全米映画ランキング : 2004年6月25日~2004年6月27日

全米映画ランキング:2004年6月29日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2004年6月25日~2004年6月27日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

Fahrenheit 9/11
「華氏911」

Lions Gate
(ギャガ/ヘラルド)

868 1 23,920,637 23,920,637
2

White Chicks

Sony

2,726 1 19,676,748 27,180,139
3 1

Dodgeball: A True Underdog Story
「ドッジボール」

Fox
(フォックス)

3,020 2 18,787,419 67,458,145
4

The Notebook
「きみに読む物語」

New Line
(ギャガ・ヒューマックス)

2,303 1 13,464,745 13,464,745
5 2

The Terminal
「ターミナル」

Dreamworks
(UIP)

2,914 2 13,135,148 41,040,124
6 3

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

Warner Bros.
(ワーナー)

3,404 4 11,247,412 211,537,548
7 4

Shrek 2
「シュレック2」

Dreamworks
(UIP)

2,937 6 10,216,452 396,782,535
8 5

Garfield
「ガーフィールド」

Fox
(フォックス)

2,880 3 7,526,987 56,297,265
9

Two Brothers
「トゥー・ブラザーズ」

Universal
(ヘラルド)

2,175 1 6,144,160 6,144,160
10 7

The Stepford Wives
「ステップフォード・ワイフ」

Paramount
(UIP)

2,437 3 5,056,343 48,861,783

猛威を振るう「華氏911」。初登場で全米ナンバーワンに!

とうとう公開されたマイケル・ムーア監督の「華氏911」が、劇場数わずか868ながら全米首位デビューという快挙を達成。1館あたりの興収は2万7558ドルと驚異的で、ドキュメンタリー映画としては史上初の首位となった。内容はご存知の通り、01年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロ後のブッシュ政権の政策を糾弾し、ブッシュ一家とビン・ラディンとの関係を暴くというタイムリーかつセンセーショナルなもので、大統領選を今秋に控えた全米国民が見事に食いついた格好。2位には、ヒルトン姉妹ならぬウィルトン姉妹を守るために、2人の黒人FBI捜査官がホワイト・チックス(お馬鹿な白人娘)に変装して大騒動を巻き起こすウェイアンズ兄弟監督・主演の爆笑コメディ「ホワイト・チックス」。4位には「メッセージ・イン・ア・ボトル」などで知られるニコラス・スパークス原作の恋愛ドラマ「きみに読む物語(原)」。監督はニック・カサベテスで、母親のジーナ・ローランズも出演。5位「ターミナル」はやはり元気がなく、このままフェードアウトの予感。6位「アズカバンの囚人」は順当に2億ドルを超え、7位の「シュレック2」は4億ドルまであと一歩。そして、ジャン=ジャック・アノー監督による大自然を舞台にしたトラの兄弟と人間のドラマ「トゥー・ブラザーズ」がなんとか9位にランクイン。今週30日には、今夏最大のブロックバスター「スパイダーマン2」が公開。打倒「シュレック2」なるか?

2004年6月29日更新 藤井竜太郎

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