陥っているときに、
まだ子どもだったクラリスがそっとルパンに水を飲ませる。これがクラリスを自由にしてあげたい、恩返ししたいというクラリス誘拐の理由。てか、ルパン撃たれたけど、脅威の回復力。ところどころ、クラリスへの愛情深さが感じられる。
ある意味 最高傑作
宮崎駿の資質の一つはパクリが上手ということである。例えばこの映画で言うと話全体は王様と幸運の鳥という映画とそっくりである。またゴルゴ13の第一話を読めばそれが参考になっていることは明らかだろう。さらには城の中にどうやって入るかという アイデアはロビンフッドである。もっと言うと一つ一つのエピソードはアニメのルパン三世シリーズの中から拝借している。
にもかかわらず出来上がった作品を見るとまさに宮崎駿の映画となっている。この作品全体から醸し出されている爽やかな雰囲気。一つ一つの面白いギャグ。 主人公の強烈なキャラクターとヒロインの内に秘めた想いの変遷。城の構造を利用したアクションシーンの作り方の面白さ。 夢あり冒険ありギャグありロマンスありで心に残る作品だ。
これはジブリ作品ではないのであまり話題になることがないかもしれないが私の中では傑作である。千と千尋の神隠し、それに紅の豚と並んで三大傑作・・・いや多分これが最高傑作だ。
特筆すべきはこの作品は色が美しいということである。それは美術監督の功績であろう。ナウシカ以降は美術監督が変わってしまったので色使いが全体に汚い。宮崎駿作品で色使いが爽やかで美しいと言ったらこのカリオストロの城だけではないかと思う。いやその前に未来少年コナンがあったが・・・
またさらに特筆すべきもう一点はオープニングクレジットの美しさだ。この映画の主題曲が流れスタッフの名前が表示されていく冒頭部分がまるで一片の美しい、そこだけが独立した映像作品のようだ。こんな美しいクレジットを持った映画を私は他に知らない。
ルパンと湖底の城のイメージ!
観るのは2,3回目。ルパン三世の祖父のアルセーヌ・ルパンの物語は小学生のころに読んでて湖に没した城のイメージが残っている。
カリオストロの王家の片割れの実像は偽札製造の支配者。片一方は、純真無垢な王女。ルパンはその偽札をつかまされた道中で、王女の逃走劇に遭遇して、王女と出会う。そのときに拾った指輪の紋章から、王家に迫る。目的は偽札にまつわる宝なのか、その王女を救うことなのか、おそらく両方なのか。スリルあふれる怪盗物語。
ルパン三世の映画シリーズの中では最高傑作
小さい頃、1度だけテレビで観た事があるので大まかなストーリや印象的なシーンは覚えていました。
大人になってからどうしても映画館でみたいと思っていましたが、ちょうどチャンスに恵まれてみることができました。この作品はいつ見ても面白くて時代を選ばない作品だと思います。名セリフや名シーンが多く、私の中ではルパン三世の映画シリーズの中では最高傑作です。余談ですが、この映画の主題歌は加藤登紀子が歌っているとずっと思っていたのですが、実際は別の歌手の方でした。
ルパンと、ぜにがた刑事は、意外と気が合うんじゃないかと思った。 最...
ルパンと、ぜにがた刑事は、意外と気が合うんじゃないかと思った。
最後にルパンは捕まったのか。
ルパンが変装が上手い。いろんな兵器を持っててすごい。時計の針が合わさったときに、プチっていう音がいたけど、そのときにつぶれたのか。
洋画・邦画・アニメ。全ての映画の中でナンバー1の私的評価の作品
ルパン一味が囚われの王女を助け、偽札を製造する小国と戦う物語。
洋画・邦画・アニメ。全ての映画の中でナンバー1の私的評価の作品。
ルパン三世の魅力と、宮崎駿の魅力が融合した魅惑の一作です。
小国とはいえ国家という強大な敵、過去の因縁、隠された財宝、そして淡い恋と別れ。
アクションもカーチェイス、銃撃戦、乱闘と盛りだくさん。
ルパン一味は勿論、銭形、クラリスを含めてキャラクターの魅力も満載。
見所をこれだけ盛りだくさんにしても、それでもスッキリと受け入れられるストーリー展開も秀逸です。
当時放映されていたルパン2ndシーズンと比較して、映画全体ではシリアスなのも良いですね。子供は勿論ですが、年齢を重ねて大人になっても十分に楽しめる作品です。
まだ鑑賞されていない方は、ぜひ鑑賞してみて下さい。
1秒も無駄なシーンがない。何度でも観られる大傑作。見どころがあり過...
1秒も無駄なシーンがない。何度でも観られる大傑作。見どころがあり過ぎてどことは選べきれないんだけど「馴れ合いはせん」と言いながらルパンと銭形が協力して脱出する場面が凄く盛り上がる。銭形の役割が大きくて、この後もゴート札が存在する証拠をおさえるも上からの圧力で揉み消され...で、フジコの助力を得てリベンジを果たす。
ルパンも銭形も一度倒されてからの復活。
「これはニセサツだー(棒)」
「ルパンを追っててとんでもないモノを見つけてしまったーどーしよー(棒)」
この【とんでもないモノ】というワードがラストへの引き込みにもなっており、
ルパンを追っていたらクラリスの恋心も見つけてしまったというオチなのであった。
最高。
これは、不朽。
何度も金曜ロードショーとかで放映されているからあまり感じませんでしたが、自分が生まれるよりも前の作品なんですね。なんとも感慨深い。
言わば、宮崎駿監督の映画作品の源流ですよね。ナウシカや、ラピュタなど、後世の作品たちのエッセンスや構図が感じられました。劇場公開時はあまり興業が振るわなかったのが、なかなか信じられませんね。作品のヒットには、作品の魅力だけじゃなく、時代の流行りや運も必要なんだなとつくづく感じますね。
今のアニメ作品のような大迫力の映像!ではないけど、どこか柔らかい作画や、キャラクターたちの豊かな表情は他の監督作品にはない唯一の魅力ですね。クラリスは今見ても素敵すぎるヒロインです。
ストーリーも、カリオストロ公国の裏の悪事、カリオストロ城の秘密、クラリスの救出、いろんな要素が絡みながらテンポよく進み、最後まで目が離せなかった。次元、五右衛門の活躍がやや少なかったのがちょっと残念でしたが。「奴はとんでもないものを盗んで行きました。あなたの心です。」ももちろん名言ですが、個人的にはそれより、「バカなこと言うんじゃないよ。また闇の中へ戻りたいのか?やっとお陽さまの下に 出られたんじゃないか。」の方が好きですね。
あと、音楽も素晴らしい。ルパンシリーズのお馴染みのアクティブな曲は押さえ目に、オリジナルの優しくしっとりした曲が多く、作品の画風、雰囲気にマッチしてますね。主題歌の「炎のたからもの」がまたいい!この歌と「時には昔の話を」は聴くだけで少し泣きそうになりますね。
カリオストロ最高!4DX最低!
映画の内容に関して感想を具体的に書く必要もないだろう
昔の名作だし金曜ロードショーで何度も放送されたし動画サイトで観た人もいるだろうしツタヤとかで借りて観た人もいるだろう
映画comに感想を書くほどの熱心な映画好きがカリオストロを観たことがないなんて非常識極まりない
カリオストロの城と天空の城ラピュタはアニメ嫌いでも映画ファンなら絶対に観なければいけない作品です
鉄筋家族の作者は変人だからカリオストロ嫌いみたいだけどね
石原裕次郎が生前「映画は映画館で観るもの」という言葉を残したがまさにその通り
昔公開された名作を劇場で見ることができる贅沢
本来なら普通に観たかった
4DXだが僕は大嫌いだ
椅子が揺れたりミストとか煙が出たり有難迷惑の大きなお世話で全く楽しくないし気分悪い
たとえば東京都内にいると仮定してアトラクションを楽しみたいなら映画観たあと花やしきに行けばいいだろう
映画のキャラクターと同じ体験する必要なんかないし全く共感できない
男の人が喜ぶような作品で料理を作ったり受付をやったり朗読したりしてると下半身露出した男に背後から襲われるようなものがあるが4DXはそんな感じだ
選択できるなら二度と4DXだとかMX4Dで観たくない
あと合羽や着替えが必要なくらい濡れることはないから心配しないで
眼鏡は拭かないといけないくらいは濡れるので化粧は落ちるかもしれない
ボタンを押せば水は出ないので問題ない
それに美人はすっぴんでも美人だしブスは化粧してもブスだし化粧なんかしなければいいのにね
小学生の時に父に連れて貰った本作を40年ぶりに父親と再び観て感慨に耽る。
前回MX4D版の限定公開の際には都合が付かなかったのですが、今回公開から40年目の節目に、4DX版でも期間限定上映がなされる事を知り、小学生の時に父親に連れて行って貰った映画である本作を、今度は私が、年老いた父親を連れて一緒に観に行きました。
4DXの各効果も良かったのですが、やはり40年ぶりに、この想い出の詰まった不朽の名作を大きなスクリーンで鑑賞出来たことはかなり感慨深いものがありましたね。
私も、この宮崎駿初監督作品の『カリオストロの城』は、DVDもBlu-rayも持っていますし、金曜(水曜)ロードショーでも何度観たか分からないほど大好きな作品ですが、大きなスクリーンで観るのとは、やはり違いますね。
クラリスが乗った車が追われている際のルパンの乗るFIAT500による爆走カーチェイスもド迫力でしたし、クラリスが幽閉されているカリオストロの城の北塔まで、ルパンが、駆け足でビヨーン、ビヨーンって飛び移って行く大ジャンプシーンには思わず笑みで顔が綻びますね。
個人的には、やはり小さな一輪のお花と万国旗を出し、幽閉先の部屋でクラリスに元気をあげるシーンが何度観ても胸にジーンと来てしまいますね。
何気に、園丁(庭師の老人)がアルプスの少女ハイジのおじいさん(アルムおんじ)に似ているのも、宮崎駿監督作品ならではなんでしょうね。
主題歌の『炎のたからもの』が当時の昭和歌謡っぽくて、更にあの時代の森村誠一サスペンスシリーズや横溝正史ミステリーシリーズなどの連続ドラマのTV番組主題歌や歌謡音楽を彷彿させてくれて、頭をグルグル巡って耳からこの歌が離れなくなってしまいますね。
感想を書き出したらキリがないほどの名シーンに名セリフの数々ですので、それではこの辺で。
私的な評価としましては、
今作に関しましては、五つ星評価的にも星が五つでは足りないほどの大傑作だとも思いますので、それをまた4DXという様々なエフェクトの装置を駆使し活用して、体感させてくれて40年ぶりの劇場鑑賞の感動もひとしおでした作品でしたので、もちろん文句なしの★★★★★の満点評価が相応しいと思います次第です。
※鑑賞後に配布して下さった、入場者特典の特製名場面フィルム風の栞も小洒落ていて感激しました次第です。
初めての体験、何回見てもイイ!
カリ城は小学生の頃から何十回見たかわからない。
ビデオ、DVDもブルーレイも持ってる、金曜(水曜)ロードショーも欠かさずみたし。と思っていたが劇場では1回も見ていなかった。4DX版はもちろん良いが、大画面で見たからこそわかるリテール。
よくあんなこと手作業でやったなあ。
スタッフさん、素晴らしい。
観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ 恥ずかしながら初見です。
宮崎駿の初期傑作と名高い作品だがやはり傑作であった。宮崎駿作品は深刻なものよりこのような娯楽作品の方がずっと良いように思う。最後まで一気に魅せるドライブ感が最高。今でも少しも色褪せない面白さ・楽しさだが、主題歌が思い切りド昭和なのが笑える😁
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