国内映画ランキング : 2001年11月10日~2001年11月11日
映画ランキング : 2001年11月13日発表(毎週火曜更新)
全国週末興行成績:2001年11月10日~2001年11月11日 (全国動員集計)興行通信社提供
順位 | 先週 | 作品 | メイン館※ | 上映週 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 初 | 冷静と情熱のあいだ配給:東宝 | 日劇東宝ほか東宝系 | 1 | |
2 | 1 | 千と千尋の神隠し配給:東宝 | 日比谷スカラ座1ほか東宝系 | 17 | |
3 | 3 | ソードフィッシュ配給:ワーナー | 丸の内ルーブルほか松竹・東急系 | 2 | |
4 | 5 | スウィートノベンバー配給:ワーナー | 丸の内ピカデリー1ほか松竹・東急系 | 3 | |
5 | 4 | 陰陽師配給:東宝 | ニュー東宝シネマほか東宝系 | 6 | |
6 | 2 | エボリューション配給:ソニー | 日本劇場ほか東宝系 | 2 | |
7 | 初 | かあちゃん配給:東宝 | みゆき座ほか東宝系 | 1 | |
8 | 6 | ブリジット・ジョーンズの日記配給:UIP | 日劇プラザほか東宝系 | 8 | |
9 | 7 | キャッツ&ドッグス配給:ワーナー | 丸の内プラゼールほか松竹・東急系 | 4 | |
10 | 9 | GO配給:東映 | 丸の内東映ほか東映系 | 4 |
※ファーストラン時点
「冷静と情熱のあいだ」が「千と千尋」をかわして首位に!
フジテレビ系での凄まじい大量番宣の甲斐あって、「冷静と情熱のあいだ」が断トツの首位をもぎ取った。これで当分、エンヤの歌は聴かなくて済むんでしょうか? 日劇東宝の初日(10日)は、主要キャストの舞台挨拶を見るために、朝7時の段階で徹夜組を含む1100名が押し寄せて早くも満員札止めに、続く10時の回も1200名が詰めかけたというから凄い。一方、東京に比べると大阪地区が弱いのがこの映画の特徴で、最終的な興収は12~15億円レベルにとどまるのではないかとの見方もある。そして、4週ぶりに2位に落ちた「千と千尋」は、興収でとうとう「タイタニック」を超えた模様。これについての正式なプレス発表が13日に行われる。しかし動員、興収で日本一になったものの、配収ではまだ「タイタニック」に届かない同作は、12月下旬からみゆき座チェーンにムーブオーバーして正月を越すことになった。日本記録完全制覇への道のりはまだ続く。そんなわけで国内ランキングの1、2位を占めた上、6週目の「陰陽師」が5位に残り、ますます笑いの止まらない東宝であるが、もう1本の新作「かあちゃん」はさすがにおとなし目の成績でスタート。しかし、トップ10に同一配給会社の作品が4本もランクインしたのは、実に2年半ぶりのことだ。
2001年11月13日更新 駒井尚文