隣人X 疑惑の彼女のレビュー・感想・評価
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大人しい上野樹里
原作未読。見ようか迷ってるうちに上映が終わってしまいVODで鑑賞。
もっと異質な怖いイメージ想像してたが、ごく普通の人の地味な生活模様で、誰がXか最後までわからず、ただ印でこの人そうだったのかと。
映画館で見たら親子愛、夫婦愛とか何かしら思えたのかもしれないが、家で見るとあんまりしっくりこなかった。
よくわからないところが醍醐味
アマプラで2回観た。
というのもいまいち理解が難しいところがあったから。
いろんな解釈ができると思うが、3点の印があるとXなんだろう。
上野樹里さんはXで林遣都さんは地球人。まあ、最後まで観るとそんなことはどうでもいいという思いにもならされる話。
設定がいまいちしっくりきていない。Xは最初に触れた人をコピーすると思ってますが、ということは、オリジナルの人間があの世界にはいるということになる。そのあたりのくだりが台湾人の娘そっくりの娘が捕まったテレビのシーンだったのだろうか。あの状況がいまひとつ理解できなかった。
3点印があったギターの人がXだとしたら、Xは人を傷つけないというのがウソになりそう。台湾娘は傷ついていた。
そういう細かいしっくりこないところがあるということ自体が、そもそもXの得体のしれないところなのかもしれない。
というか、スマホ画面で目を凝らして見ないと見えないような3点印がXである証拠などと思ってしまっている自分を笑った方がいいのかもしれない。そういう作品なのかもしれない。
他の方のレビューで子供がスクラッチあげてる状況がおかしいみたいのがあって確かに!と思いましたがあの子供もXだとしたら、、、と思ったりしてもうどうでもよくなりました。
自分で感じた事が正解
小説「隣人X」の映画化
いつもながら、原作はもちろん未読です(笑)
昨年の12月に公開された映画が3ヶ月で配信されてて、もうびっくりで早速観ちゃいましたよ。
宇宙人関連なので、SFものかと思いきや、全然違ってました(笑)
ちょっとそこは期待外れでしたが、観点がなかなか面白い映画でした。
現在のマスコミや、SNSで情報が散乱してる世の中の事を批判してるような映画でした。
結局、宇宙人とか「X」とかどうでもいいんですよね。
映画の中にも出てきた
「目に見えないものか1番大事」by星の王子様
「心の目で見る」という事。
人がなんと言おうと、自分の心で感じた事が、正解なのです✨
自分を信じてという事。
ラストが良かっただけに、前半は少しダラダラとした感じで残念でした。
ちょっと気になったのは、記者の笹は疑惑のX達に近づく時、ちょっとオドオドしすぎで、イライラしていまいました。
普通の人は、もっとしれっと嘘ついて、演じれちゃいますよ(笑)😊
「なんてわかりやすい人」って思ってしまいました。怪しすぎます(笑)
あとX疑惑だった良子とリンでしたが、リンにそっくりの林という女が逮捕されたのがテレビで流れてましたが、
その点はリンの周りの人達はスルーだったので、疑問に残る所でした。
余談ですが、私の周りにXがいたら友達になりたいです(笑)
ぜひ話をしたい。ご飯食べに行きたい。遊びたい。
テンション上がりまくります❣️
XでもYでもZだろうが、どうでもいいじゃないか!
原作未読にて鑑賞。
俳優陣はみんな良かった。
だいぶ良かった。
良かっただけに脚本の粗が目立ち、
もったいないなぁと思いました。
異星人というブッ飛んだ要素による
移民や多様性、偏見や差別といった
社会派ドラマになってほしくないなぁ。
と思いつつ鑑賞を進める。
しかしながら、社会派テーマに
持っていこうとする制作陣と、
それを抑え込もうという俳優陣の演技が
ぶつかり(?)中途半端になってしまいます。
あなたの愛した人が、移民だったらどうしますか?
愛した人に犯罪歴があったらどうしますか?
差別主義者だったらどうしますか?
なにかを詐称していたら?
裏の意図があって近づいてきたのだとしたら?
貴方の愛した人が、異星人だったらどうしますか?
そんなのどうだっていいじゃないか!
って、胸を張って言えますか?
では逆に。
相手の過去の経歴、手術歴、渡航歴、
犯罪歴、思想、家族、年収、交友関係…。
それを明かしてからじゃないと、
あなたは人を愛せないのですか?
と、自問自答しながらモヤモヤしながら
見終わりたかった。
なので、”3点ぼくろ”が出てきて興覚め。
「はい、この人は地球人」「この人はX」って、
明かしたからなんなの⁉
別の意味でモヤモヤしてしまいました。
なかなかの作品
Xは誰?
みたいなミステリアスな展開もあり、主演の上野樹里も謎めいていて、俳優陣がいい演技してます。
いったい誰が本当のX?と視聴者に色々考えさせて、最後に本当のXが判明するのですが、Xは人を傷つけないという前提で、「あ、だからこの人がXだったんだ」と見ている人が納得できる、とても面白い作品だと思いました。
地球人を超えた多様性
原作は未読。『小説現代長編新人賞』を受賞した作品の映画化。
ある惑星内での紛争によって地球に移民してきた宇宙生命体『X』。地珠人に紛れた『X』を捜し出す攻防を描いたSF映画だと思って鑑賞。ところが、展開は全く違った方向へ…。多様性の在り方への警鐘とも言えるテーマが、根底に流れた社会派ドラマとして描かれている。
宇宙生命体『X』と疑いのある女性・柏木良子と、それを取材しようとして近づいた週刊誌の覆面記者の笹憲太郎とが、次第に恋に落ちていくラブ・ロマンスを中心に描かれていく。また一方でも、同じく『X』と疑われる台湾出身の留学生の女性とバンド活動をする男とのラブ・ストーリーも並行した展開するため、番宣からSF要素の強いミステリーを期待していたので、正直、肩透かしを喰らったのは否めなかった。
しかしながら、その中で、取材目的の為に自分の正体を隠して柏木に近づいた笹の罪悪感に対する葛藤も描き、人種や文化などの多様性に対する差別とか、認知とか言った現代の社会問題を、地球人と宇宙生命体『X』とに置き換えて描くことで、単なるSFミステリーではなく、ヒューマン・タッチなメッセージ性の強いテーマの作品として仕上がっている。
上野樹里が、ミステリアスな雰囲気を醸し出して、『X』と疑われる謎の女性・柏木良子を演じ、W主演のもう一人、仕事と柏木との恋の狭間で揺れ動く冴えない週刊誌記者・笹役を林遣都が演じている。2人の揺れ動く関係性が、切なさを誘う。また、最初は全く分からなかったのだが、いつもは禿げ頭がトレードマークの酒向芳が、髪の毛ふさふさで柏木の父親役を演じていたので驚いた(笑)
SF映画の常識を逆手に取ったアイデア《日常的SF》
隣人エックスというネーミングが上手いです。
宇宙人でも、地球外生命体でも、エイリアンでもない、
ただの隣人。
そして多分、無害。
SF映画のお約束がほとんどありません。
1、地球人と同じ外見=Xは人間に義体化する。
2、同じ言語を話す=万能の能力者?
3、戸籍(ID)を普通に持っている
4、地球人には一切の危害も加えない。
最初に但し書きがあります。
☆惑星Xで紛争が起きた。
☆☆アメリカ政府は惑星難民Xとして、受け入れた
しかし翻って日本では!!!
一般国民と見分けのつかないXに対して、
《危害は一切加えない》
これを本当に信じて良いのか?
まず個としてXを見つける。
Xを探して特定して
それをニュース・ソースとして週刊誌の売り上げアップに繋げようと、
多くの出版社が血眼になる、
「週刊北都」は一丸となってXのインタビューを取るため、
予測される範囲で疑わしい人間に張り込みを開始する。
その特命チームに志願した落ちこぼれ記者が、笹(林遣都)である。
彼が張り込む相手はコンビニアルバイトの柏木良子(上野樹里)
正直言って毛色の変わっただけの《ラブストーリー》です。
予算も少ない。
ロケ地もない。
金なしで、アイデアひとつ・・・って映画。
コスパは最高です。
最初の一時間はほぼ退屈。
ラスト近くなって急転直下でストリーがやっと動き出します。
結論から言って、ハートウォーミングな良いお話しでした。
言葉を聞くのではなくて、心を読むのよ!!
とか、
当たり前に、愛する人を信じて大事にする。
見分けの全く付かない【宇宙人ネタ】で一冊の本を書き、
それが映画になる。
嘘のような笑いの少ない真面目な映画でした
隣人が宇宙人だなんて、
信じられますか?
あなたは?
心を打たれるヒューマンドラマ
冒頭の設定を字幕にして物語の前提を提示する手法。
それが「人を傷つけない宇宙人「X」 アメリカの発表で少なからずの数の宇宙移民が地球に住み着いている…」という強烈な設定表示から作品が始まる。
この発表によって、Xは本当に人を傷つけないのか、彼らはどこにいる、彼らを特定せよ。
このような国民の疑心暗鬼に答えるべく、出版社は我先にとXを探し出すことに躍起になっていた。
主人公は卯建の上がらない記者で、たった一人の肉親である祖母の施設費用を滞納し続けていた。
会社の命令でXと思しき2名の人物になんとか接近し、彼らの素性を探るが、同時に彼女を好きになってしまう。
この二人のターゲット女性は同じコンビニでバイトしていて、群像的にお互いとお互いのパートナーとの物語を描いている。
やがて主人公は度々夢の中に現れる人物の顔をしっかりと記憶するが、彼こそがXだと信じ込む。そしてそれが彼女の父だということが判明、スクープのお金欲しさに彼女の父を訪問して彼女の父をXに仕立て上げた…
この背景に見えるのが、移民政策だ。そして異人だから何をするかわからないというかつての、いまでもそんなふうなアメリカ社会を思い起こさせる。
心で見ることが大切という作品の主題に、お金と引き換えてしまう主人公の心の苦しみを「X」たちはよく知っているのだろう。
主人公が犯してしまったことは、普通に考えれば決して許されないことだ。押し付けがましい謝罪の仕方もまた共感できないものの、彼は自分がXだと言及することで、視線のターゲットを自分したことで世間のバッシングを背負った。そして金儲けがすべての会社とケリをつけたことは良かったと思う。
彼女は、彼がどれだけお金を必要としていたのかを、彼の祖母へ指環を返しに行くシーンで表現していることも見事だった。
そして彼女自身が父との確執を乗り越えられたことが、自分自身もう一歩先へ希望を求めてブックカフェをオープンさせたことで表現している。
しかし彼女は、彼を許すのだ。この許しこそ、この作品が最も伝えたかったことなのだろう。
しかし上野樹里くんは、素晴らしい女優だと思った。作品の中では36際という設定だが、20代でも全く違和感なしだ。
「新宿に遠征」
今年240本目。
大晦日に新宿ピカデリーに遠征。
池袋が3週間で上映終了でずっと行きたかったがタイミングが合わず新宿に。ホームじゃないのでフワフワしていたのが心地いい。と同時に作品もフワフワしていて気持ちいい映画でした。上野樹里さんが2時間ずっとこの立ち位置での演技尊敬します。果たしてXなのかどうかは見てのお楽しみ。ポップコーンキャラメルとしお味がセットでお持ち帰り600円、映画館で初めてです持って帰れるの、特にキャラメルが好きです。
Xか人間か日本人か台湾人かそんなの関係ねぇ〜
遅ればせながら、時間が空いたので気になってた隣人X鑑賞
外の寒さと館内の温度差で映画始まる前からウトウト💤
これは映画冒頭、落ちそうだな、いや落ちるなとボーっと鑑賞開始😴
遣都君のダメ男っぷりにウトウトしながら、樹里ちゃん食事誘うのにそれじゃ付いて来んでしょと思いきや食事行くんかい🤩
自分なら絶対ついて行かん、怪しすぎでしょでお目めぱっちり👀
それからはX絡めえの人種や差別やらで話進みの、結果良品なラブストーリー🥹
今年はアナログが1番だったがこっちもなかなか😍
まあ、そんなにラブストーリーは観てないのですが、今年笑
最初の食事誘うのも、ラストに繋がってて素敵なラストでした^ ^🥹
今更、レビューですが素敵な作品だったので書いちゃいました^ ^
考えさせられる傑作
いい夫婦の日に隣人Xを目撃。無意識的に巻き込まれる没入感。いったい誰が!憑依的な乖離に極めて錯綜。ムズい、、。そんなことはない真の視え方。度肝を抜く事実にもはやフィルターなんて。それでもXが脳裏によぎらざるをえない…刑事1課並みに奮起する週刊東都が個人的にツボ。そこに愛はあるんか。
雑な脚本に演出
こんなことある?とツッコミどころが多すぎる作品だった。
・笹から良子への距離の詰め方が怖すぎる
・良子は「本をお勧めするのが上手い」らしいのにそういった会話が全く無いから説得力が無い
・内田さんは何故笹を推薦してくれたの?まさかただの同情心?
・老人ホームに払うお金が無いなら借金くらいできるのでは?
・取材を始めてしばらく経ってから「そうかDNA鑑定か」とか言い出す記者の皆様
・結局「触るとご利益のある石」って何?
・いきなり髪の毛抜かないでブラシから白髪をもらうとかでよかったんじゃ……
・レンを置いて一人でバイト辞めないで……
・日本語分からない外国人にみんなそこまで冷たいか?
・レンの彼氏の態度や行動に一貫性が無さすぎる
・家の鍵は流石に仕事で家を出る人が持っててほしい
・スクラッチ渡してくる子供はいなくない!?
作中の出来事や演出が“物語を進めるため”だけのパーツにしかなっていないように見えて、笹と良子が惹かれあった理由や過程も全く分からなかった……
出演者の皆様の熱演はとても素晴らしかったです。
雑すぎる脚本と設定
差別問題や日本社会の閉鎖性、メディアの暴走の恐ろしさ、など訴えたいことは理解できますが、詰め込みすぎたのか、脚本が雑で物語に全然入り込めませんでした。
そもそもSFのような物語設定なのに、まったくそれが活かされず、物語の終盤にきて唐突にXか否かを匂わせる演出も意味不明です。
また、主人公がXの存在を記事化した際の根拠も薄弱ですし、Xを判別するためのDNA鑑定なども台詞上は出てきますが、そのロジックも薄く、物語の中でも実施されないというお粗末ぶり。
酷い作品なら酷いなりにネタになるような面白さもありません。
上野樹里さんや林遣都さんをはじめ俳優陣は頑張っていたと思います。とりわけ、ファンペイチャさんの熱演は評価したいのですが、そもそも彼女の出ているシーンすべてがカットされてもお話が成立してしまいますよね?
それだけに製作者たちへの不甲斐なさを強く感じる作品でした。
最後が良い
林遣都さんのキャラクターが好きになれなかった。
母親の介護費用が、言い訳としてあるが、またこの人を好きになるの難しいよなぁと思いましたね。もう少し母親との関係見せないと、上野樹里さんを裏切ってまで記事を書くって心理に行かないなぁ。
上野樹里さんは父親との和解で、なんとなく感謝してましたが、そもそも父との関係が薄いだなんだって台詞だけの説明でイマイチ深みがないし、本当の子供じゃないって云う事実が流れてしまっていて響かない。
留学生のエピソードも、野村周平さんにバンドの打ち上げて、かなり酷いこと言われたと思ったんですが、なんか元鞘に収まってる感じも理解できなかったです。あと、彼女が店長から酷い仕打ち受けているのに、なぜバイト辞めてんだ?イマイチ信用できんキャラでしたね。
最後のクジのくだりが個人的には好きなので、星3つです。
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