トラペジウムのレビュー・感想・評価
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自分にとっての幸せを問われるような感じ
自分は何の為に生きているのか、自分にとっての幸せとは何かを問われる映画だなという印象。自分に迷いがある人は鑑賞してみても良いかもしれません。起承転結がかなりハードモードです。高山さんだからこそリアルに描けたキャラなんだと思うんですけど、アイドルのドキュメンタリーを映画にした感じなんで感情がとにかくリアルなんですよ。爽快感満載な青春群像劇と人間の醜さ全開を掛け合わせた作品です。まぁ、ここまで語っておいて面白くはなかったんだけど笑
ちなみに高山一実さんと西野七瀬さんは作中で出演シーンあるので、もし観に行くなら探してみてください。
なんかフワッとした感じ
なんかフワッとした動悸、出来事、目標が映し出される。終盤でその辺が結びついて結実していく。バックボーンもその辺で掘られる。
全体的に鮮やかさは無かった。ただただ策士が策に溺れていく様が描かれているように見えた。
始まりはテレビアニメの様な感じ。リコリスリコイルの最終回は映画っぽい始まりだったが逆のパターン。これはあんまりお得感を感じない。
人集めをする主人公。東西南北も名前に由来してないからそこまでキャッチーかな?という疑問。私は親戚に東西南北が揃ってるから余計にそう思うのかな?
テレビスタジオでの歌唱シーンは上手くCGを使ってて流石。ちょうどアニメに溶け込んでしっかり動いてた。
主人公が嫌なヤツってなかなか面白い設定だったがもうちょいなんか出来たんじゃないかな?
叶えたい夢がある人に見て欲しい…✡*✧
私は普通に主人公のこと好きだなぁって思う。年齢が近いのもあるし、それが叶えたくて叶えたい夢であるほど周りが見えなくなる気持ちもわかる。高校生って聞こえはもうすぐ大人だけど、本人にとってはそんな実感とか全くない、幼稚でバカで目の前のことが精一杯なそんな親近感を見れた気がする。
性格悪いっていうのは否定しないけど、今の女子高生なんてみんなあんな感じだから笑
逆に最後自分が周りを傷つけたことに気付けて大人になったんじゃないかな…
西南北の女の子達も一人ひとり魅力的でかわいい子ばかりでほんっとに面白い!
負の感情全部捨てて、彼女達の成長物語として見て欲しい
残りの星0.5は原作のあの最後の一言を入れてほしかった…!
小説もぜひオススメです(。・ω・。)ノ
アイドルそろばんずく。悪逆非道のサイコパスヒロインを、三人はなぜ赦して受け入れたのか。
なんだか、妙なアイドルアニメを観てしまった(笑)。
出来が良いんだか悪いんだかも、
後味が良いんだか悪いんだかも、
しょうじきよくわからない……。
意外と狙い通りに作られている気もするし、
稚拙な部分と手の込んだ部分のバランスが実に不思議な感じ。
すくなくとも、まともなアイドルアニメでは全くなかった。
昔、『アイドルマスターシンデレラガールズ』の放映時に、「くもらせすぎだ!」「いやそんなことはない!」と、毎週明け方まで某まとめブログのコメント欄で、1000コメカンストするまでアンチと論争していたのを、懐かしく思い出す。
いやあ、今回のくもらせかたは、そんなどころじゃなかったよ(笑)。
原作未読。
乃木坂のメンバーも、数名くらいしか見分けがつかないレベル。
予備知識ほぼゼロで「地方の女子高生たちがアイドルを目指す」程度の認識で観に行ったので、あまりの内容の狂いっぷりにのけぞった。
ヒロインの東(あずま)さんは、完全なサイコパス。
「アイドルになる」という夢のためなら、なんでもするキ●●イだ。
自らが東高の東で、残りが西南北。そんなアイドルグループを結成するために、西地区と南地区の目を付けてあった美少女を突撃訪問してスカウトしにいく。
しかも、なぜか真の目的は明かさない。あくまで「友達になろう」という体(てい)で、近づいて、お互いが仲良しになることを優先する。
彼女はオーディションではなく、あくまで「地元のテレビ番組に目をつけられてスカウトされる」ことを目的に、自然な形で四人の仲間を集めようとするのだ。
そのために大谷君のノートのような「未来予測ノート」をみっちりつけている。
そのうち北地区の美少女で向こうから声をかけてきた娘が出て、いよいよ東西南北の四人が揃う。東さんは、地元の城でのボランティア活動を通じて、テレビ局の取材を虎視眈々と待ち続ける……。
とまあ、出だしの荒唐無稽ぶりはひどいものだ(笑)。
アニメだから許されるような設定で、とてもまともな小説の「ふり」とは思えない。
だが、そのうちこの物語はそれなりの深化を見せ、サイコパスヒロインと仲間たちの成功と失墜、友情の交歓とその崩壊を描くことになる。
後半はそれなりに良く出来ている分、前半のあり得ないようなスカウティングのくだりのおかしさが余計に目立つ。
たぶん、これは原作自体のもつ問題なのだろう。
おそらく「初めて小説にチャレンジする」原作者の髙山さんが、最初は不慣れな手つきで、バランスの悪いアイディアをもとに書き始めてしまったのではないか。
それが、書いているうちにどんどん作家的技量があがって、思いがけず深いところまでアイドルの闇を描くことになった。最初の土台の段階では素人丸出しだが、その上に上手い具合に後出しでそれらしい内容を書き継ぐことに成功した。
このアニメのバランスの悪さ(アホな設定のわりにシリアス化する)は、原作者の短期間での作家としての「成長」が生んだ結果ではないか。
もう一つ、この物語の不思議なところは、最初からヒロインの東ちゃんがカオティックでサイコパスでピカレスクであること自体は何ら隠していないのだけれど、ストーリー展開自体はヒロインの野望に寄り添った「成長譚」「成功譚」のように描かれている点だ。
すなわち、蟻の浮いたみそ汁捨てたり、ノートに酷い分析してたり、相手に舌打ちしたり、急に不機嫌になったり、仲間に捨て台詞はいたり、東ちゃんが頭がおかしいってことはむしろ丹念に描きこんで来るんだよね。
だいたい、自分だけは本名の「東高の東ちゃん」で、他の三人はまるで違う名前なのに「北ちゃん」「西ちゃん」「南ちゃん」呼びに誘導してるってのは、友情なんか嘘っぱちで自分の理想のユニットの数合わせのためだけに集めた木偶人形だと最初から言っているようなものだ。設定自体のなかに、東ちゃんの自己愛性パーソナリティー障害はしっかり描き出されている。
だが本作の場合、ヒロインの悪行はしっかり描きつつも、なんだか総体としては「ヒロインの夢が叶っていく」良い話みたいに、一見感じられるような不思議なバランスで作ってある。すくなくとも、東ちゃんに対してそこそこ宥和的に、ある程度の共感性をもって寄り添って描いているのは確かだ。
「そこまでろくでなしだってそっちから強調しながら、お前らは俺たちに大らかな心でこの娘を愛でろって言ってるのか??」ってまあ、どうしてもそんな気にはなるよね。
「どう考えても共感しがたいヒロイン」の成り上がりを、たとえば松本清張の『黒革の手帖』とか『わるいやつら』みたいに、きちんと「悪」として描いていれば違和感も逆に軽減される。だが、それを応援するかのように描かれると、どうしても胃もたれしてしまう。
(書いてて思ったけど、大きな野望のために対人関係まで考え抜いて策略的に構築して、善行を積んでキャラづくりに励んで、なんだかんだで回りのみんなからは愛されてるって、ちょっと『コードギアス』のルルーシュっぽいよね。)
たぶん、一番理不尽なのは、ある意味やっていることに悪の一貫性があって筋が通っている東ちゃんのほうではなく、噓に噓を塗り固めた関係性を押し付けられて、無理やりアイドル稼業までやらされながら、簡単に東ちゃんを許し、恒常的な友情を結ぶことを選んだ「三人のほうの異常性」にあるのかもしれない。
このいびつな関係性を「作品の不出来」として責めるのは簡単だ。
「そんな人見知りで人前にも出たがらない娘が、騙されたからってアイドルなんかやるわけがない」「本当はやりたがってるのは東ちゃんだけなのに、他の三人があんなに簡単にデビューを受け入れるわけがない」
僕もそう思う。とくにテレビ局が地元の可愛い東西南北ということでテレビの女子高生レポーターとして出演させるあたりから、曲を与えてデビューさせようとするところまでは、かなりの懸隔があって、だいぶ展開としては無理があるんじゃないか、と。
ただ一方で、こうも思うのだ。
原作者の髙山さんは、正真正銘の乃木坂アイドルだ。実際にデビューしてアイドルグループに身を置いていた人物である。そんな人間が、「実際には芸能界にはいないようなキャラクター」を果たして造形したりするだろうか?
西ちゃんも、南ちゃんも、北ちゃんも、実際に身近でこういうタイプの娘がいたからこそ、こんな感じのキャラクター造形になっているのではないのか?(もちろん、東ちゃんのようなアイドル道を虚仮の一念で突き進む、妄執に囚われたサイコパスもまた思い切り身近にいたのでは?)
そう考えると、異様にお人よしで、自分たちを騙して罠にはめて貪り尽くして出汁に使った東ちゃんを受容してしまうような三人については、こういうタイプが芸能界には「本当に居るのだ」と思って観たほうがいいのかも。
一番この中で分かりやすいのは、実は南の華鳥蘭子ちゃんだろう。
何故なら、この娘には「縦ロールにしてテニス部に所属してお蝶夫人を自称している」という珍妙なキャラ付けが敢えてなされているからだ(いつの時代の娘だよw)。
お蝶夫人は、もちろん『エースをねらえ!』のメインキャラの一人である。あの作品におけるお蝶夫人というのは、一見ライバルキャラにみえて、実は超のつくお人よしだ。
岡ひろみと宗方に食い物にされて、さんざん踏み台にされ、練習台にされながら、全力で岡のために尽くし続ける哀れなまでに善意の人物である。
かつて大泉実成は『消えた漫画家』のなかで、『エースをねらえ!』は「グルイズムの漫画」であると喝破した。要するに宗方という絶対的なグルがいて、それにひたすら盲従する岡ひろみという巫女がいて、その成功のために登場人物全員がすべてを喜捨して尽くし続けるという物語の異常性を、新興宗教の構造と同様であると指摘したのだ(原作者の山本鈴美香は実際に、父親の創始した新興宗教の巫女でもある)。
あまりこの話に深入りしても切りがないが、要するに華鳥蘭子というキャラは原作者によって、「無条件に東ゆうに尽くす善意のキャラ」としてアプリオリに設定されているということだ。常に宥和的で、お母さんのように気を遣い、全員の幸福のために間を取り持ち続ける優しい女性。その背景には絶対的な富と家柄という優位性がある。
北の亀井美嘉ちゃんも、蔭のある曲者のキャラクターだ。
この娘の場合、他の二人は東ちゃんが目をつけて自分からスカウトしたのに対して、北ちゃんのほうから声をかけてきて仲間に加わった経緯がある。東ちゃんからすると、彼女はアイドルとしては「ごまめ」であり「追加メンバー」に過ぎない。小学校の幼馴染だが、顔がわからないくらい変わっていて、東ちゃんは家で自己実現ノートに向かいながら、「顔が違う」といいつつ思い切り「整形」と書き込んでいる(こ、こわいよ!w)。
要するに、東ちゃんはこの娘を他の二人より「下に見ている」し「作り物の美少女としてバカにしている」。北ちゃんは自分の顔が変わっていることを東ちゃんには「知られている」わけだから、自分が偽物の美少女であることも自覚している。
しかも、北ちゃんが東ちゃんに近づいた真の理由は、かつて彼女に救われたことでヒーローとして絶対視していて、ファン第一号だったからということが最後に明かされる。
要するに、この二人には「お互いに気付いていないが」明確な「主従関係」があり、北ちゃんは東ちゃんにかしずくように設定されていて、それを東ちゃんも無意識下で理解している。
北ちゃんが彼氏をつくって裏切ったことで、東ちゃんがあれだけ切れたのは、単純にアイドルの掟に反したからではない。まさか一番の飼い犬に手を噛まれるとは思っていなかったからだ。
一方で、北ちゃんの自信の無さ、自分の無さ、依存性、盲従的態度、ボランティアでなんとか自尊心を充たす姿勢などには、「男性に対してもそうなりがち」なキャラとして一貫している。
一番ややこしいのは西の大河くるみちゃんで、とりわけ「なんで東ちゃんに付き合ってアイドルなんてやってたのだろう」と思わされるキャラでもある。
ただ、こういう内気で、人見知りで、コミュ障で、メンヘラだけど、男好きのする可愛さがあって、そのことに実は自覚的で、萌え袖の服を敢えて着ていて、なにかのエクスキューズさえあれば「輝ける」準備をしている娘って、実はアイドルにはたくさんいるのではないだろうか。
学校ではいじめられていた、ハブにされていた、誰とも口をきかなかった、といった話を口にするアイドルがどんなに多いことか。そしてアイドル稼業のなかで追い詰められ、メンタルの不調に陥り、異常な振る舞いの末に辞めていく娘がどれだけいることか。
やたら可愛いのに人見知りで、やる気がないのになぜかアイドルをやろうとして、向いていないので壊れていく子たちを、髙山さんは間近でたくさん見てきたのではないか。
西ちゃんの極端なバランスの悪さと、「友達」という言葉への途方もない執着と、それでも東ちゃんへの「依存」が解けないその姿には、髙山さんが見てきた「もっとも生々しいアイドルの姿」が刻印されているのではないだろうか。
こうして考えてくると、『トラぺジウム』という作品の核心は、アイドルになるという虚栄を「宗教的情熱」として捉えている部分にあるのではないか、という気がしてくる。
東ちゃんはアイドル道の「布教」のためなら、偽りの人間関係を構築することも辞さない。
最終的に彼女たちを「アイドル」というフェイズに高めてやれるのなら、それは彼女たちの利益にもなるからだ。
彼女は宗教的情熱をもって三人を教導し、三人は信徒として行動をともにすることを選んだ。それは洗脳だし、友情の在り方としては偽りの虚構ではあったが、たしかにそこで生まれたシスターフッドは現実の幸せでもあったし、ひとときのアイドル活動は彼女たちの自負心と自己愛を満たしてくれた。
そう、アイドルを目指すということは、単なる夢でもビジネスでもない。
ある種の狂気であり、ミッション(宣教)なのだ。
そんなメッセージを感じ取りながら、僕は映画館を後にしたのだった。
星座になれたら
冒頭から作画が非常によく、OPの演出や色遣いも素敵だったのですが、そこがピークでした。
とりあえず、一貫してゆうの性格が悪すぎる。
序盤は若さとガムシャラさだと捉えて流してましたが、「彼氏いるなら友達にならなきゃよかった」は最低。
しかも恐らく、本人の台詞にもある通り「言い過ぎた」だけで本音だろう。
被害者の会を結成してもおかしくない他の3人がアッサリ許してるのも腑に落ちなかった。
3人全員を“ぼっちキャラ”にしたのも失敗では。
ゆうの我儘に付き合う理由が「初めて友達ができて嬉しかったから」だけに見えてしまう。
結果的にゆうがそこを利用した形にもなっちゃうし。
そもそもデビューまでの流れがご都合主義にも程がある。
くるみが発狂するのはさもありなんなのだが、その前に素直にアイドルやってたことの方に違和感がある。
ゆう以外に動機もモチベーションもないのに、そういうの全部すっ飛ばしてるんですよね。
ラストも、「なんやかんやでアイドルになれました」では感動も何もない。
デビューライブ(どう見てもスタジオ収録だが)はCGと作画の繋ぎも自然で凄かった。
全編を通して撮影による光の処理も見事。
曲も悪くないし、声優も極端にヒドい人はいなかった(老人2人は原作者へのご褒美ということで…)。
なので、完全に脚本で台無しになったパターンでした。
美嘉が「ボランティア仲間」にキレるシーン、次に会うとき普通だし、どこにも繋がらないし、要る?
社長のボタンがやたらデカいカットがあったのと、サラッと流された美嘉の「顔も変えた」発言が気になる。
主人公に共感できないのが残念
予告ではそれほど惹かれなかったのですが、長編アニメは好きなので、公開2日目に鑑賞してきました。期待していなかったぶん、それなりに楽しむことができました。
ストーリーは、アイドルになることを夢見る高校生の東ゆうが、自身が街の東にある高校に通っていることから、南と西と北にある高校のかわいい女の子と友達になり、4人組アイドルとして売り出すことを計画し、華鳥蘭子、大河くるみ、亀井美嘉らと友達になり、さまざまな活動を通して注目を集め、テレビ出演、アイドルデビューと順調に夢の階段を駆け上っているように思えたが、少しずつメンバー内にすれ違いが生まれていくというもの。
アイドルをめざす東ゆうが、夢に一途で、積極的に行動を起こす姿勢は嫌いじゃないです。むしろその潔いまでの暴走っぷりに感心してしまいます。しかし、野心家で計算高く、他人の気持ちを顧みず、利用することしか考えていない本性には、どうしても共感できず、ずっと一歩引いて観ていました。
メンバーを見渡しても、華鳥蘭子はともかく、残り二人が前向きに協力している姿にもずっと違和感を覚えていました。そもそも人との関わりを煩わしく感じているような大河くるみと、日の当たらないボランティア活動に勤しむ亀井美嘉が、テレビ出演に興味を示し、アイドルデビューに向けて練習に励むなんて、キャラ設定がブレ過ぎではないかと思います。
そんな感じで、イマイチのめり込めず、冷めた気持ちで観ていると、案の定、不協和音が響き始め、気持ちのすれ違いから和が乱れていきます。ここでキャラたちの本音が見え始め、やっとおもしろくなってきます。ここまで自己中だったゆうが孤立していく様子に溜飲が下がり、久しぶりに再会した美嘉が語る思いに熱いものが込み上げてきます。
この再会で、美嘉が協力的だった理由もわかり、ゆうが自身を省みることにもつながり、物語は収束へと向かい始めます。終盤になって、ここまで長く続いたモヤモヤやストレスが一気に解消されていきます。その後のゆうの成功も、ちょっと出来過ぎな感じはしますが、後味は悪くないです。
そんな感じで、終わってみれば、夢に向かってがむしゃらに突き進むことは悪いことじゃなく、真剣だからこそ困難や挫折に深く傷つくこともあるけれど、だからこそ多くのことを学び、深く心に刻まれることもあるはずと教えてくれる、よい作品でした。この結末のために、主人公はあえて共感を得にくいキャラ設定だったのかもしれませんが、周囲も彼女の思いに気づきながら協力していたのなら、もう少し早い段階で衝突したり、それぞれの本音を語る場面を加えたりして、観客がそれぞれに共感しながら応援できるような展開だとさらによかったです。そうすれば、もっと熱い友情や絆を感じさせる物語になったような気がします。
キャストは、結川あさきさん、羊宮妃那さん、上田麗奈さん、相川遥花さんらで、声優陣が主要キャラをが演じているので安定感は申し分ないです。その陰で、脇キャラに高山一実さん、西野七瀬さんら乃木坂メンバーを起用していますが、あえてお爺さん役にした意味がわかりません。
アニメで例えるなら最終話【は】よかった
原作は知らずに視聴。
アイドルまでのサクセスストーリーかな?とか思ってみたら、自己中女と巻き込まれ善人の友情(仮)物語。
まずはじめに、、、主人公が徹頭徹尾嫌いで好きになれない。アイドルになるために画策することは悪くないけど、色々最悪すぎる。もう少し他の人を尊重しろとか、勝手に自分で進めるなとか、強引すぎるとか、ちゃんと謝れとか、みんながみんな自分と同じようになることが幸せだと決めつけるなとかとか、、、、キリがない。
流されすぎる他のみんなもどうかと思うところはあるけれど、だとしても酷い。それ故にずーーっと嫌だった。
ただ、仲間がいい人すぎる。対照的に見てるから最高。ホントにもっと怒っていいだろってところもすごい寛大。
ストーリーは、アイドルになる話?の割にはあんま躓かずにサクサク成功していく。どっちかって言うと、やる気の違いによる方向性の違いがメイン?な感じ。
初めは、主人公が嫌いなのは置いといて仲のいい東西南北が良き!!不穏になってからはずっと嫌な気持ちが続く。最後は割と綺麗に終わったので少し感動出来て良かった。
まぁ、総称して割とリアル?な人間関係で微妙な気持ちにはなったけれど、仲直り・文化祭・10年後と最後の方は感動も出来るし良き!あと、歌が神ですね!
追記:写真家のあいつ、めっちゃ良い奴だね!
実はSNSで評価が割れているのを知って確かめるために見に行った口で...
実はSNSで評価が割れているのを知って確かめるために見に行った口です。
いろいろアニメ映画を見ましたがこの映画の主人公はどれにも当てはまらない性格をした子です。(男性キャラなら少し似ているの思いつきますが)
正直こんな子が近くにいたらあまり好きじゃない。
ただ「いろいろ壁があってもみんなで頑張れば乗り越えられるよね!」といったありきたりの成功物語じゃないところは評価できる。
むしろ身勝手な行動はいずれ破滅に向かうということを綺麗事なしに描いていることに潔さを感じる。
映画というエンターテイメントにすべきかは疑問が残るが今のところ最近見た映画でベストです。
原作未読だが楽しめる人間臭さが魅力の主人公
前半だけならありきたりな物語だったが、後半へのプロローグと考えれば素晴らしい
原作者ご本人がアイドルグループにいて、地元の房総が舞台なので、体験談?と感じる部分がある。果たして、、
とにかく主人公の野心が憎らしくもどこか人間味があり、見る人の人生観で感情も変わると思う。
高山さん作詞のエンディング曲は作品のまとめとしてピッタリ
なかなか難しい
原作未読
出だしから主人公には全く共感できませんでした。
最後には皆が幸せになっているようだったので良かったですが…
今時の世界観なんだろうけど、ある意味怖い部分もあったかな。
キラキラのアイドルの映画と思うと、ちょっとビックリするかも。
原作を読んでみます。
原作未読。酷いヤツだが生っぽさが割と良かった
オーディション落ちまくったアイドル志望の女の子が計画的に自分の夢を叶える為に友達のふりをして周りを巻き込んでいくんだけどまぁRPGのクエスト感覚とか強烈な自己中ぶりとか他人の痛みに鈍感なとこが10代あるあるって言うか、これくらいじゃないと芸能界生きていけないぞってかんじ。ホント自己中で他の三人を道具としてしか見てなくてなんだよコイツってなる。でも怒った後にすぐ落ち込んだり普段は礼儀正しかったり自分の夢に真っ直ぐ過ぎるのは観ていてわかる。友人にはなりたく無いけど(笑)
他の三人が聖人過ぎる。6年後に会ったら和解出来たならわかるけどあのタイミングで和解して感謝を述べているのもスゴイけどそこで自分はアイドルを諦めないって宣言する東は徹底してイカれてる。
ラストは何かキレイに纏めて良い話しにしてるけど消化不良だよね。尺が足りな過ぎ。
6年後に二人目って亀井ちゃん?てのもまぁリアル…
あ、ライブシーンは良かった。あえてTVカメラの後ろからの映像にする事で虚像としてのアイドルが良く出ていたかな、と。
良い作品だと思いますが、ハマれなかったです
ストーリーもアニメとしての作画も良くできており、作品としては楽しめます。でも、ピンと来るものはなかったな〜、という感想。
まず、ストーリーは「理想と現実の間」で葛藤し、少女は大人になっていく、という王道の青春もの。何ものでもない何かに成ろうとして、結局は自分以外の何もでもない、唯の自分なる。まあ、王道であるから故に、間違えのないストーリー。
続いて、Clover Works制作の美しい作画。アバンからオープニングがグッと引き込まれました。南房総の明るい景色と、薄暗い渋谷や東京に街並みの対比とか、光を使った情景描写も見事です。
声優も上田麗奈と洋宮妃那の主役級がしっかりして、良かったと思います。1点あえて苦言を言えば、爺さまズのモブが酷かったぐらい。まあ、年寄り役ってかなり難しいと思うのでね〜。
ピンと来なかったのは、結局最後まで登場人物やテーマに感情移入出来なかったから、ですね。要は「ハマれない」ってこと。
ヒロインの東ちゃんはイマイチ掴みきれなかった。根は「腹黒ボッチのドルヲタ」なんでしょうが、もっとデフォルメしてくれたら、入りやすかったかな〜?素で入るなら、意外と常識人であるお蝶夫人か、カメラの兄ちゃんだったのですが、あまりキャラの深掘りが無かったで、、、
やっぱ、作品テーマであるドルヲタでないと、ハマれないのですかね〜
物語の大きな流れは「Tari Tari」なんですよね。テーマがアイドルか高校の合唱なのか、の違いです。あちらの方が、それぞれの想いにスッと感情移入できたので、劇場版って尺が影響していたかもしれません。
主人公の未熟に起因する破綻した仕事の当然な帰結
失敗を描くビジネス映画として出色の出来。見るべき映画だ。
女子高生 東ゆうは地方都市に住むアイドルワナビーである。
彼女はアイドルという「ビジネス」を進める上で3つの間違いを犯している。
1.同僚に対する目的の意図的な隠蔽
アイドルになりその仕事を続けて活躍することが活動目的と最初に伝えていないこと。お互いの目的が異なるのだから、プロセスが進むほど同僚との間で見解の不一致が広がる。
腹黒と感想ではよく言われるが、当然ながらこの事実はいずれ明らかになることが予見できる。それを予め伝達できないのは、騙していることに対する良心と納得させる交渉力の不足に基づく、主人公の未熟さが原因だ。実際、カメラマンには目的を伝えられている。彼女には同僚を納得させる自信がなかったのだ。
2.素質と適性の混同
かわいい外見と魅力的な個性という素質と、芸能人としてスポットライトが当たることへの耐性という適性は異なるのだが、それらを近似のものと認知していたこと。
適性がなければ継続できない。つまり、目的は達せられない。まあ、何度もオーディションに落ちている、素質側が一方的に不足している彼女にとって区別をつけることは難しいのだろうが。
3.自己と他者のモチベーション、ベネフィットの不分別、または不足
自己の利益は他者にとっての利益と同一と勘違いしたまま仕事を進めたこと。彼女にとって脚光を浴びることによる承認欲求の充足が最大のベネフィットであり、それによりモチベーションを維持していた。しかし他の3人はそうでなかった。
本来はそこをカネで解決するのだが、学生であり所詮は事務所の雇われである主人公には対応不可能である。従って、最初のメンバーの選定に誤りがあった。
ビジネス映画ならば中盤で一度解散したあと、プロセスの振り返りと改善を行い次のメンバーを揃える展開へ進むことが妥当。
そこを個々人の素質に合わせた活動を続ければそれぞれの夢は叶うと帰結させるのは、まあ90分青春アニメ映画というフォーマットの限界かな。十分面白かった。
不等辺四辺形
原作未読。乃木坂46は冠番組見てる位には好きで興味があり観に行きました。
グループプアイドルを目指す主人公と、その仲間を集めた先にどうなるかという物語。
映画内でどうしても気になってしまったのが、事が起きるのがだいたい唐突であるということ。
基本的には主人公の話しのみにスポットライトが当たっていて、他の仲間の深堀りが浅く各キャラクターの感情の機微がほんとんど描かれていない為と思われる(全く描かれていない訳ではないが、どうも付け焼き刃に感じる。事が起きてから関係するキャラクターの独白を繰り返しているような。)。
その為、主人公が自分勝手に見えたりコミュニケーションが言葉足らずだなという印象を受ける。
最後は主人公が昔からの知り合いであるキタに会いに行き以前の自分はどうだったかを聞くが、昔の話をそれまでに劇中で大してしてないので、そこすらも唐突に感じる始末。その後、各キャラクターがとある宿題を持ち寄り大団円を迎えるがなんとも消化不良に感じてしまった。
しかし、題名のトラペジウム(どの二つの辺も平行でない四角形)は4人の距離感を示す言葉としてピッタリで良い題名のチョイスだなと感じました。途中オリオン座が映るシーンも4人の関係を表してるみたいで良かったです。
また、興味深かったのは、アイドルの恋愛や各メンバーのやる気の差に対して当時現役アイドルだった原作者の考えが少し透けて見えるところです。全てのセリフが原作者本人の実体験から来てはいないと思いますが、現役アイドルが原作者である言葉、セリフの重みを感じました。
乃木坂46ファンは観る価値あると思います。
もったいなかった
原作の事は全然知らず、星街すいせいさんの曲に惹かれて見に行きました。
いきなりOPで流れた(笑)
いきなりエンディング感が…
内容はともかく、
エンディングは
①今まで撮った写真を映したながら主題歌
②クレジット流しながら東西南北(仮)で作詞した曲
③10年後のコスプレした写真
の順番で締めてくれれば、とってもエモくなった作品だったのにと思いました。
微妙な出来。夢の成功にボランティア精神や親友の利用は偽善で情けないと思う。
チラシで、”トラペジウム”と”バジ-ノイズ”が両方隣同士で置かれていた為、よく似た物かなと思っていた。”バジ-”の方は先週公開の音楽系バンドの話で実写。
”トラペ”はアイドル目指すアニメであった。
今日は「トラペジウム」をなんも考えずに観たよ。
場内、ほぼ野郎(男)ばっかりでしたね。しかもアニオタ系のブツブツ小言言ってそうな人ばかりで ちょっと軽く引きましたわ。(汗)
そう言うアイドルキャラ4人の話なんで、やっぱりこの手のファン層が来ちゃうのかな・・・でも 好きなんだろうし それはそれで良いと思う事にした。
なんか入場者用の戦利品wプレ貰いましたわ。
アイドル名は”東西南北(仮)” 4人がアイドル目指し夢と希望と挫折、過酷な先に迎える現実とは、そして彼女らの10年後の未来は。
※うう~ぅむ 書いてて何て安直な内容なんだと。何で劇場でやってるのか、配信スタ-トでも良いと思うんだが。
原作:高山一実 氏(元乃木坂46)
CV関係
・東ゆう(東:主、アイドル志望女子):声 - 結川あさきさん
・大河くるみ(西:ロボコン工学女子):声 - 羊宮妃那さん
・華鳥蘭子(南:テニスお蝶夫人):声 - 上田麗奈さん
・亀井美嘉(北:主の小学校同級生):声 - 相川遥花さん
・工藤真司(カメラマン):声 - 木全翔也さん
内容的には、流石元アイドルがネタ書いてるので、その辺りは苦労とか売れる為の秘策はそうなのかなと 感じた。
アニメでも実写でも本質的要素は基本変わらんのやけど、
なんだろう 話にね味付け足らんのよ。そう感じる。
見た後の得られる感情の深さが浅いですかね。そこが残念でしょうか。
思った事:
①人物作画キャラはどれも可愛いと思います。アニオタの心を惹きつけてると感じますかね。
②東はやっぱり あの性格や考え方では何度もオーデション落ちると思う。アイドルでは売れないと思うわ。
ロボコン工学女子か、お蝶夫人女子が一般的にはウケそうだと思う。
特にお蝶夫人女子がリアルならタレントで推しかも。想いや話し方が良い感じ。
ロボコン工学女子もリアルなら普通にウケは絶大と思うね。
③やっぱりあざとく ボランティア活動を遣っている証を残す行為がダメかな。
誰でも就職有利とかでやってるじゃん~って声ありそうだけど、既にこの手は分かり切ってるから敢えてSNSなどに出してる人は見送りたいかな。
④東の味噌汁にアリで、その辺に捨てる。捨て方も対処もダメだな。
その点、北さんは他の2人を呼んできて皆で食べようとした点がエライ。場を作る事が出来る人なんだね。
⑤解散後、喫茶店から出てくる北さんと偶然出会い 東と話するところ。
北さんの髪の色がグレ-じゃ無かった気がする。なんで色変えたんじゃろか。
⑥10年経って、東はタレントアイドルになってて。北さんは結婚し二人子供が出来て。南さんは仕事で海外ボランティア活動。西さんはロボット工学関係の道に進んでたっけ?。工藤君は撮影スタジオ持ってて写真撮ってる。
みんな進むべき道へ自分で考えた方向にイケてる話展開でエンディング。
それで円満満足ハッピーハッピーw。でも何も感情がね~残って無いのよね。
⑦歌CDだけでも リアルに売れると良いね!(歌が絶妙or微妙w)
気になる方は、
劇場へ。
あまりにも薄っぺらい感じ
期待してなかったが、大きく下回った。前半の謎展開(3人の選び方や大谷風?ノート、そこへの自己中プロセスなど)でかなりゲンナリ。
誰でもアイドルを目指せる時代で多種多様なのでサクセスはありえるが、破綻の仕方、クラスメート絡みのあるある、スター?として再生、成功。もうチープ過ぎて原作が悪いのか脚本がさらに悪いのか悩むレベル。最初は嫌な女でも更生しました感がファンの方には良いのかなぁ、キラキラ☆が全く無かったです。
「東西南北」の絆の物語
高山一実の長編小説をアニメ化した青春物語でアイドルを目指す少女の心の葛藤を上手く描いている。主人公が結成するアイドルグループ「東西南北」のメンバーの想いがヒシヒシと伝わってきてそれぞれのメンバーに共感しました。東西南北は魅力的なアイドルグループです。
2024-82
後半はよかったです
前半は少し早送りで話を見せられているような不思議感がありましたが、後半から良くなってきました
10年後のオチで4人だけでなく、男の子の10年後も描かれていたのはとても良かったです
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