国内映画ランキング : 2003年2月8日~2003年2月9日
映画ランキング : 2003年2月11日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2003年2月8日~2003年2月9日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | メイン館※ | 上映週 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | レッド・ドラゴン配給:UIP | 日比谷スカラ座1ほか東宝系 | 1 | |
2 | 2 | ハリー・ポッターと秘密の部屋配給:ワーナー | 丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 | 20 | |
3 | 1 | ボーン・アイデンティティー配給:UIP | 日劇3ほか東宝系 | 3 | |
4 | 3 | 黄泉がえり配給:東宝 | 有楽町スバル座ほか東宝系 | 4 | |
5 | 4 | マイノリティ・リポート配給:フォックス | 日劇1ほか東宝系 | 10 | |
6 | 5 | トランスポーター配給:アスミック | 渋谷東急ほか松竹・東急系 | 2 | |
7 | 7 | 壬生義士伝配給:松竹 | 丸の内プラゼールほか松竹系 | 4 | |
8 | 初 | 13階段配給:東宝 | 日劇2ほか東宝系 | 1 | |
9 | 6 | ギャング・オブ・ニューヨーク配給:松竹/ヘラルド | 丸の内ルーブルほか松竹・東急系 | 8 | |
10 | 9 | T.R.Y.配給:東映 | 丸の内東映ほか東映系 | 5 |
※ファーストラン時点
「レッド・ドラゴン」余裕の首位デビュー。「13階段」は8位
なかなか好調だった前週の先行オールナイトの勢いのままに、「レッド・ドラゴン」が初登場で余裕の首位を飾った。9日の日曜洋画劇場(テレ朝系)での「羊たちの沈黙」オンエアも絶妙。初日・2日間の成績は、動員でおよそ28万3000人、興収で約4億2800万円で、同配給、同チェーンの「バニラ・スカイ」対比で116%ということだ。また、ロードショー地区のみで比較すれば、一昨年の「ハンニバル」に対して、動員・興収ともにおよそ75%という水準。最終的には、興収にして30億円プラスアルファという線が落ち着きどころか。この分でいくとレクター博士3部作は、「ハンニバル」>「レッド・ドラゴン」>「羊たちの沈黙」という成績順となる(全米では「ハンニバル」>「羊たちの沈黙」>「レッド・ドラゴン」)。そして、この週末封切られたもう1本の話題作「13階段」は、8位からというややしょっぱい出足に。一方で「黄泉がえり」の健闘が相変わらず光っている。ムーブオーバー館もどんどん増えており、興収20億円も狙えるまでになった。03年興行界の春一番といったところ。また、圏外ながら「猟奇的な彼女」の躍進も特筆に値する。こちらも公開館が増えており、前週14位から11位まで浮上。さて、今週末は日劇1が10週ぶりに番組替わり。カンヌ映画祭のパルムドール「戦場のピアニスト」だが、このチェーンにはやや荷が重い感じも。果たしてどんな結果になるか?
2003年2月11日更新 駒井尚文