グリーンマイルのレビュー・感想・評価
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この役はトムハンクスがいい。そう思った。
人はなんのために生かされ、生きてゆくのか。時に奇跡のように美しい輝きを放つのも人間、悪魔のように残酷で醜い闇を生み出すのも人間。
人は皆、それぞれのグリーンマイルを歩くのだ。それぞれのグリーンマイルを明るくするのも暗がりとするのも自分次第なのだ。
自分の近くにある輝きを見逃さない心を持てますように。闇を闇と気づく心を持てますように。
そして、2001年9月11日に暗黒のグリーンマイルをアメリカは迎える。
薄気味悪い地獄の大団円。『私は死にたくない』配信して♥
『フランケンシュタイン』『アルジャーノンに花束を』『アンクル・トムの小屋』を大いにリスペクトしているのかなぁ?
殺し方の問題で、やっている事は一緒だ。この原作や映画をどう解釈して良いか分からない。但し、僕自身は死刑制度には反対で、例え社会勉強とか義務であっても、死刑などに立合いたいとは絶対に思わない。
外見から人を判断するな!って事だろうが逆を返せば、TATT◯◯の白人が悪者で大男の黒人が善人って言うのも偏見だと思う。
このTATT◯◯の白人の病気を奇跡で直せば良いと思うが。
勿論、この白人の警官の精神状態を何故直せないか?
こう言った映画は真面目に病気を直しそうとしている人に対する差別になると思うが。
『泰山鳴動して鼠一匹』地獄は終わらない。アメリカは偽善者の固まりだらけってことでしょ。
欧米諸国による人種差別の贖罪
罪なき有色人種を貶めて、判っていながら見過ごした、我が身、我が社会、国家を赦したまえ。
もう一つの刑務所物語‼️
フランク・ダラボン監督が「ショーシャンクの空に」に続いてスティーブン・キング原作の刑務所ストーリーを映画化した、生々しくパワフルに心を揺り動かされる作品‼️感動させてくれます‼️トム・ハンクスは「ショーシャンクの空に」を観て、この作品の監督と絶対組まねばと思ったのでしょう。しかし「ショーシャンクの空に」を超えることは出来なかった‼️トム・ハンクスは大体そのパターン‼️主演作を並べると有名な映画監督の作品が多いけど、その監督にとって3番手、4番手くらいの作品ばかり‼️なんか哀しい‼️この作品もマイケル・クラーク・ダンカンがトム・ハンクスを喰う存在感を発揮していて、彼の死刑シーンは映画史上最もつらい死刑シーン‼️
死刑囚の看守の話
神の力を持った冤罪死刑囚コーヒィが新人看守と凶悪犯を殺す。看守は葛藤しながらも無実と知りながらコーヒィに刑を執行する。
看守とネズミは力を受けて長生きする。
キリストになぞらえた節がある。
良くまとまった名作
不思議要素はあるけど、名作っぽい作品であり、飽きずに鑑賞出来ました。
ストーリーも丁寧です。
あ意味、予想しやすく、ある程度意表をつけて楽しめる。
演技もプロフェッショナルの見ごたえがある。
メイクとかの配慮も作品の理解を進めてくれた。
家族のような一体感
ヒューマンドラマの傑作と言えばこのグリーンマイル。
死刑囚として収監されたジョン・コーフィは、かなり大柄の黒人で、割と無口なので何を考えているか分かりづらい。しかし、ストーリーが進むにつれて彼の善良な人柄が明らかになるのと、癒やしの力を持つ特殊能力によって、刑務官達も彼に対して警戒を解き、徐々に信頼を寄せるようになる。やがて彼を含んだ囚人達と刑務官達は、家族のような一体感が出てくるというストーリーの構成が、ヒューマンドラマの傑作たる所以だと思う。その一体感の醸成に一役買っているのが、ミスター・ジングルスと名付けられた刑務所に住み着いているネズミだ。ジングルスを通じて囚人達と刑務官達に交流が生まれ、刑務所全体のアットホーム感が増している。
原作者と監督が同じ『ショーシャンクの空に』と同様、刑務官側にも囚人側にも人間のクズが出てきて、最後は痛い目を見る。このクズ達が映画のアクセントとして効いていて、温かいだけでなく痛快なストーリーとなっているのが、また面白いところだ。
囚人のデルの電気椅子での処刑シーンは凄惨そのものだった。ただでさえ惨いシーンなのに中々終わらず、結構長い時間見せられる。だが、長い時間処刑シーンを映すことによって『グリーンマイル』を観た人間に強烈な印象を残しているところが、残酷ながらも秀逸な構成だと感じた。
3時間と長めの映画だが、その時間に見合った傑作だと思う。
考察したくて あらすじ おさらい
オチンチンに痛みが走る
でっかい黒光りが 吸い取って吐き出して
ビンビン ハッスル 鞘の中
踏まれたちっちゃい灰色は
でっかい黒光りが 吸い取って吐き出して
レッツゴー サーカス 夢の中
ビリビリ電撃 激しく燃える 策は内緒にしておこう
悪人見抜いて 星を見て グリーンマイルを抜け出して
悲観的な寝たきり奥さん
でっかい黒光りが 吸い取って 悪人 消すため 吐き出して
握手で能力 引き継いだ
冤罪なのにビリビリ電撃 思い出話 どこまでホント
ショーシャンクと肩を並べる名作
午前十時の映画祭にて観てきました。「ショーシャンクの夜に」と同様に刑務所が舞台です。
私が特に強く感じた場面を2つ挙げます。
1つ目は、中盤にネズミを可愛がっていた罪人(フランス人かな?)が電気椅子で処刑された場面です。頭の上のスポンジが乾いていたため、顔が燃えあがるショッキングな場面です。思わず「ソウ」のデスゲームで使えそうと、不謹慎な考えが頭をよぎってしまいました。
2つ目は、コーフィーの処刑場面です。この場面は本当に複雑な気持ちになり、何とか救える方法がないものかと思っていました。
このサイトでは、「ショーシャンクの夜に」より満足度は低めに出ていますが、私が観た限り、ショーシャンクと肩を並べる名作だと感じました。
超能力を持つ優しい冤罪の死刑囚
午前十時の映画祭13にて。
大恐慌時代の1935年、刑務所の看守主任のポールは尿路感染症で苦しんでいた。彼ら看守の仕事は、グリーンマイルと呼ばれる通路を通って電気椅子に向かう受刑者たちに安らかな死を迎えさせてやることだった。この刑務所に身長2メートルを越す黒人の大男、コーフィが送られてきた。コーフィは双子の少女を殺害した罪で死刑囚となっていた。ところがこの大男は、ある日不思議な力でポールが患っていた尿路感染症を治してしまった。その後も、パーシーが踏み潰し瀕死のネズミを元気にし、脳腫瘍で錯乱状態だった所長の奥さんも治した。そして・・・.という自身が44歳の時に起きた話を108歳になったポールが語るという話。
序盤は看守のパーシーが乱暴でコネをちらつかせ嫌なやつとして、途中からは死刑囚のワイルドビルが加わり、この2人なんとかならないのかと思ってたら、ラストでスッキリした。
コーフィは無実で冤罪なのに死刑執行されなんとも言えない気分だった。
ワイルドビル役のサムロックウェルの憎らしさは半端なく凄かったし、大男コーフィ役のマイケル・クラーク・ダンカンの優しい顔は圧巻だった。それと、トムハンクスはやはり素晴らしい演技を見せてくれた。
最後まで余韻のある、色あせない名作です。
3時間という上映時間に迷っていましたが、こちらのレビューを見て、映画館で観ようと思い、出かけました。
結果、皆さんのレビューを信じてよかったです。
自分の今までとこれからを考えさせてくれる映画でした。
この世で一番体験したくない死に方を目撃したのは、ショックでした。
故意にそれを引き起こした職員であるパーシーには、何らかの人としての欠陥を感じました。
けれど、コーフィがパーシーにしたことには、違和感を感じました。
私が、日本人で、因果応報を旨としているからかもしれません。
罪と罰の概念があるのは、キリスト教だからでしょうか。
人が人を裁くこと。
社会を維持していく上では必要なことだろうと思います。
でも、私は、例え目の前に100億積まれても、絶対にしないです。
Z世代にこそ観てもらいたい作品
188分とかなり長めですが、どんどん引き込まれ気づいたらクライマックスでした。
ジョン・コーフィは「毎日愛が利用され、たくさんの人が苦しんでいる。それを感じることに疲れてしまった」と言いました。
今SNSを見ると楽しい投稿もありますが、荒んだ投稿や攻撃的なもの、妬みや信じられない非道なニュースが目に入り、ジョン・コーフィと同じ気持ちになってしまします。
ですがあなたが悪い訳ではありません。
自分の幸せを追い、誰かと比べず誰かを傷つけず、人生の最期に「楽しかった」と言いたいものです。
人を殺して許される存在があるとすれば、神だけだ
午前十時の映画祭にて鑑賞。
如何なる人間でも最後まで人として扱い、最期まで目を逸らさず見届ける。でなけば命の重みを見失ってしまう。電気椅子のシーンでは自然と息が詰まる。
ただ死ぬのを待ち、自ら死に向かって歩いていくなんて寂しすぎる。
題名は聞いたことあるけど知らない映画。名作中の名作。
泣けた・゜・(つД`)・゜・
題名は聞いたことあるけど知らない映画パート1。
戦争の映画かと思いきや、死刑囚と看守の不思議なお話。
心優しい死刑囚のお話。
号泣もいいとこ、めっちゃ泣いた。
体が大きく多分知恵遅れ?な黒人が、2人の幼い姉妹を殺した罪で死刑囚の監獄へ。
そのときに治したかった、間に合わなかったと言っていて疑問だったが、本当に治したかったんだな…。
病気やけが?を吸い取り治す。周りの悪いところも全部感じ取れてしまう。
冤罪だと知ったトムハンクスに、自分はもう疲れた、死にたい、って言わせるような世界が本当に憎い…。
しかし年齢が合わない、歳とりすぎてるなと思ったら本当に長生きだとはね。
20代で監獄の長官になるの凄いと思ったらすでに40代、50代くらいでしたか。
やはり名作と呼ばれるのは本当に良い作品だとわかる作品。
また見たい。
22.11.20 テラサ
【人間の善性と悪性そして罪と罰をファンタジー要素も取り入れて描いたヒューマン・ドラマの忘れ難き逸品。今作は、人間の喜怒哀楽全ての感情を揺さぶる見応え十二分の作品なのである。】
ー 久方振りに鑑賞したが、矢張り実に面白い。人間の喜怒哀楽を全て盛り込んでいるからである。
又、物語構成もトム・ハンクス演じた看守ポールの老年期から始まり、死刑囚収容所、グリーンマイルで起こった数々の物語をメインに、最後は再び老年期に戻るというモノでそこで、キッチリと人間の善性と悪性そして罪と罰を描き切っている点であろう。ー
■これだけの作品であるので、内容は割愛。だが、久方ぶりに見ても涙腺が緩んだところと、印象的なシーンを記す。<Caution!内容に触れています。>
・尿道感染症に苦しむ看守ポールが勤めるグリーンマイルに、ある日黒人の大男、ジョンが死刑囚としてやって来る。だが、彼は暗闇を恐れ乍らも人の苦しみを取り除く特殊能力を発揮する。
- あのシーンは、昔見た際には驚いたモノだ。-
・囚人デルが可愛がっていた、芸達者なネズミ、ミスタージングルズを無残にも踏みつぶした矢鱈コネを振り翳す新任看守パーシーの虫唾が走る行為の数々も、驚く程覚えている。
- パーシーがデルの処刑をワザと手順通りに行わなかったために、(頭に乗せるスポンジに水を浸さなかった。デルは電流が巧く流れずに焼け焦げてしまうシーン。
今作ではパーシーは、ビル(サム・ロックウェル:初見時には分からず。)と並んで人間の悪性の代表として描かれている。-
■グリーンマイルのハル所長の妻メリンダは、重い腫瘍に侵されていたが、或る晩、ポール達がジョンを連れてやって来る。(その際に、ジョンはビルに腕を掴まれ、彼が犯した自らが死刑囚になった事件を、観るのである。)
そして、ジョンは悪態をつくメリンダにそっと近づき、彼女の口から”悪いモノ”を吸い上げるシーン。メリンダはその後、別人の様に優しい言葉と自らの銀のペンダントをジョンに与えるのである。ここは沁みたなあ。
ジョンはいつものように、”悪いモノ”を吐き出さずに刑務所に戻る。
そして、牢の前を通りかかったパーシーを捕まえ、彼の口の中に”悪いモノ”を吐き出すのである。パーシーはビルを撃ち殺し、自らも魂が抜けたようになり、精神病院に入れられるのである。正に”罪と罰”である。
・ジョンの処刑シーンは観ていてキツイ。ポール達看守は脱走を勧めるが、ジョンは”世の中には悲惨な事が多すぎる。もう疲れたんだ・・。”と言って自ら電気椅子に座るのである。
・その後、物語はポールの老年期に戻る。
そして、ポールは仲良しの女性マーガレットを山小屋に連れて行く。そこにはナント芸達者なネズミ、ミスタージングルズが元気に走り回っており、ポールも彼女に”私は108歳なんだ”と告げるのである。
ー ジョンの不思議な力の恩恵を受けたモノは、不死ではないが長生きをする、とポールは語り、”それが、ジョンを救えなかった私に対する罰なのです。”とマーガレットに話すのである。-
<今作は、単純なヒューマンドラマではない。
人間の善性や悪性、そして罪と罰をファンタジー要素を絡めて描いた、見応え十二分の作品なのである。>
全110件中、1~20件目を表示