全米映画ランキング : 2002年3月1日~2002年3月3日

全米映画ランキング:2002年3月5日発表(毎週月曜日更新)

全米週末興行成績:2002年3月1日~2002年3月3日
(金額・順位は確定後のもの)

順位

先週

タイトル「邦題」/配給(日本配給)

スクリーン数

上映週

週末の興収
(単位:$)

累計興収
(単位:$)

1

We Were Soldiers
「ワンス・アンド・フォーエバー」

Paramount
(ギャガ・ヒューマックス)

3,143 1 20,200,000 20,200,000
2

40 Days and 40 Nights
「40デイズ・アンド・40ナイツ」

Miramax
(UIP)

2,225 1 12,500,000 12,500,000
3 2

John Q
「ジョンQ」

New Line
(ギャガ・ヒューマックス)

2,456 3 8,400,000 51,075,000
4 3

Dragonfly
「ドラゴンフライ」

Universal
(東宝東和)

2,507 2 6,800,000 19,400,000
5 4

Return to Never Land
「ピーターパン2/リターン・トゥ・ネバー・ランド」

Buena Vista
(ブエナビスタ)

2,618 3 6,500,000 35,300,000
6 1

Queen of the Damned
「呪われし者の女王(原作本邦題)」

Warner Bros.
(ワーナー)

2,511 2 5,825,000 23,830,000
7 6

Big Fat Liar
「ビッグ・ファット・ライアー」

Universal
(UIP)

2,232 4 4,800,000 38,800,000
8 7

A Beautiful Mind
「ビューティフル・マインド」

Universal
(UIP)

1,962 11 4,400,000 138,700,000
9 5

Crossroads
「ノット・ア・ガール」

Paramount
(ギャガ・ヒューマックス)

2,301 3 4,035,000 31,179,000
10 12

The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
「ロード・オブ・ザ・リング」

New Line
(ヘラルド/松竹)

1,303 11 3,125,000 287,380,000

メルギブ主演の戦争映画が首位。ジョシュ・ハートネットの新作が2位

今年、全米を制した2本目の戦争映画は、ベトナムが舞台。主演にメル・ギブソン、監督にはランダル・ウォレス(「ブレイブハート」「パール・ハーバー」の脚本家)。ベトナム戦争初期のイアドラン渓谷の決戦を描いた、元米陸軍中佐のペンになるベストセラー小説、「We Were Soldiers Once... and Young」を映画化。折からの愛国心高揚ムードに乗って、公開を前倒して大成功となった。興収1億ドルも夢ではない。2位にデビューしたのは、近頃大作への出演が目立つジョシュ・ハートネットが、ついに一枚看板を背負うメジャー大作。失恋し、40日間の禁欲生活を自分に強いる若者が主人公。その禁欲生活を危機に陥れる女性役に、「ロック・ユー!」のシャニン・ソサモン。3位にはデンゼル・ワシントンの「ジョンQ」が粘り、前週1位のアリーヤ遺作「呪われし者の女王」が6位へと急落。下位の方には、「ビューティフル・マインド」と「ロード・オブ・ザ・リング」のオスカー候補2本が不気味に居座っている。「ロード~」は全米歴代興収13位まで上って来ており、気がつけば「スター・ウォーズ」サーガの一角、「帝国の逆襲」を射程に捉えている。

2002年3月5日更新 藤井竜太郎

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