劇場公開日 2004年2月28日

「【英国人らしいユーモアとズルさ】 私掠海賊ってそもそもイギリスが始...」マスター・アンド・コマンダー 雨丘もびりさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【英国人らしいユーモアとズルさ】 私掠海賊ってそもそもイギリスが始...

2024年1月31日
PCから投稿

【英国人らしいユーモアとズルさ】
私掠海賊ってそもそもイギリスが始めたことなのに、本作ではしれっとフランス私掠船を悪役にして「単騎果敢に立ち向かうイギリス海軍!」みたいに物語を紡ぐオマ言うっぷりが、もう最高でした。

劇中曲も全部、ボッケリーニ(伊)だったりバッハ(独)だったり、敵国の作曲家の作品ばっか。
いいね~、このトボけたズルさ、とってもイギリスっぽい(笑)。

随所に挟まれるネルソン提督ネタも素敵。
オーブリー艦長が、士官候補生の少年にネルソンの伝記をプレゼントするシーンは胸が熱くなるし、
ネルソンの名言を丸パクりして「奇襲に勝機あり」と演説し、クルーたちがゲラゲラ笑うところも楽しいわ♪。

そしてエピローグの自虐性。
四角四面に生きていない英国人の矜持を嗜む黒い快作!

雨丘もびり