「★ ニューヒロイン誕生とはならず」ヴィレッジ（2004）　みつまる。さんの映画レビュー（感想・評価）

『シックス・センス』をヒットさせ、一躍有名監督の仲間入りをした果たしたシャマランだったが、そのメッキが剥がれ落ちるのも早かった。

完全なる一発屋 ！

単純な謎を思わせぶりな演出により、最後まで強引に引っ張って行くのが、悪名高きシャマラン商法の主な特徴である。
中には ヒッチコックの再来と持ち上げていた評論家もいたが、全然似て非なるものだと思う。
だいたいサスペンスの神様と比較すること自体、ヒッチコックに対して失礼ではないか。
今回そんな錬金術師が試みたのはロン・ハワード監督の実娘ブライス・ダラス・ハワードをスター女優に仕立てることだったのか。『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメントを天才子役に育て上げた、あの素晴らしい夢をもう一度！