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竹内結子が「ポテチ」にエキストラ出演 濱田岳のリピーター獲得大作戦

2012年5月12日 16:40

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「ポテチ」舞台挨拶に登壇した(左から) 木村文乃、濱田岳、中村義洋監督
「ポテチ」舞台挨拶に登壇した(左から) 木村文乃、濱田岳、中村義洋監督

[映画.com ニュース] 中村義洋監督と俳優・濱田岳が、人気作家・伊坂幸太郎氏の小説の映画化で4度目のタッグを組んだ「ポテチ」が5月12日、東京・新宿ピカデリーなど全国で封切られた。先月8日に、ロケ地の仙台を中心とする宮城県の6館で先行公開され、この日は晴れて全国50館規模に拡大。中村監督、濱田、ヒロインの木村文乃が新宿ピカデリーで舞台挨拶に臨んだ。

かねて中村監督が映画化を熱望していたが、伊坂氏が2010年の「ゴールデンスランバー」で映画化にひと区切りをつけると話していたため実現していなかった原作。だが、昨年3月11日の東日本大震災後に、両者が「われわれには映画や小説をつくって、皆さんに楽しんでもらうことしかできない」という思いで一致し、企画として再浮上したものだ。

濱田は、「伊坂さんが映画化をやめると噂では聞いていたので、もうないのかなあと思っていた。僕のキャリアには中村監督と伊坂さんは外せない。もうないのかなあと思っていたら、話が来たので内容も聞かずに『やります』と言っていた」と振り返る。中村組には初参加だった木村も、「至らないところばかりでついていくのに必死でしたが、本当に楽しくて家族のような現場でした」と笑顔で話した。

上映後の舞台挨拶だったため、濱田が「リピーターを増やす奥の手」として、竹内結子がエキストラ出演していることを明かすと、ほとんど気がついていなかった場内は騒然。「はやぶさ HAYABUSA」のキャンペーンで仙台を訪れていた竹内が、「ポテチ」のクランクインを陣中見舞いに訪れたことで実現。通行人としてわずか1カットの出演だったが、「(出演もしている)中村監督の見せ場をもり立てることができたでしょうか? 自前のむすび丸(仙台観光PRキャラクター)のトートバッグが映らなくて残念です」というコメントを濱田が代読すると、会場は大きな拍手に包まれた。

中村監督は、「本当にエキストラの扱いでしたが、ありがたかった」と感激しきり。濱田も「事務所の先輩の名前を借りた以上、せめて確認をするためにもまた友だちを誘って見に来てください。そして、その友だちが気がつかなかったら、また見るよう勧めてください」とアピールしていた。

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