クリスティアン・バンデベルデ : ウィキペディア(Wikipedia)

クリスティアン・ヴァンデヴェルデ(Christian Vande Velde、1976年5月22日- )は、アメリカ合衆国、イリノイ州のルモント出身の自転車競技選手。クリスチャン・ヴァンデヴェルデと表記する自転車競技関連情報誌、Webも少なくない。

経歴

1998年にUSポスタルサービスを契約を結んでプロ選手となるが、アシスト役に徹する機会が長らく続いたこともあってか、際立った戦績らしきものがなかった。

主要レースにおける勝利は、チームCSC在籍当時の2006年、UCIヨーロッパツアーの2.HCクラスのレースである、ツール・ド・ルクセンブルクで総合優勝、また2007年のチームタイムトライアル・アイントホーフェンで優勝したチームCSCの一員だったという程度だった。

2008年、プロフェッショナルコンチネンタルチームである、スリップストリーム(現、ガーミン・サーヴェロ)に移籍してから開花。

  • 2月に行われたツアー・オブ・カリフォルニアでは総合3位。
  • ジロ・デ・イタリアでは、最終総合順位こそ52位だったが、第1ステージのチームタイムトライアルでスリップストリームが勝利したことにより、同ステージ終了後にマリア・ローザを手中にした。
  • ツール・ド・フランスでは、ジロでのマニュス・バクステットに代わってエースナンバーとなり、またその期待に応える走りを見せた。第4ステージの個人タイムトライアル終了後に総合6位に浮上。第6ステージ終了後には同4位に浮上し、さらにピレネー越えステージが終了した第10ステージでは、首位のカデル・エヴァンスに38秒差の総合3位に浮上した。アルプス越えステージではアシスト陣の脆弱さから苦戦を強いられたものの、大きく総合順位を落とすことなく、ラルプ・デュエズがゴールの第17ステージ終了時点でも総合6位に止まり、第20ステージの個人タイムトライアルではエヴァンス、デニス・メンショフ、さらに総合首位のカルロス・サストレらを上回る区間4位に入り、総合5位に浮上した。
  • ツアー・オブ・ミズーリの総合優勝。

2009年

  • ツール・ド・フランスでもチームリーダーとして出場。ステージの途中で、チームメイトのブラッドリー・ウィギンスのサポートに回るケースが見られたが、総合8位に入った。

2012年

  • USAプロ・サイクリング・チャレンジ総合優勝。
  • 10月10日、過去にドーピングを行っていた事を認め、全米アンチドーピング機関(USADA)は9月9日から6ヶ月の出場停止と2004年6月4日~2006年4月31の成績の剥奪処分を下したUSADAの公式声明成績剥奪期間は"Appendix AA"を参照のこと。。

グランツールにおける総合成績

ツール・ド・フランス
  • 1999年 : 85位
  • 2001年 : 途中棄権
  • 2004年 : 56位
  • 2006年 : 24位
  • 2007年 : 25位
  • 2008年 : 5位
  • 2009年 : 8位
  • 2011年 : 17位
  • 2012年 : 59位
ブエルタ・ア・エスパーニャ
  • 2005年 : 31位
  • 2007年 : 39位
ジロ・デ・イタリア
  • 2005年 : 114位
  • 2008年 : 52位。第1ST総合首位。
  • 2012年 : 22位

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2021/03/12 12:21 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「クリスティアン・バンデベルデ」の人物情報へ