富田克也 : ウィキペディア(Wikipedia)
富田 克也(とみた かつや、1972年 - )は、日本の映画監督、脚本家。映画作家集団空族の一員である。
経歴
山梨県甲府市出身。映画美学校フィクション・コース第1期初等科修了。2003年、デビュー作『雲の上』を監督する。2007年、映画美学校映画祭スカラシップ作品『国道20号線』を監督し、『映画芸術』誌上で2007年の日本映画ベスト9位に選ばれる。2011年、『サウダーヂ』が第64回ロカルノ国際映画祭で独立批評家連盟特別賞を受賞したほか、第33回ナント三大陸映画祭で金の気球賞を受賞し、翌年の第66回毎日映画コンクールでは日本映画優秀賞と監督賞を受賞した。
2016年、『バンコクナイツ』で第69回ロカルノ国際映画祭・インターナショナルコンペティション部門で若手審査員賞を受賞。毎日映画コンクールでは、監督賞と音楽賞をダブル受賞。
同年、山口情報芸術センター(YCAM)の企画にて、『バンコクナイツ』の制作過程を追った初の映像インスタレーション作品、『潜行一千里』https://www.ycam.jp/events/2016/hidden-journey-of-a-thousand-miles-by-jrp/(5面マルチスクリーン)を発表。続いて2023年には、札幌市民交流プラザ(SCARTS)にて、台湾島をテーマにした4面マルチスクリーンの映像インスタレーション『ILHA FORMOSA』https://www.sapporo-community-plaza.jp/topics_scarts.php?num=928を発表するなど、映画にとどまらない新たなスタイルの作品を生み出している。
フィルモグラフィー
映画作品
- 雲の上(2003年) - 監督・脚本
- 国道20号線(2007年) - 監督・脚本・編集
- FURUSATO2009(2010年) - 監督・撮影
- サウダーヂ(2011年) - 監督・脚本・編集 ※第85回キネマ旬報ベスト・テン 6位
- Rap in TONDO(2012年)- 監督・撮影・編集
- バビロン2 THE OZAWA(2012年) - 主演・撮影・編集
- 同じ星の下、それぞれの夜「チェンライの娘」(2012年) - 監督・脚本
- バンコクナイツ(2016年) - 監督・出演:オザワ 役
- 典座-TENZO-(2019年) - 監督・脚本
その他映画以外の作品
- インスタレーション潜行一千里https://www.kuzoku.com/news/762/(2016年)- 演出・編集
- インスタレーションILHA FORMOSAhttps://www.sapporo-community-plaza.jp/archive.php?num=3081(2023年)- 演出・編集
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/06/13 23:36 UTC (変更履歴)
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