乱のレビュー・感想・評価

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劇場公開日 2017年4月1日
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規格外

ロケにしろセットにしろ何もかんもがぶっ飛んでてとにかく凄い。あの城つくってしかも炎上させんのかよと。
シェイクスピアをベースにした舞台仕様の大袈裟な演技だけがどうも馴染めない。
しかし、あの音はすごく効果的でした。

カイギョーイ
カイギョーイさん / 2017年6月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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確かに黒澤作品の映像美は美しい
色彩がはっきりしてる

今の日本映画も見習ってもらいたい

力王
力王さん / 2017年4月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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20世紀を代表する名画

 黒沢映画が世界的に高い評価を得ていることは勿論知っていた。しかし敢えてDVDを借りて観るほどでもないだろうと高を括っていたのが正直なところだ。それが大きな間違いであったことがこの映画を観てよくわかった。
 4Kデジタル修復版で仲代の凄みのある表情を余さず観ることができたのは非常にラッキーだと思う。

 俳優陣はいずれも達者な演技振りで、寺尾聰の太郎、根津甚八の次郎は、気の弱い凡人が強烈なエゴイストたちに振り廻される情けない姿を遺憾なく演じきっていた。井川比佐志が演じた次郎の筆頭家臣の鉄(くろがね)修理は豪胆な武将の存在感にとても重味があった。
 凄かったのはやはり主演の仲代達也と原田美枝子だ。ふたりとも怪演という言葉が相応しい大迫力の演技だった。この二人が演じた秀虎と楓の方の強烈な思いがストーリーをぐいぐいと引っ張っていく。歴史は構造的に作られる面もあるが、こういった強烈な個性によって動かされることもあるということを改めて感じた。
 そしてピーターが演じた道化師の狂阿彌。権力に縛られない恐れ知らずのこういう存在を登場させることで、権威を相対化し、物語に奥行きを与えている。ピーターはほぼ出ずっぱりの大活躍だった。

 性格悲劇という考え方を16世紀末の演劇の世界に持ち込んだシェークスピアは、性格の齎す益と害が、権力者においては多くの人々の命にかかわる一大事であることを数々の作品で表現した。
 黒沢監督はそのひとつ、リア王をさらに大きなスケールで演出し、必然と偶然、同盟と裏切り、誠実と欺瞞を対比させつつ、壮大な人間ドラマに仕立て上げた。いま観てもまったく古臭さを感じさせない。人類普遍のテーマを表現した映画はいつまでも新しいのだ。
 音楽は武満徹。私には「死んだ男の残したものは」(詞:谷川俊太郎)の作曲家として胸に刻まれている天才である。ティンパニと小太鼓大太鼓を効果的に使って場面ごとに迫力のある印象を残す。武満の曲の指揮が岩城宏之で、いまとなってはビッグネームばかりのキャストとスタッフだ。

 20世紀を代表する名画のひとつである。

耶馬英彦
耶馬英彦さん / 2017年4月9日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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今となってはもう作れない映画

劇場で見たかった映画を観られたことに感謝したい。
面白く、素晴らしい映画である。黒澤明の良さに気付くまで、随分時間が掛かったが漸く理解出来る時期に至った。残念ながら、この先、これほど予算と時間を費やして作る邦画は無いだろう。巨匠に対する世界からのリスペクトがあってこそ、製作出来た最後の大作の一つだろう。テレビで培われた感性はどれだけのモノを作れるか?もはや何も期待しない。ミニマルな佳作は出るだろうが、資本を必要とする大作を作るには時代が余りにもロマンを排し、現実的になり過ぎている。old days,but good daysってところか…

shanti
shantiさん / 2017年4月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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馬鹿な親鳥だよ ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

映画「乱」(黒澤明監督)から。
作品のラストシーン、こんな台詞がある。
「神や仏は、泣いているのだ!何時の世にも繰り返す、
この人間の悪行。殺し合わねば生きていけぬ。
この人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ!
泣くな、これが人の世だ。人間は幸せよりも悲しみを、
安らぎよりも苦しみを、追い求めているのだ!」
たぶん、監督が伝えたかったことの一つだろう。
しかし私のアンテナには、途中、ピーター演じる「狂阿弥」の
こんな台詞が妙に引っかかった。
「蛇の卵は白くて綺麗だ。小鳥の卵は、シミがあって汚ない。
鳥は汚ない卵を捨てて、白い卵を抱いた。
孵った卵から蛇が出て来た。鳥は蛇を育てて、蛇に呑まれた」
我が子を信じ、捨てられ、殺されそうになった父親(秀虎)が、
狂った挙句に「ここはどこだ? 俺は誰だ?」と叫ぶと、
「狂阿弥」は「馬鹿な親鳥だよ」の言葉を投げ捨てる。
この例え話が、私は気に入った。
世の中には「うちの子に限って・・」と声高に叫ぶ親がいるが、
親バカも甚だしいケースを良くみかける。
子どもを育てるということは、楽しいことであるが、
非常に難しいということも、理解しておいて欲しい。
一番信じていた者に裏切られることほど、辛いことはない。
いつの世も、親子の関係は、切っても切れない課題なんだろうなぁ。

shimo
shimoさん / 2017年1月3日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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骨肉の争い 美麗流麗な画面たち

深い映画的なことはわからないが、それでも今の時代劇からは感じない美しさ、凛とした緊張感、迫力を感じた。旗持ちの足軽が縦横無尽に駆け抜け、騎馬武者はど迫力の突撃を見せる。
今の映画にはない。ましてや大河ドラマにもない。
これが黒澤映画なんだろうか?
今これを描いたとしても映像技術の進歩で画面が綺麗すぎてしまい、時代劇との相性が悪い。
いい具合の汚さ、男臭さが時代劇には不可欠だ。
顔は泥に汚れ、血潮が飛び、女は眉を抜いている。

映像の美しさもさることながら
人間の業、無常の描き方にもアッとする。

切れ者かと思われた次男があっさり女に掌で転がされ、追放された三男はその追放した父を信頼する。

幕切れにはあまり釈然としなかったが、ドラマになるのはいつも人間という生き物の面白さだということを切に感じる映画であった。

REDSTAR
REDSTARさん / 2016年5月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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心の失明

権力への欲望と執着、逆心、猜疑心、虚栄心など、真価を曇らせる人間の愚かさを、壮大な時代劇で描いております。騎馬隊は迫力ありました。
繰り返し大量に流された血の上に成り立つ権威という点は、戦国時代という設定故に特に強調されていたように思えます。
太郎(黄色・一)、次郎(赤色・二)、三郎(青色・三)と衣装と旗で色分けしているので、とても分かりやすいです。

残念なのは、大殿がゾンビにしか見えなくて何度も吹き出しそうになったこと、血液がペンキのように赤過ぎること、核心を突く台詞を放つ道化師役が、戦国時代としてはあまりに無礼で浮いてしまったことでした。

everglaze
everglazeさん / 2016年5月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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ストーリーはリア王なので、詳細は省くとして、とにかく画像というか、...

ストーリーはリア王なので、詳細は省くとして、とにかく画像というか、色の美しい映画だった。シェイクスピアの救いの無い物語を、色彩鮮やかに描く。仲代達矢も凄いが、原田美枝子の演技はマジ怖かった…。あ、ちなみに僕はピーターの演技が鼻につきました(笑)。これさえなければ…。

Hidetoshi Ota
Hidetoshi Otaさん / 2016年3月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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三本の矢

戦国時代の様式美が見事に結実し、外国映画のシェイクスピアものと比べてみても遜色はなく、ストーリーも比較的分かりやすい。
また美術セットよし、衣装よし、撮影よしと、さすがは「世界のクロサワ」の実力の一端を見る思いだったが、これもやはりデフォルメされた老けメイクが不自然だった仲代達矢ではなく、老将・一文字秀虎に実際の年齢も近かったはずの三船敏郎で見たかった。

みつまる。
みつまる。さん / 2015年6月12日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  興奮 知的
  • 鑑賞方法:映画館
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黒澤映画。キレイ

2〜3回くらい見たかな。

ストーリーもわかりやすい。赤青黄色。出演者も豪華で時代劇好きにはナイス。

かなりの大作だが、舞台は戦国時代の中部地方の山間かな。馬や騎馬が沢山出てくるので迫力が凄い。 今じゃここまで本格的な時代劇を作る人がいないんじゃ無いか?

イマイチなイメージの寺尾聡を使う以前の作品だと思う。良い。

44mm
44mmさん / 2015年3月6日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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『影武者』よりは断然こっち

黒澤明カラー期の時代劇ということでどうしても直前の『影武者』と比較してしまうけど、僕はこの『乱』の方が断然好きです。メッセージは少し説教臭いけれど、『影武者』では余り描かれなかった、『蜘蛛巣城』に勝るとも劣らない大規模な合戦、城攻めのシーンは圧巻です。話も面白い。『乱』は脇を固める俳優陣が良かったのですが、特に今回は『乱』から続投している井川比佐志さんが良い。『夢』や『まあだだよ』、『八月の狂詩曲』にも出演しており、黒澤カラー期の柱と言って良いでしょう。

えら
えらさん / 2014年12月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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大掛かりな哲学的舞台芸術のよう

総合80点 ( ストーリー:90点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )

 かなり金のかかった大掛かりな作品である。脚本も洗練されていて、哲学的・芸術的な香りがする。戦国乱世の厳しい世の中に浮かび上がる人間の性(さが)を切り出して、愚かさや野望や恨みが引き起こす乱とその悲劇を美しく物悲しく虚しく描いている。
 だが映画作品なのに何か説教くさいというか説明っぽい科白回しが気にかかる。シェイクスピアの「リア王」を基本にしているというせいだろうか、演出が映画というよりも舞台芸術のようなのである。私は科白をしっかりと覚えて今情感を込めてしゃべっていますよ、そんな印象を受けてしまって、映画としてはそこが気にかかって入り込めないことがあった。

Cape God
Cape Godさん / 2013年10月26日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  興奮 知的 難しい
  • 鑑賞方法:TV地上波、CS/BS/ケーブル
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