全米映画ランキング : 2002年11月8日~2002年11月10日

全米映画ランキング:2002年11月12日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2002年11月8日~2002年11月10日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

8 Mile
「8マイル」

Universal
(UIP)

2,470 1 54,464,000 54,464,000
2 1

The Santa Clause 2
「サンタクロース・リターンズ!/クリスマス危機一髪」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

3,352 2 24,800,000 60,100,000
3 2

The Ring
「ザ・リング」

Dreamworks
(アスミック)

2,927 4 16,000,000 86,100,000
4 3

I Spy
「アイ・スパイ」

Sony
(ソニー)

3,182 2 9,000,000 24,678,000
5 4

Jackass: the movie

Paramount

2,532 3 7,200,000 53,319,000
6 6

My Big Fat Greek Wedding

IFC Films

1,975 30 5,752,101 192,755,261
7 7

Sweet Home Alabama
「メラニーは行く!」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

2,004 7 3,800,000 118,600,000
8 5

Ghost Ship
「ゴースト・シップ」

Waner Bros.
(ワーナー)

2,361 3 3,160,000 26,174,000
9

Femme Fatale
「ファム・ファタール」

Warner Bros.
(ヘラルド)

1,066 1 2,830,000 3,485,000
10 8

Punch-Drunk Love
「パンチドランク・ラブ」

Sony
(東宝東和)

1,293 5 2,600,000 14,600,000

エミネムの自伝的映画が怒涛のナンバーワン!

白人ラップ・シンガー、エミネムの映画初主演作にして、半自伝的内容を描いた作品「8マイル」が、関係者もビックリの凄い成績で首位に躍り出た。タイトルの「8マイル」というのは、エミネムの故郷デトロイトの市街地と郊外、ひいては住む人の肌の色や、生活レベルを隔てるラインのこと。母親役にはキム・ベイシンガー、監督には「L.A.コンフィデンシャル」のカーティス・ハンソン。映画のサントラと、シングルカットの「ルーズ・ユアセルフ」も全米チャートで首位にランクされており、目下三冠王。この、週末3日間の興収5446万ドル(約66億円)というのは、R指定の映画としては「ハンニバル」に次ぐ歴代2番目の記録。以下、2位から5位の作品は、前週から1つづつランクダウン。その中で3位の「ザ・リング」は、前週からの興収の落ちが僅か11%と相変わらず好調。この週末には1億ドルオーバーが確実だ。その他、9位に初登場となった「ファム・ファタール」は、御大ブライアン・デ・パルマが監督、アントニオ・バンデラスとレベッカ・ローミン・ステイモスが主演のエロティック・サスペンス。御大も、「ミッション:インポッシブル」以来ヒットがありません。

2002年11月12日更新 藤井竜太郎

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