全米映画ランキング : 2004年7月30日~2004年8月1日

全米映画ランキング:2004年8月3日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2004年7月30日~2004年8月1日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

The Village
「ヴィレッジ」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,730 1 50,746,142 50,746,142
2 1

The Bourne Supremacy
「ボーン・スプレマシー」

Universal
(UIP)

3,180 2 24,167,895 98,830,075
3

The Manchurian Candidate
「ザ・マンチュリアン・キャンディデイト」

Paramount
(UIP)

2,867 1 20,018,620 20,018,620
4 2

I, Robot
「アイ,ロボット」

Fox
(フォックス)

3,204 3 10,355,190 115,039,036
5 4

Spider-Man 2
「スパイダーマン2」

Sony
(ソニー)

3,001 5 8,613,693 344,440,594
6 3

Catwoman
「キャットウーマン」

Warner Bros.
(ワーナー)

3,117 2 6,445,488 29,776,003
7

Harold & Kumar Go to White Castle

New Line

2,135 1 5,480,378 5,480,378
8 5

A Cinderella Story
「シンデレラ・ストーリー」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,350 3 4,868,485 40,322,944
9 6

Anchorman

Dreamworks

2,032 4 3,132,946 78,167,043
10 7

Fahrenheit 9/11
「華氏911」

Lions Gate
(ギャガ/ヘラルド)

1,217 6 3,109,038 109,442,647

シャマラン「ヴィレッジ」が首位、デンゼル・ワシントンの新作が3位

ヒットメーカー、M・ナイト・シャマラン監督「サイン」以来の新作「ヴィレッジ」が初登場1位。ウィリアム・ハート、ホアキン・フェニックス、エイドリアン・ブロディ、シガニー・ウィーバーなどによるアンサンブルキャストが19世紀末のペンシルベニアを舞台に、森に隠された秘密を探る物語。多くの批評家による「観る価値無し」の評にも関わらず、オープニング3日間で約5100万ドルの興収を上げたのは、「怖さ」よりも「バカバカしさ」が売りのシャマラン・ブランドが確立しているためだろう。シャマラン作品は「スリラー」としてではなく「コメディ」として受けている。2位の「ボーン・スプレマシー」は早くも1億ドル目前。そして3位には、デンゼル・ワシントン、メリル・ストリープ主演、ジョナサン・デミ監督によるポリティカル・スリラー「マンチュリアン・キャンディデイト」。フランク・シナトラ主演、ジョン・フランケンハイマー監督の「影なき狙撃者/(改題:失われた時を求めて)」のリメイクだ。オープニング興収はやや低めだが、批評は好評で息の長い興行が期待出来そう。以下7位にランクインしたのが「ハロルド&クマール・ゴー・トゥ・ホワイト・キャッスル」。アジア系アメリカン2人組によるバカコメディ。そして注目の「サンダーバード」は、何と圏外デビューという非常事態。

2004年8月3日更新 藤井竜太郎

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