全米映画ランキング : 2017年6月2日~2017年6月4日
全米映画ランキング:2017年6月6日発表(毎週月曜日更新)
全米週末興行成績:2017年6月2日~2017年6月4日
(金額・順位は確定前のもの)Rentrak Box Office Essentials
順位 | 先週 | タイトル「邦題」/配給(日本配給) | 上映週 | 週末の興収 | 累計興収 | |
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1 | 初 | Wonder Woman | 1 | 100,505,000 | 100,505,000 | |
2 | 初 | Captain Underpants: The First Epic Movie | 1 | 23,500,000 | 23,500,000 | |
3 | 1 | Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales | 2 | 21,613,000 | 114,621,771 | |
4 | 2 | Guardians of the Galaxy Vol. 2 | 5 | 9,733,000 | 355,474,332 | |
5 | 3 | Baywatch | 2 | 8,500,000 | 41,724,438 | |
6 | 4 | Alien: Covenant | 3 | 4,000,000 | 67,219,484 | |
7 | 5 | Everything, Everything | 3 | 3,320,000 | 28,301,587 | |
8 | 7 | Snatched | 4 | 1,340,000 | 43,868,414 | |
9 | 6 | Diary of a Wimpy Kid: The Long Haul | 3 | 1,220,000 | 17,824,604 | |
10 | 8 | King Arthur: Legend of the Sword | 4 | 1,170,000 | 37,172,957 |
「ワンダーウーマン」が今年3位のOP興収で首位デビュー
メモリアルデイを終え、6月に入った全米ボックスオフィス。先週末は2本の新作がランクインし、DCコミックスの同名作を映画化した「ワンダーウーマン」が約1億0325万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たした。
シャーリーズ・セロンにアカデミー賞主演女優賞をもたらした「モンスター」(2003)のパティ・ジェンキンス監督による同作は、DCコミックスのスーパーヒーロー映画を集めた作品群<DCエクステンデッド・ユニバース>の第4作(「マン・オブ・スティール」「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」「スーサイド・スクワッド」に続く4作目で、5作目は今秋公開の「ジャスティス・リーグ」)。
第1次世界大戦下、つまり100年前の欧州を舞台に、アマゾン族の王女ダイアナ(=ワンダーウーマン)は、米軍兵士スティーブを助けたことから、人間界に大きな戦争が起こっていることを知り、その戦争を止めるために奔走するというストーリー。
今夏のブロックバスターのなかでも批評家から最も高い評価を受けており、今年公開の作品では、「美女と野獣」(約1億7400万ドル)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」(約1億4600万ドル)に次ぐ3位のOP興収を記録。また女性監督による作品ではサム・テイラー=ジョンソン監督の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(約8500万ドル)を上回り、歴代1位に。レビュー、興行ともに申し分なく、最終興収3億ドルも狙える好スタートとなった。
主演は昨春公開の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でも同役を演じたガル・ギャドット。共演にクリス・パイン、コニー・ニールセン、ロビン・ライト、デビッド・シューリス。
約2385万ドルのOP興収で2位デビューとなったのは、ドリームワークス・アニメーションの新作「Captain Underpants: The First Epic Movie」。デイブ・ピルキーによる児童絵本シリーズ「スーパーヒーロー・パンツマン」をアニメ映画化した作品。「ワンダーウーマン」同様、批評家受けは良かったが、OP興収は振るわず2000万ドル台にとどまった。声の出演にエド・ヘルムズ、ケビン・ハート。監督は「ターボ」(2013)のデビッド・ソーレン。
今週末は、先日ユニバーサル映画が発表したリブート版モンスター映画シリーズ「ダーク・ユニバース」の第1作「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」(トム・クルーズ主演)が公開となる。
2017年6月6日更新 藤井竜太朗