劇場公開日 2024年2月2日

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「罪の意識とそれから」罪と悪 サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0罪の意識とそれから

2024年2月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞7本目 良作 60点

韓国ノワールを意識しているだろう予告の雰囲気とタイトルの邦題感と韓国俳優の様な風貌の高良健吾に、寄せてきてんな〜〜と思いつつもそれなりに期待して鑑賞

結論、んん〜絶妙に作品としても心残り的にも盛り上がりきらないから印象に残りづらいなぁと思いました

というのも、随所に要素として似ている箇所が多く、町や若者と中年の構図が孤狼の血の様だし、街を題材に地にへばりついた悪循環というかそういったのがヴィレッジだし、テーマがパッとしない感じ

個人的に面白かったのが、子役たちが名前は個別に挙げるのが面倒なので省きますが、罪の声の子や雑魚どもよ大志を抱け!、CUBEや明日の食卓などに出演していた子役の子が勢揃いしていて、ここ3.4年邦画を沢山見る様になったので、丁度数年前チョイ役や子供時代の役を演じていた子達が、学園ものをやるにはまだ幼い年齢なので、ある種貴重な集結作品になったなぁと思ったし、みんな今後飛躍していくだろうから、成長の過程の経過を更新できたのは楽しみ方として一つ良かったです

内容としては、高良健吾が絶妙に板にはまってなくて、個人的に彼の出演作は貴公派で二枚目な感じの印象が強いのと、見た目的な線の太さや、声とか悪みが薄い感じがしました

生まれ育った家庭環境によって育まれた人格、大人になり生業として堕ちたにしても変わらず守りたいのはあの頃淡い幼少期を色眼鏡なく接してくれた仲間を守ることであって、これは物理的にもそうだし、高良健吾自身にとっても他二人や亡くなった一人含め集団としての温かさであって、前述の薄い感じや高良健吾の綺麗なお顔含め、良い人が拭えなかった

監督は初の長編デビューだそうで、さぞかし沢山映画見てきたんだろうなぁと思ったけど、テーマ的にも演出的にも摘んできたのを集約した感じがオリジナルさがあるようで、尖がないなあと思ったので、次回作に期待です

サスペンス西島