全米映画ランキング : 2023年6月16日~2023年6月18日

全米映画ランキング:2023年6月19日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2023年6月16日~2023年6月18日
(金額・順位は確定後のもの)Box Office Essentials

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1 ザ・フラッシュ

The Flash
「ザ・フラッシュ」

Warner Bros.
(ワーナー・ブラザース映画)

1 55,100,000 55,100,000
2 マイ・エレメント

Elemental
「マイ・エレメント」

Walt Disney
(ディズニー)

1 29,500,000 29,500,000
3 2 スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース

Spider-Man: Across the Spider-Verse
「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」

Sony Pictures/Columbia
(ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)

3 27,800,000 280,382,979
4 1 トランスフォーマー ビースト覚醒 2 20,000,000 100,622,183
5 3 リトル・マーメイド

The Little Mermaid
「リトル・マーメイド」

Walt Disney
(ディズニー)

4 11,600,000 253,559,129
6 The Blackening

The Blackening

Lionsgate

1 6,000,000 6,000,000
7 4 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 7 5,000,000 344,360,355
8 5 ブギーマン

The Boogeyman
「ブギーマン」

20th Century Studios
(ディズニー)

3 3,800,000 32,767,747
9 6 ワイルド・スピード ファイヤーブースト 5 2,020,000 142,403,305
10 Adipurush

Adipurush

Viva Entertainment

1 1,643,309 1,643,309

「ザ・フラッシュ」が首位デビュー! 「マイ・エレメント」は2位に

6月第3週の北米映画市場では、好調だった前週までの勢いが衰えることはなく、興行収入ランキングのトップ10に、新作4本が登場しました。

首位は、ワーナー・ブラザースによる、DCエクステンデッド・ユニバースの第13弾「ザ・フラッシュ」。エズラ・ミラー演じる地上最速のヒーローであるフラッシュ(/バリー・アレン)が、そのスピードで時間をも超越し、幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変します。バリーは、母と父とともに家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着きますが、その世界にはスーパーマン、ワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になっていました。

ベン・アフレックがバットマン役で出演し、「バットマン」(1989)、「バットマン リターンズ」(92)などのマイケル・キートンも同役で、約30年振りにカムバック。「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」シリーズのアンディ・ムスキエティがメガホンをとりました。製作費2億ドルを投じた本作は、週末3日間で興収5500万ドルを記録。DCエクステンデッド・ユニバースの第12弾「シャザム! 神々の怒り」のオープニング興収(3050万ドル)を大幅に上回りました。

ディズニーの長編アニメーション「マイ・エレメント」は、2位に初登場。火、水、土、風のエレメントたちが暮らすエレメント・シティを舞台に、家族のために火の街から出ることなく、父の店を継ぐ夢に向かって頑張っていた火の女の子エンバーは、ある日偶然、自分とは正反対で自由な心を持つ水の青年ウェイドと出会います。ピーター・ソーン(「アーロと少年」)が監督を務め、ピート・ドクター(「カールじいさんの空飛ぶ家」)が製作総指揮、トーマス・ニューマン(「007 スカイフォール」)が音楽を担当。製作費2億ドルに対し、週末3日間で興収2900万ドルを突破しました。

6位でデビューを飾ったのは、ライオンズゲートのホラーコメディ「The Blackening(原題)」。ティム・ストーリー監督(「トムとジェリー」)が、黒人である友人同士の7人が、森のなかの小屋で殺人鬼と繰り広げるサバイバルゲームを描いています。週末3日間の興収は、600万ドルを記録しました。

ビバ・エンタテインメントによるインド映画「Adipurush(原題)」は10位デビュー。プラバース(「バーフバリ 伝説誕生」)、サイーフ・アリー・カーン(「インド・オブ・ザ・デッド」)らが出演し、古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」に基づき、善と悪の戦いを描いています。「RRR」に次ぎ、インド映画史上2番目となる5億ルピー(約6100万ドル)の高額製作費が投じられた本作は、週末3日間で、興収160万ドルを記録しています。

2023年6月19日更新 Dan Knighton

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