鶴澤清治 : ウィキペディア(Wikipedia)
鶴澤 清治(つるさわ せいじ、1945年10月15日『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.515 - )は、義太夫節三味線方。日本芸術院会員、文化功労者。人間国宝(重要無形文化財保持者)。本名は中能島 浩(なかのしま ひろし)。
概要
義太夫節の三味線方。二代目鶴澤道八の甥で後に養子。甥に六代目竹本織太夫と鶴澤清馗がいる。門弟には、直弟子の二代目鶴澤藤蔵(五代目鶴澤清二郎)、鶴澤清志郎、鶴澤清馗の他、養父二代目鶴澤道八門弟の預かりとして、二代目鶴澤清友、鶴澤清介、鶴澤八介がいる。孫弟子に、四代目鶴澤友之助(二代目鶴澤清友門弟)、鶴澤清丈'、鶴澤清公、鶴澤清允、鶴澤清方、鶴澤清斗(鶴澤清介門弟)がいる。妻は中能島知子(中能島欣一と中能島慶子の娘。今井慶松の孫)。定紋は中陰蔦。
来歴
生い立ち
中国大陸の大連市出身。
三味線奏者として
1953年、4代鶴澤清六に入門、清治を名乗る。1954年、9歳で四ツ橋文楽座で初舞台。1960年、2代鶴澤道八、1964年、10代竹沢弥七に師事。近畿大学法学部中退。1972年、芸術選奨新人賞受賞。1976年から1989年まで、4代竹本越路大夫の三味線を務めた。1999年、モービル音楽賞(邦楽部門)受賞。2004年、日本芸術院賞・恩賜賞受賞、2006年、紫綬褒章受章、2007年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定、2014年12月 日本藝術院会員。2020年文化功労者。
関連項目
- 関東州
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