シザーハンズのレビュー・感想・評価
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寂しさと切なさに溢れるストーリー
ジョニーデップといえばこれかパイレーツ・オブ・カリビアンって感じがする。
切ない人造人間の話し。面白かったけど大人になって観てもやっぱりエドワード怖い
20151228 名作です。
ずっと昔に観たことがあり、大号泣した映画でした。主人公・エドワードの恋がせつなくて、哀しい。久しぶりにその感動を味わいたく観ました。やはりすばらしい作品です。キムがダンスをするシーンが美しく大好きなシーンでした。ファンタジックなストーリーの中に、人間の自分勝手な部分がよく描かれています。ぜひ、今の若い世代にも観て欲しい作品の一つですね。
単純そうに見えて奥が深いんじゃ…?
全て見終わった後にまず思ったのが、
「難しい役柄なのに、よくジョニデはやりきったなあ」…
…若きジョニデと侮るなかれ!
人間社会?に馴れるにつれ少しずつ社交性が出てくるエドワードは見ていて微笑ましかったです。
見た目は完全に悪なのに純粋な心を持つエドワードと無神経な人間たちの悪の対比が見ていて考えさせられる映画です。
最後に、エドワードが死んだとキムから告げられ、後を去る人たちの中で、「レイプされた」と嘘を振り撒いたおばちゃんが何とも言えない顔で、のそのそ去っていくのが印象的でした。
もう一度じっくり見たい映画です。
ティムバートン版「美女と野獣」
観始めてすぐ思ったのは、
街がカラフルでとてもかわいらしい反面、
エドワードの住むお城の中が全てモノクロで
全く対照的だな、ということでした。
エドワード自身も色がなく、表情も硬い。
それなのに、
街の人達より綺麗な心を持ってる。
不器用なエドワードと愉快な人達が
ところどころで笑わせてくれるけど、
最後はどうしようもなく切なくて
はがゆくて…。
エドワードの両手はハサミなのに、
誰の心も傷つけてない。
街の人達はちゃんとした手を持ってるのに、
エドワードをひどく傷つけてしまった…。
なによりの救いだったのが
エドワードを受け入れてくれた家族と、
彼の知らないところで味方になってくれた警官。
それからキムからの最後の別れの言葉。
最初から最後まで、
ティムバートンらしい映画だったと思いました。
ジョニーデップの演技もすごい!
この二人、やっぱり相性抜群ですね♡
音楽が神秘的
シーンを盛り上げる音楽と共に広がっていく、不思議な世界観。
英語、字幕なしで観たが、簡素な英語のため卒なく聞き取れた
「Hold me」
「I cannot」
のセリフは最高。ヒロインも可愛い。
終わり方もよかった。
素朴
エドが街に降りた時から
最後は不本意なことで
皆に追い出されるんだろうな
〜って薄々思いながら
みてたけど、それでもこの
作品の昔ながらの純粋さが
あって、とても良かったと思う
街の人たちは
最初は気味悪がるけれど
受け入れてくれる。
でもひょんな事で
すぐに手のひら返して
一気に邪魔者扱い。。
奥様方のリーダー的存在の人がいて
その人がnoといえばnoみたいな
かんじだったから、学校のいじめとか
そんなんに似てるなぁと思った
キムも最初は気味悪がるけど、
エドの心優しさを知り
最後にはエドをみんなから
命がけで守った。。。
やっぱり人のことは
近くで時間をかけて
理解していかないと
本当の部分は偏見とかが
相まってわからないんだろーなー
とか考えたり。。まー
いい映画でしたね!
良いね
有名作だったので前から気になっていたが、見終わってみたらその意味がよくわかった。短い映画の中に怒りや悲しみ、愛情と憎しみがしっかり織り込まれていてシンプルだけど濃い内容の映画だった。エドのステイ先の家族が良い人達過ぎてそこがまた良かった。
純粋な心に刺さる、、、
主人公のシザーハンズはとても純粋。
それは見た人に聞いたらほとんどの人がそう言うでしょう。
犬に優しく、何かと戸惑い、怒り方まで純粋。
最初は子育てをテーマにしたものなのかなという感じでしたが、だんだんご近所さんのような世論などが絡まってきて、それに振り回されていくのがわかりました。
ストーリーではそこはないだろって所もありますが、かなりオススメできます。
切ない切ない切ない…。 うわあああ泣ける。 最後のエドワードが追い...
切ない切ない切ない…。
うわあああ泣ける。
最後のエドワードが追いかけられてお城に戻って行くシーンは特に!ツライ。
あ、後愛する人を自らの手で抱き締められないのも切ないなあ。
エドワードは口数少ないのに可愛かったしジョニー・デップ演技やはり上手。
ティム・バートンも好き。
最初と最後のおばあさんがキムだったなんて…。
出てくる服も町並みもかわいい。
25年近く前の作品だったなんて驚きだった。
名作はずっと名作。
切ないものこそ終わった後の余韻が残る。
いい話だけどなんだかもやっと
城に住む怪物が町におりてきて、もてはやされたり軽蔑されたり・・・
という序盤、ファンタジーかと思いきや意外とそうでもない感じで、人間の生活になじもうとするエドワードの姿が面白かったです。
もてはやされ、あることを機に変わり始めるところまでの内容は好きです。
皆であつまってあることないこと話したり、事実を歪んでとらえたりする女性達の滑稽な姿も皮肉っぽくよく描かれていたと思います。
ただ他のティムバートン映画でもよく感じることですが、あれれ?という人間の感情描写に少し戸惑います。
警察官がわけもなくいい人すぎたり、愛していると感じたヒロインはいくつかあったであろう選択肢を捨てて結構あっさりめに結末を受け止めたり・・・ちょっと美しすぎるんですね人々が。
美しい人達ならもう少し全体通してファンタジックな方に寄ってほしかったし、そうでないのならもう少しリアルな物語に寄ってほしかったというか・・・。ちょうどそのバランスが中途半端で、もう少しどちらかに振り切っていたら個人的にはしっくりきたような気がします。
いい話なのですがちいさな「ん?」という疑問がいくつか残るからか、ちょっともやっとしました。
寛容と憎悪と
両手が鋏の人造人間。我々はこういう存在に対して、「危険」「怖い」という感情をまず抱くのではないだろうか。しかし、化粧品の訪問販売をしている中年女性ペグが彼に出会った時の反応は全く違う。
「なぜ一人でこんな暮らしをしている?寂しくはないか?」という相手への想像が先に立つ。そして、寂しければ「うちにいらっしゃい。」という底抜けの寛容である。
彼女の夫ジムも、ぶっきらぼうでマイペースな性格ながら、やはりシザーハンズに対してはなんの警戒も持たないのである。そして当初はさほどの興味を示さないのだが、彼なりの不器用なやり方で、シザーハンズに親身になっていく。
観客は、シザーハンズのしばしの滞在先となったこの家庭に対して違和感を覚えるだろう。それは彼らが住む街並みのパステルトーンの家並みと同じように、我々の知る日常とはかけ離れている。
しかし、我々はここで同時に、我々の日常が彼らの持つ寛容や想像力というものを欠いていることを知ることとなる。ペグの示す柔らかく温かみのある他人への接し方が、どれほど観客の住む世界には欠乏していることか。
自分をとりまくコミュニティーにうまく溶け込めない者にとって、この映画はどれほど温かさに溢れたファンタジーとなることだろう。
これはおとぎ話に過ぎないが、現実社会が不寛容や差別と憎悪に満ち溢れていることを思い知らされる皮肉に満ちている。
素敵でした。
主人公の台詞が少ないにも関わらず
あのジョニー・デップの目には
エドワードの素直さ、健気さ、愛らしさ、時に恐ろしさを感じさせられました。
本当に目が印象的でしたね。心情が素直に表れていました。
最後の、
「今までこの街には雪は降らなかったの。
でも彼が去ってから毎年、雪が降るのよ」ってもう、
おいおいおいおい、素敵すぎか、と。笑
いやこれはもう完全に私の好みなんですが。笑
他人から見えてるものと、そのものの本質は違うんです。ってことをこの映画は言いたかったのかなと感じました。
感情や出来事のあらすじだけに翻弄される
近所の方々を見て、ムカムカされた方も多かったのではないでしょうか。
世論の身勝手さや、いかに物事の経緯だけで翻弄されているのか、またメディアに左右されているのか、そんな私達にもグサリとくる描き方でしたよね。
確かに経緯だけを説明するとこうなんだけど、でも実際に起きたこと(事件)はニュアンスを含めると随分違ったりする。目に見えない、他人には伝わりづらい出来事のの要素だってすごく重要なんだ、と改めて思わされました。
他にも色々な風刺のようなものも込められていた気がして面白かったです。
昔話を聞いたような感覚でした。
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