阿武野勝彦 : ウィキペディア(Wikipedia)

阿武野 勝彦(あぶの かつひこ、1959年1月 - )は、日本のテレビプロデューサー、元東海テレビアナウンサー。日本ペンクラブ会員。

これまでに制作したドキュメンタリー番組は25本。社会派ドキュメンタリー番組を数多く企画・制作。

経歴

  • 静岡県伊東市の日蓮宗の寺に生まれる。男3人兄弟の3男。中学1年で得度、僧籍を持つ。
  • 伊東市立西小学校、伊東市立北中学校、静岡県立伊東高等学校卒業。
  • 1981年3月 同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業
  • 1981年4月 東海テレビ放送入社(報道局アナウンサー)。
  • ドキュメンタリー制作
  • 1992年 - 1994年 岐阜県駐在記者
  • 1998年 営業局
  • 2000年 業務部長
  • 2002年 報道局報道部長
  • 2005年 報道局専門局次長
  • 2009年 報道スポーツ局専門局長
  • 報道局役員待遇専門局長
  • 2024年1月31日付で東海テレビ放送を退職。今後はフリーの映像作家として活動する。

作品

  • ガウディへの旅(1990年日本民間放送連盟賞)
  • はたらいてはたらいて~小児科診療所と老人たち~(1992年文化庁芸術作品賞ほか)
  • 村と戦争(1995年 ギャラクシー優秀賞・放送文化基金賞優秀賞ほか)岐阜駐在がきっかけ。
  • とうちゃんはエジソン(2003年ギャラクシー大賞ほか)
  • 黒いダイヤ(2005年日本民間放送連盟賞)
  • 約束~日本一のダムが奪うもの~(プロデューサー・ディレクター 2007年地方の時代映像祭グランプリほか)
  • 裁判長のお弁当(2008年ギャラクシー大賞ほか)
  • 光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~(2008年日本民間放送連盟賞最優秀賞ほか)
  • 黒と白~自白・名張毒ぶどう酒事件の闇~(2008年地方の時代映像祭優秀賞ほか)
  • さよならテレビ(2018年)
  • テレビで会えない芸人(2020年、鹿児島テレビ放送)

映画

  • 平成ジレンマ(プロデュース 2011年)
  • 青空どろぼう(プロデュース・共同監督 2011年)
  • 死刑弁護人(プロデューサー・2012年芸術選奨文部科学大臣賞放送部門)
  • 長良川ド根性(プロデュース・共同監督 2012年)
  • 約束 名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯(プロデュース、2013年)
  • ホームレス理事長 退学球児再生計画(プロデュース、2014年)
  • 神宮希林 わたしの神様(プロデュース、2014年)
  • ヤクザと憲法(プロデュース、2016年)
  • さよならテレビ(プロデュース、2020年)
  • テレビで会えない芸人(プロデュース、2022年)

受賞

  • 2008年放送人グランプリ。
  • 2009年日本記者クラブ賞。
  • 2011年日本民間放送連盟賞最優秀賞 テレビ教養番組部門(辞退)受賞対象番組は「記録人 澤井余志郎~四日市公害の半世紀」。同賞に内定していたが、2011年8月に起こった「セシウムさん事件」の責任を取る形で東海テレビの受賞番組はすべて辞退となった。
  • 2012年芸術選奨文部科学大臣賞。
  • 2016年放送文化基金放送文化個人賞。
  • 2018年菊池寛賞(「東海テレビドキュメンタリー劇場」として)

著書

  • さよならテレビ(2021年6月、平凡社新書)ISBN 9784582859768

関連項目

注釈

出典

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/02 13:07 UTC (変更履歴
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