ジェーン・グリーン : ウィキペディア(Wikipedia)

シェーン・グリーンShane Greene, 1988年11月17日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州レイク郡出身のプロ野球選手(投手)。。右投右打。フリーエージェント(FA)。愛称はグリーニーGreeny)、シェーナーShaner)。

経歴

プロ入りとヤンキース時代

のMLBドラフト15巡目(全体465位)でニューヨーク・ヤンキースから指名され、6月16日に契約。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ヤンキースでプロデビュー。13試合に登板して1勝2敗、防御率5.87、20奪三振を記録した。

はまずA-級スタテンアイランド・ヤンキースでプレーし、10試合に先発登板して2勝6敗、防御率4.59、44奪三振を記録した。8月にA級チャールストン・リバードッグスへ昇格。4試合に先発登板して0勝2敗、防御率4.58、22奪三振を記録した。

はA級チャールストンでプレーし、27試合に先発登板して5勝14敗、防御率4.37、128奪三振を記録した。

はA+級タンパ・ヤンキースでプレーし、24試合(先発23試合)に登板して4勝7敗、防御率5.22、101奪三振を記録した。

はA+級タンパでプレー後、6月にAA級トレントン・サンダーに昇格した。AA級トレントンでは14試合(先発13試合)に登板して8勝4敗、防御率3.18、68奪三振を記録した。オフの11月20日にヤンキースとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たしたYanks make deal with Padres, add six to 40-man roster MLB.com。

3月21日にヤンキースの「Minor League Pitcher of the Year」にあたる、2013年度の「Kevin Lawn Award」を受賞した。3月28日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースへ異動。開幕後の4月9日にメジャーへ昇格したが、登板のないまま4月14日にAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ降格した。4月24日にメジャーへ再昇格し、同日のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビュー。7回裏から登板したが、1死しか取れず、3安打3失点(自責点2)3四球で降板。4月26日に再びAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ降格した。7月7日に再昇格し、同日のクリーブランド・インディアンス戦で先発起用され、6回を4安打2失点に抑え、メジャー初勝利を挙げた。その後は先発陣が故障で次々と離脱したため、先発ローテーションに定着した。この年メジャーでは15試合(先発14試合)に登板して5勝4敗、防御率3.78、81奪三振を記録した。

タイガース時代

2014年12月5日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスを含んだ三角トレードでデトロイト・タイガースへ移籍した。

は先発ローテーションの一角として16試合に先発登板したほか、2試合でリリーフ登板もした。しかし、83.2イニングでホームランを12本許し、防御率6.88と打ち込まれてシーズンを終えた。

はリリーフに転向し、50試合中先発で投げたのは3試合だけだった。防御率5.82、5勝4敗2セーブという成績に終わったが、WHIPは1.33まで改善され、FIPも自己ベストの3.13をマークした。

はリリーフに固定されてチームトップの71試合に登板した。シーズン後半はクローザーも務め、4勝3敗9セーブ、防御率2.66を記録、リリーフ投手として大きく飛躍したシーズンとなった。 は防御率こそ5点台であったが、32セーブを記録した。

ブレーブス時代

7月31日にジョーイ・ウェンツ、トラビス・デメリットとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した。アローディス・ビスカイーノ、A.J.ミンター、ルーク・ジャクソンらが担っていたクローザーの役割を任せるために獲得された。ただ移籍後はクローザーで投げていて苦しんだため、監督のブライアン・スニッカーは8月9日に役割から外し、代わりにマーク・マランソンを配置した。

はシーズン開幕を前に年俸調停があり、年俸は625万ドルに決まった。オフの10月28日にFAとなった。

はシーズンが開幕してからも所属先が決まらなかったが、5月9日にブレーブスと単年150万ドルという条件で再契約した。8月10日にDFAとなり、14日にFAとなった。

ドジャース時代

2021年8月20日にロサンゼルス・ドジャースとメジャー契約を結んだ。9月22日にDFAとなり、26日にFAとなった。

3月16日にドジャースとマイナー契約を結んだ。シーズンでは開幕から傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースでプレーし、5月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦では2回を無失点に抑えて勝利投手となったが、5月17日にDFA 、20日にマイナー契約でAAA級オクラホマシティへ配属され、22日にFAとなった。

ヤンキース復帰

2022年5月26日にヤンキースとマイナー契約を結び、AAA級スクラントン・ウィルクスバリへ配属された。7月23日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした。だが同日のボルチモア・オリオールズ戦で1回を投げて、ラモン・ウリアスの本塁打で2失点を喫すると、翌24日にDFA、27日にFAとなった。2日後の7月29日に再びヤンキースとマイナー契約を結んだ。しかし、その後は故障にも泣かされ、オフの11月10日に再びFAとなった。

カブス時代

はシカゴ・カブスのメジャーとマイナーの両方でプレーした。オフの11月3日にFAとなった。

詳細情報

年度別投手成績

NYY15140005400.55634578.28182906811038333.781.40
DET18160004800.33337383.2103132746501067646.881.55
50300054216.55625660.15832214590039395.821.33
71000043914.57128367.25063444731021202.661.24
66000046320.40027963.168121913653039365.121.37
38000002220.00015138.0215121143001151.180.87
ATL27000001110.00010124.2253502210011114.011.22
'19計650000032310.00025262.24681713640022162.301.01
28000010091.00010927.22229122100982.601.12
1900000102.0008317.0225901170016168.471.82
LAD900000011----306.231503710334.051.20
'21計2800000113.00011323.22561404241019197.231.65
1000010001.00082.020000100000.001.00
NYY100000000----51.0111001002218.002.00
'22計2000010001.000133.031100200226.001.33
CHC200000000123.020200300000.001.33
MLB:10年3453300024296752.4532035473.2458591741232442702562374.501.33
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

年度球団投手(P)
試合刺殺補殺失策併殺守備率
2014NYY155440.692
2015DET1841022.875
20165016001.000
2017711421.714
2018664310.875
2019380321.600
ATL2703001.000
'19計650621.750
20202812001.000
20211910001.000
LAD90000
'21計2810001.000
202210000
NYY10000
'22計20000
2023CHC201001.000
MLB3451736114.828
  • 2023年度シーズン終了時

記録

  • MLBオールスターゲーム選出:1回(2019年)

背番号

  • 39(2014年 - 同年途中)
  • 61(2014年途中 - 2019年7月30日、2021年 - 同年8月9日、2022年7月23日)
  • 19(2019年8月3日 - 2020年)
  • 28(2021年8月22日 - 同年終了)
  • 25(2022年5月15日)
  • 51(2023年)

関連項目

  • メジャーリーグベースボールの選手一覧 G

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/11/08 07:22 UTC (変更履歴
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