ディー・リース
米テネシー州ナッシュビル出身。ニューヨーク大学の映画学科でスパイク・リーに師事し、在学中の2005年頃から短編映画の脚本・監督を手がけ、長編ドキュメンタリー「Eventual Salvation(原題)」(07)を監督。初の商業映画「アリーケの詩(うた)」(11・日本劇場未公開)では、インディペンデント・スピリット・アワードやゴッサム賞などの新人監督賞を受賞した。ブルース歌手ベッシー・スミスの生涯を描いたTV映画「Bessie(原題)」(15)は、エミー賞TV映画賞を受賞。監督と共同脚本を兼ねたNetflixオリジナル映画「マッドバウンド 哀しき友情」(17)では、ヒラリー・ジョーダンの長編小説をもとに、第2次世界大戦末期から終戦後にかけてのミシシッピを舞台に、白人一家と黒人一家の交流と苦悩を描き、黒人女性脚本家として初のアカデミー脚色賞ノミネートを果たした。