宮地昌幸 : ウィキペディア(Wikipedia)
宮地 昌幸(みやじ まさゆき、1976年2月1日 - )は、日本のアニメ監督、演出家、小説家。神奈川県鎌倉市生まれ。スタジオジブリ出身。著作に小説『新訳 亡念のザムド』『さよならアリアドネ』がある。
人物
スタジオジブリ在籍中に宮崎駿監督に才能を見込まれ、25歳で『千と千尋の神隠し』の監督助手に抜擢される。ジブリで経験を重ねた後、独立。富野由悠季監督の『OVERMANキングゲイナー』の演出や『エウレカセブン』の絵コンテ・演出などを経て、テレビアニメ『亡念のザムド』や映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』の監督を務めた。
趣味はアングラ映画と音楽の鑑賞。
経歴
アニメーションに興味を持ち、日本大学藝術学部映画学科中退後、スタジオジブリの講習会「東小金井村塾」で学ぶ。
1999年、スタジオジブリに入社。同期はアニメーターの奥村正志。2001年公開の『千と千尋の神隠し』で高橋敦史とともに宮崎駿の監督助手を務めたあと、独立。
2008年、PlayStation Network独占配信のWebアニメ『亡念のザムド』で初監督を務める。
2012年公開の映画『伏 鉄砲娘の捕物帳』で劇場作品を初監督。同年、乃木坂46の7thシングル「バレッタ」収録の井上小百合のクリエイターコラボ個人PVを監督。
2014年、ニコニコ生放送の番組「WOWOWぷらすと」のオープニングを監督。
2015年、初の書き下ろし小説「さよならアリアドネ」を発表。
2022年公開の映画『鹿の王 ユナと約束の旅』を安藤雅司と共同で監督。
作品リスト
テレビアニメ
劇場アニメ
- ホーホケキョ となりの山田くん(1998年、制作進行)
- 千と千尋の神隠し(2001年、監督助手)
- めいとこねこバス(2002年、監督助手)
- 鉄拳 ブラッド・ベンジェンス(2011年、絵コンテ)
- 伏 鉄砲娘の捕物帳(2012年、監督)
- 劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年、絵コンテ)
- 鹿の王 ユナと約束の旅(2021年、監督)
Webアニメ
- 幕末機関説 いろはにほへと(2006年、絵コンテ)
- 亡念のザムド(2008年 - 2009年、監督)
- 攻殻機動隊 SAC_2045(2020年、絵コンテ)
- ムーンライズ(2025年、絵コンテ)
その他
- よせてはかえし 乃木坂46シングル特典映像(ミュージック・ビデオ、2013年、監督)
- ニコニコ生放送「WOWOWぷらすと」(番組オープニング、2014年、監督)
著作
小説
- 「新訳 亡念のザムド」上下巻(ソニーマガジンズ、2010年12月1日)
- 「さよならアリアドネ」(ハヤカワ文庫JA、2015年10月21日)
- 「さよならアリアドネ -時空興信所から来た女」(復刊ドットコム、2021年8月20日)
注釈
出典
関連項目
- 日本の小説家一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/04/10 08:29 UTC (変更履歴)
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