全米映画ランキング : 2004年7月2日~2004年7月4日

全米映画ランキング:2004年7月6日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2004年7月2日~2004年7月4日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Spider-Man 2
「スパイダーマン2」

Sony
(ソニー)

4,152 1 88,300,000 152,556,000
2 1

Fahrenheit 9/11
「華氏911」

Lions Gate
(ギャガ/ヘラルド)

1,725 2 16,400,000 55,491,000
3 2

White Chicks

Sony

2,800 2 9,095,000 44,215,000
4 3

Dodgeball: A True Underdog Story
「ドッジボール」

Fox
(フォックス)

2,953 3 8,000,000 84,254,000
5 5

The Terminal
「ターミナル」

Dreamworks
(UIP)

2,782 3 7,900,000 54,300,000
6 4

The Notebook
「きみに読む物語」

New Line
(ギャガ・ヒューマックス)

2,323 2 7,357,000 28,669,000
7 6

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,725 5 5,935,000 223,114,000
8 7

Shrek 2
「シュレック2」

Dreamworks
(UIP)

2,609 7 5,800,000 408,100,000
9 8

Garfield
「ガーフィールド」

Fox
(フォックス)

2,458 4 2,700,000 62,652,000
10 9

Two Brothers
「トゥー・ブラザーズ」

Universal
(ヘラルド)

2,181 2 2,671,000 11,666,000

「スパイダーマン2」面目躍如。「シュレック2」を上回る出足

今年の独立記念日の週末は「スパイダーマン2」が予想通りの快進撃を見せた。初日の興収が4040万ドル(約44億円)という歴代新記録(それまでの記録は前作「スパイダーマン」の3940万ドル、水曜日興行では「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」の3445万ドルを)を達成し、公開後5日間でも1億5256万ドルとこちらも「マトリックス・リローデッド」を破る新記録。ここまで稼げるということは当然ながら公開館数も多いわけで、「シュレック2」より11館少ないものの、全米4152館での公開。「前作を凌ぐ成績を収める」という新たな使命のために費やされた製作費は2億1000万ドル、さらに宣伝費が約5000万ドルという文字通りのスーパー・ブロックバスターとして、まずは文句なしのスタートを切ったことになる。作品に対する批評も概ね好評で、このサマーシーズンをリードしている「シュレック2」との年間トップ争いも見物だ。その「シュレック2」は今週8位と順位を落としながらも、ついに興収4億ドルの大台突破で「スパイダーマン」1作目を蹴落として全米歴代5位に浮上している。そして、マイケル・ムーアの「華氏911」は、劇場数を2倍近くまで増やし今週も絶好調。公開2週目にして興収5500万ドルを突破、ドキュメンタリー映画史上初の1億ドル到達がぐんと近づいている。

2004年7月6日更新 藤井竜太郎

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