隣人X 疑惑の彼女のレビュー・感想・評価
全100件中、81~100件目を表示
誰がXかが大事ではなく、他にある大切なこと
多かれ少なかれ有るであろう偏見や差別や思い込みなどの人間の内面を深く描いた作品でした。Xは人には危害を加えない、いやむしろ好意的。でもそんなXの存在そのものが悪とする人がいる。劇中の心で見るという言葉の大切さを改めて考えさせられます。誰がXでもそんな事はどうでもいい、大事な事は本質を見極める心を持つ事だと思ったのです。当たり前の事なのですが、その当たり前が中々に難しい…上野樹里ちゃんと林遣都くんの好演はもちろんですが、父母役の原さんと酒向さんが良かったです。だから家族のシーンが深く印象に残ります。特に父と娘の思い違いが解けてわかり合うシーンはうるっとしました。ラストも素敵な終わり方でした。
舞台挨拶で熊澤監督が言ってました。もし又このメンバーで撮る事があれば、上野樹里ちゃんは学校の先生で、林遣都くんは弁護士をやらせてみたいそうです。
是非見たいと思います。
たぶん、きっと…
誰かに見てもらいたい、褒めてもらいたい。
人間は元々、承認欲求を持って生まれてきます。
参考までに、マズローによる5段階を要約すると下記の通り。
1.生理的欲求(食欲・睡眠・性欲など生命を維持するために必要な欲求)
2.安全欲求(住居・収入など安心して生活するために必要な欲求)
3.所属と愛の欲求(家族・仲間など集団に属したい)
4.承認欲求(自分を認めたい、他者から認めてもらいたいという欲求)
5.自己実現欲求(ありのままの自分で創造的な活動をしたいという欲求)
で、SNSの普及した社会の多くの人たちが、3と4の欲求が満たされていないと感じて苦しんでいます。
感じ方の違いはほとんどが〝程度の違い〟であり、本質的には大きな差異はありません(たぶん)。
柏木良子の見返りを求めない優しさや道徳感(そこにゴミが放置されていれば淡々と片付けるだけで、誰だこんなことするのは❗️と怒ることもない)、父親が最後まで自分からは、あの事情を語らなかったこと(私のような俗人はどこか恩着せがましく振る舞うってしまうと思う)。
ここの部分に感動したということは、自分がいかに承認欲求に囚われているかの証左でもある(きっと)。
少し大袈裟かも知れないけれど、柏木良子は、現代社会で、誰かも分からない不特定多数の相手(世間や大衆のようなもの)から承認されたがる我々の漠然とした心持ちに対するアンチテーゼのように感じました。
今もこれからも永遠と続く人類のテーマ
最初に思ったのはやっぱりマスコミは
人を不幸にする存在でしかないなと思う
だけど良子の家族にとっては
よかったのかもしれないなとも思う
何も心のうちを話してくれない父が
ありのままを打ち明けてくれたのだから
「日本人」「台湾人」「隣人X」
どんな名称であろうとも
「その人の心」が何であるかが大切で
その心同士が通じ合って愛になる
こうして口にするのは簡単だけれど
実際に目の前にしたらそう言えるだろうか?
やっぱり最初はびっくりしてしまうだろう
目を見開いてしまうだろう
そのままフェードアウトするのではなく
向き合うことができれば
この世の中から少しずつ
偏見はなくなっていくのだろう
自分とは違う異質な存在がいれば
たとえ同じ日本人でも差別したり排除する
「隣人X」という存在は
誰かにとってのあなたかもしれない
偏見や中傷を好む人々がいるから
表現の自由という法律を盾にして
マスコミが群がるんだ
「多様性と愛」を訴えてくる作品が
多くなってきたと感じる
今に始まったテーマではない
これは人類にとっての永遠のテーマなのだ
ただの映画鑑賞で終わらせてはいけない
少しでも自分の感性に、生活に、刻んでほしい
隣人Xが迫ってくるシーンは少し怖いが…
個人的には「ハートフル」の分類としたい
煮物と指輪のシーンに泣いてしまった、
まわりの人はたぶん泣いてない
涙腺が相当脆いmasao氏なのであった
SF的内容かと思って観ると裏切られる、とは言っても裏切られ方に大い...
SF的内容かと思って観ると裏切られる、とは言っても裏切られ方に大いに感動してしまった。
途中、なんの映画だっけ?と思うほどSF 感がなく人間の内面を深く描いています、個人的に好きな真相心理を描かれてる映画、良い意味で裏切られるとはこう言うことなんだな。
現代のSNSやメディアに流され信じてしまうことや、それによって差別してしまうこと、必要以上にそれを責め立てる過剰報道、そして乗っかってしまう一般人。
そういったこと全てが愚かだと言うことを、その先の裏側、内面を互いに見ることこそが大切なことに気付けと言われてるようで反省しました。
主人公の記者が守りたい祖母のため必要なお金と、接するうちに愛した異星人と疑われる彼女との狭間で苦悩する心情は胸が痛くなります。
台湾人留学生とバンドマンの日本人との恋もなかなか引き込まれます。
しかし最大のみどころは上野樹里の家族のシーンでしょうか。
嫌いになった父親と素直に向き合えない父親、その父親を愛する母親。血の繋がり何てのは些細なことにさえ思えてしまう家族愛が見えて目が潤みました。
Xと報道された父親家族を守るために会見で発する言葉にはこの映画の言いたいことの全てがつまってたと思います。
ラストの結局誰がXなのかを思わせる手首のホクロの意味を理解するために、も1度観たいと思いました。
予想とまったく違う映画でしたが社会派で味わい深い良い映画でした。
上野樹里をキャスティングしたのは大正解でしたね。
モヤモヤでスッキリ出来ない
イキナリ惑星難民Xと言うシナリオが。そしてそのライン上に新聞記者とXと疑惑を持たれる女性が2人が登場して時間が流れて行く。 この映画の感想は吾輩独自の独断と偏見でのコメントである。初めに評価は1.5である。ワクワクドキドキ無し 面白さ 無し 感動 無し 有るのは唯一の上野樹里の存在のみ。 五感に訴える刺激が無い老人映画である。
後半は☆5
後半30分の展開とハッピーエンドはよかった。
前半は退屈でじれったい話が続くので、ここを30分でまとめてもらえればいい映画になったかもしれません。
ただしアカデミー賞選考委員は前半のほうを評価するのでしょうか。
映画版は原作よりテーマを絞ってわかりやすい構成になっており、謎解き後に適当な謎も残るSFらしい話になっています。
手首にある三角形のほくろがあったりなかったりしたような気がしますが、画像を止めたり部分的に見返したり(早送りも)できるメディアでもう一度確認したいと思っています。
地球外生物のXを探せ!と言う名の、人種や見た目で相手を決め付ける事が愚か。と言う事を表現した作品。 本年度ベスト!
上野樹里さん目当て。
だけど台湾からの留学生のリンがとても可愛かった(笑)
人間の姿となって普通に暮らしている地球外生物の難民X。
週刊誌記者がある情報を元にXと思われる人に張り込み正体を明かそうとするストーリー。
林遣都さん演じる記者の笹。
上野樹里さん演じるXと思われる柏木に近づくも柏木に恋してしまう感じ。
そして台湾留学生のリンとバイト仲間の野村周平さん演じる仁村のラブストーリーが同時進行して行く展開。
この2組のカップルの仲良くなって行くスピード感がハンパない(笑)
人間に危害を与えないXの設定。
これを上手い方法で表現している感じが良かった。
リンを見た目で判断してしまった自分が情けない(笑)
ホントに見た目で決め付けるのは良くないと実感。
柏木が「人は心で見る」と言うセリフが印象に残る。
誰がXなのか?
あえて解り難くしている感じも良かった。
誰がXでも関係無い事を言いたかったと解釈。
ラブストーリーや親子愛も良かったけど、人を人種や見た目で決め付ける事はいけない思わせる作品だった。
もう一回観て登場人物の表情や行動を観察したら面白さが倍増すると思います( ´∀`)
Xとは
宇宙難民Xを日本が受け入れる事で、
マスコミが大騒ぎしてしまう
煽る記事を信じ込む視聴者
巻き込まれる家族の話かな?
Xは悪者でも何者でもなく
心の中にある
偏見、決めつけ、思い込み
メディアに操作される?流される
不自由な様を
色々な場面で表現されてました
林さん、貧困の為に追い込まれ
半ばでっち上げた記事を書く羽目に…
結果的には間違いなかったみたいだけど
樹里さん、ギクシャクした父娘関係
だったけど、すったもんだの後に
実の親子以上の関係に?
形に囚われない、と言いたかったのか?
数ヶ月後に樹里さんと遣都くん再会
ハッピーエンドでホッコリしました。^ ^
Xは問いであって
答えは、みんなの心の中にあり
それぞれの答えでいいと言う事なのかな。
結局誰がXであっても
問題ないみたいでしたが
一応Xは誰かと言う表現はありました
映画の日だから
何かしら観に行きたかった。
隣人Xが気になり観に行きました。
上映は1館のみ、本日は2回のみの上映でした
なんとか観る事ができ
自分なりの答えが出せたと思います
是非映画館で観てください
本当にありそうな話
気付いていないだけで近くに居るのかも知れない、現実にありそうなストーリーでした。
マスコミの立場から、でっち上げ有りの報道の問題を絡めながら面白い視点で新鮮でした。
ちょっと無理している場面も多々ありましたが、それをカバーする上野樹里の演技が素晴らしかったです。
何をどう評価したらいい?
この映画はどこの何をどう評価したら良いのでしょうか?
地球外生命体Xの受け入れを認める。Xは地球人と見分けがつかない。かつ地球人に危害を加えない。ならどうしろというの?何も出来るわけがない。それで話は終了、映画も10分で終了です。
だから前半、中盤、後半の多くは2組の男女の話となります。それに家族の話も加わります。インパクトの強い「惑星難民X」というワードを使い、SF色が強い映画か?サスペンス色が強い映画か?と思っていると痛い目に合います。 あくまで相手を信頼する気持ちや家族の絆がテーマです。
そしてゴシップ誌の記者達のプライベート無視の執拗な攻撃に私はムカムカしました。しかしその後 柏木(上野樹里)の父がXにされ、その柏木の両親(原日出子、酒向芳)の対応に心打たれます。ラストの柏木の笹(林遣都)への対応もほっこりします。最後に本当のXの存在も明らかになりますが、もうどうでもいい事です。Xも既に地球人なのだから。
どれだけの難民が来ているのかもわからないのになぜ1人だけをクローズアップするのか?どうやって見つけるのか?X候補を調査会社はどうやって絞り込んだのか?ゴシップ誌の他の多くの記者は何をやっている?先行しているアメリカになぜ聞かない。序盤はどういう映画かわからないのに、そのままスルーして話が進んでいる。初めからテーマが違うのならともかく、惑星難民といっている以上わかりやすくして欲しい。
作者の真意はどうだろうか。今全世界で問題になっている難民への問題提起なのか?ただ現実世界では移住者の主張が強すぎる気もする。
それにしても上野樹里さんには癒されます。
前半が惜しい。もし前半が良かったなら、後半30分の感動パートが大いに盛り上がったのにと思った。【再鑑賞・追記】上野樹里さん大好きです。
【12/4(月)再鑑賞・追記】
初見のとき退屈だった前半も2度目だから当然イロイロな発見があるから楽しめた。
まあ、その話は置いといて、ともかく
☆ 「上野樹里さんが大好きです」 ☆
以上追記
柏木 良子(上野樹里さん)と笹 憲太郎(林遣都さん)の恋愛部分で、2人がなぜ好きになったか分からなかった。だから共感も感情移入も出来ず、後半、仕事と恋愛の板挟みになる憲太郎の葛藤が全然伝わってこない。
予告編にも有るせっかくの良子の名セリフ「私がXでも好きになった」も響かなかった。
取材のため笹 憲太郎は柏木良子をナンパする。これがスンナリ行かずリアル過ぎてイライラする。憲太郎の不器用さが伝わってくる。スクラッチくじが当たったら一緒に食事して下さいというバクチが大当たり。この”当たりスクラッチ”が別の場面で使われる。後日、良子が笹の待ち合わせ場所に現れたとはいえ、きっとまだ良子は様子見だ。しかし、良子の家で料理してからのベッドインまでの展開があっという間で面食らった。憲太郎、オマエは一体いつからスケコマシの手練れになった? ネットで検索したんか?マニュアル本でも読んだんか? 宝くじ売場のナンパでオロオロしてたヤツと同一人物とは思えんゾ。
謎の宇宙生命体Xに対する不安や恐怖を描かないのは、マスコミの虚構性を強調するためなのだろうか?つまり、雑誌の売り上げを伸ばすため、脅威でも何でもないものを、さも脅威であるかのように騒ぎ立てて世間をあおってるマスコミを非難するためなのかもしれない。雑誌の編集部がアメリカでのXの詳細情報をあえて無視している場面でもあれば良かったかも。DNAなんてアメちゃんがとっくに検査済みに決まってるからね。
僕は、前半は少し退屈したが、後半は次の3つの話がからまってとても感銘を受けた。だけど、上手くまとめられないので誰かレビューでヨロシク頼む。
良子のパパ(酒向芳さん)が、自分がXあることもXでないことも証拠はない。日本人であることも日本人でないことも証拠がないという話。
憲太郎がホントはXじゃないのに自分がXだと思い込む話。
星の王子様の ”ホントに大切なものは目に見えない、心で見なくちゃ” という話。
あと、最後の場面。もう削ってある ”当たりスクラッチくじ” の上野樹里のセリフが最高にいい。
全く関係ない話
すまんリーアム兄さん。ワシの中で上野樹里がリーアム兄さんより勝ってしまったんヨ。 朝1で上野樹里作品を先に見てしまった。兄さんは昼からじゃ。重ねてすまん。
ワシは関西人じゃないのに謝る時は大悟のまねになってしまうんじゃ。
X ← エックス
✕ ← バツ
× ← 掛ける
∴ ← 隣人X.
⋅ ← ナカグロ、中点(なかてん)
∶ ← コロン
∷ ← ?
心がわり。
故郷の惑星の紛争で地球に助けを求めやってきた地球外生命体「X」、世界に広まり日本もそのXを受け入れることになった話。
受け入れが決まるも賛否があり…週刊誌記者笹憲太郎(林遣都)はX疑惑のある柏木良子(上野樹里)とリン・イレンの調査をする事に…。
面白かった!個人的には宝くじ売り場で柏木良子を焦りながらも誘う笹憲太郎君が何かツボだし可愛くて(笑)
調査と言ってもあんだけ一緒いれば好きになっちゃいますよね、何となく先は読めてたけど。
良子と父親の微妙だった関係性、その関係性を気にしてた良子、Xの疑惑が父にかかりその微妙、ぎこちなさの関係性の意味が分かった時には涙。
作品を観て思った事は「X」の部分は正直どうでもいい!いやっ、どうでもよくない!
この作品のメッセージは「偏見」「差別」「決めつけ」「思い込み」などで人を見るな!優しい心で人を見よう!だと思った…TBN。
TBNの意味はYOUTUBE「稲川淳二 空耳」で検索、5:50秒辺りに答えあり…気になる方は。
話の土台が粗雑
人間そっくりに擬態し社会に溶け込んでいる異星人Xを、週刊誌記者が見つけ出そうとする話。人間とどうしたら区別できるか、全く何の手掛かりもないまま話が進んでしまう粗雑さにはあきれた。そもそも週刊誌は、X候補者をどうやって選別したのか? ラストに識別方法が明かされるが、そんなもん、先行していたアメリカでとっくに分かっていたはずじゃないの?
様々な差別問題、マスコミの横暴、二組の男女の恋の行方など、丁寧に描いており、キャストも好演しているが、とっちらかった印象はぬぐえず。
惑星X と意味深の映画でしたが、
上野樹里は女優らしい宇宙人的なところがいい感じです。
酒向芳(さこうよし)さんが初め白いかつらで後半は黒いかつらでした。
かつらを被って俳優として活躍した「ショーンコネリー」がいました。
心で見る!めちゃくちゃ感動した!
話は惑星Xの地球外生命体の調査と非現実的に見られがちですが、差別や偏見といった物事の本質的な部分を突いてますね。
おばあちゃんの場面辺りから感動の連続でした。
Xが誰かも見ているうちに分かります。
20代に見える上野樹里さんの澄ました美しさと林遣都さんの必死さがよく分かります。笹(林遣都)のけんと う違いの行動もありましたが(笑)。
ラストの終わり方が秀逸です。かなり感動しました。
ほっこりします。大人のラブストーリー。
正直誰だって人を蔑んだり差別的にみたりすると思ってます。
だから自ら努力するしそこから色々と学んでいくんだと。
本当に困って他の惑星から難民が来たとしたらどうしようもないよね(笑)
少なくとも地球人より相当発達した科学力の下で来てるんだから。
そうなったら如何に彼等がこちらに譲歩してくれるのか期待するしかない。
メルヘンだから良い異星人達で助かってるわけなんだけど『マスゴミ』が焚き付ける様な事したらヤバすぎ…
キレちゃったらどーすんの?
全ての情報をコピー出来るのならオリジナルは?って思うんだけど面倒な事は置いとく主義なんですね。
ラストにハッピーエンドと共に見分け方も教えてくれる落ち方は素敵。
日本に来る難民の方も『遺伝子レベル』で悪い事は出来ないってなっていればいいのにね…(夢)
レミさん直伝??
か?!煮物が美味しそうでした。
で、終わっても良いかな?と一瞬思ってしまった作品でした(°▽°)
フライヤーの説明には
「第14回小説現代長編新人賞を受賞し、次世代作家として大きな注目を集めているパリュスあや子の小説を、熊澤尚人監督が新たな視点を盛り込み完全映画化」とあります。
「監督が新たな視点を盛り込み。。」
↑↑ココ!!
盛り込んじゃったかぁ(°▽°)
原作未読だが、絶対小説の方が面白いと思う。
比べたくないけど、そんな出来だった。。
ある日、日本は惑星難民Xの受け入れを発表する。
人間の姿をして日常に紛れ込んだXとは何者なのか。
人々の恐怖や不安、動揺が広がる中、
スクープを狙う週刊誌記者の笹(遣都君)は、Xだと疑われている良子(樹里ちゃん)に近づき正体を追っていく。。というストーリー。
SF設定だが、人々の日常の中にある差別を描いているのは分かった。
Xは、人の姿をコピーして、生活に紛れ込んでいるだけで、人間に危害を加える事はないと何度も語られる。
自分と違うモノ(よそもの)イコール恐怖の対象。その感情は理解できる。
しかし、何の根拠もなく、その感情だけが膨れ上がり暴走していく様が、逆に自らを追い詰めている。
SNSやメディアの怖さも扱っており、改めて考えさせられた事は事実だが「難民X」設定以外の目新しさがなかった。
そして唯一のオリジナルであるはずの強みのそこも活かしきれてしなかった印象。。
メッセージ性は強いものの、ストーリー展開も冗長であり山場がなかった。
全体の緊迫感や笹の葛藤もいまひとつ。
笹が良子の正体を追って行くうちに惹かれていくのはまだ分かるが、あそこまで親密になるのは性急過ぎたと思う。
(特に良子はずっと見張られているの知らないんだし)
又、良子の父(酒向さん)がマスコミに囲まれるシーンでのまさかのカミングアウト!!
(Xの方でなく)
妻(原さん)の元DV旦那との子だけど、大切な娘なんです!ってΣ('◉⌓◉’)
え?!ソレ今ここで言う?!
良子と同じくビックリでした(°▽°)
娘が家から出られず困っていますでいいじゃん。
含ませたい意味はわかるけど、そこでそんな発信しないで〜って、ちょっと笑っちゃった
(°▽°)
それ以外の訴えは、迫真の演技と共に考えさせられました。
自分が何者であるかとの証明。。
出来るんですか?!
1番の疑問はXにコピーされたオリジナルの人間はど〜なるの?!って所。
Xは人間には危害は加えない設定は説明されていたけれど、そこが1番大事では?!そこが明かされなけりゃ〜そりゃ、恐怖。。
作品のメッセージは、日常の差別や偏見、決めつけや思い込みの危険性など、、伝わりましたが、もりもり盛り込んじゃって、ややとっ散らかった印象。
わざわざ引用した星の王子様の
「大切なモノは目に見えない。心で見なくちゃ」の部分とXを主軸に置いて、もっとシンプルでも良かったんではないかと思ってしまいました。
リンちゃんパートは無くても成り立った?!
7年ぶりの映画主演の樹里ちゃんは相変わらず素敵だったし、
リンちゃん(ファン・ペイチャさん)も小動物の様な可愛らしさで癒されました。
遣都君が時々阿部寛さんに見えた。
川瀬陽太さん好きなので、もっと活躍して欲しかったな。
映画の日。
1発目の作品で前のめり鑑賞でしたが、ちょっと想像と違いました('◉⌓◉’)
全100件中、81~100件目を表示