マシュー・ベラミー : ウィキペディア(Wikipedia)

マシュー・ベラミー本国等では「マット・ベラミー」(Matt Bellamy)の呼称が一般的だが、日本では「マシュー・ベラミー」の表記が多い。(Matthew Bellamy、1978年6月9日 - )は、イギリスのケンブリッジ生まれのミュージシャン。イギリスのデヴォン州・のバンド・ミューズのフロントマンである。

身長170 cm。10歳までをケンブリッジで過ごしたのち、ティンマスに移り、出会ったドミニク・ハワードクリス・ウォルステンホルムとともにバンド活動を続け、現在に至る。バンドの作詞作曲を手がける。

担当はボーカル、ギター、ピアノ。

人物

1978年6月9日にイギリスのケンブリッジで生まれ、のちにティンマスに移り住む。彼が14歳(15歳と答えている時もある)の頃に両親が離婚し、祖父母と暮らすようになり、これがきっかけで音楽にのめりこんだという。

家族

彼の父親は、イギリス出身で初めてアメリカのヒットチャート1位になったシングル「テルスター」を出したバンド、トルネイドースのギタリストだったジョージ・ベラミー。また、母親は霊媒師の娘で、似たようなことをすることがあったが、彼や弟がその影響を受けることを恐れてやめてしまった。

気質

極端な気質だと多くのインタビューで自らコメントしているとおり、楽曲に見られる静から動の爆発や、ステージ上での演劇がかった派手な立ち回り、宇宙に対する誇大妄想的興味など、大仰な性質のようである。デビュー時からセカンドアルバムツアーまでの間は黒や金、赤、青など、何度も髪の色を変えていた。好きな食べ物は、バナナと赤ワイン。

私生活

女優のケイト・ハドソンと4年間の交際の末に婚約するも、2014年に婚約を解消した。モデルで女優のエル・エヴァンスと2015年2月から交際。2017年12月に婚約を公表、2019年8月に結婚した。マシューとケイトの間には息子が、エルとの間には娘がいる。

音楽

歌唱法

裏声を多用する特徴的な歌唱法で、トム・ヨークやジェフ・バックリーなどが引き合いに出される。

楽器

6歳からピアノを独学し始めて間もない頃、地元のコンテストで優勝したというエピソードがあり、ライブでも曲によってキーボードを担当することがある。また、バンドをやるようになってからはギターも独学で弾くようになる。主なギターは、Mansonのカスタマイズギター。

影響

ピアノでは、ラフマニノフやベルリオーズなどの絢爛豪華な曲の多い作曲家が好きだというが、ピアノをはじめたきっかけはレイ・チャールズやスティービー・ワンダーなどのブラックミュージックだった。ギターに関しては、トム・モレロ(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)が憧れ。音楽全般に関しては、インタビュー記事などにトム・ウェイツの名前を挙げることが多く、彼の音楽には人生が詰まっているとも発言している。

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/08/07 04:14 UTC (変更履歴
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