原田裕子 : ウィキペディア(Wikipedia)
原田裕子(はらだ ゆうこ、1981年 - )は、日本の版画家、木版画職人、摺師、木版デザイナー。鹿児島県鹿児島市出身。京都府京都市在住。老舗手摺匠「竹中木版」の六代目。京都教育大学教育学部美術科教育学科卒業。
プロフィール
大学在学中に竹中木版に弟子入り、竹中健司に師事。職人として技術を研鑽するとともに、竹笹堂アートディレクターとして、木版アートステーショナリーの作品を制作発表。数々のメディアから注目を集める。2006年(平成18年)にアメリカ合衆国ペンシルベニア州・マサチューセッツ州ボストンで、翌年にはハワイ州でワークショップを竹中健司と開催。原田の作品はギメ東洋美術館、フランス国立図書館(ともにフランス)に所蔵されている。
木版デザイナーとして、原田独自の「連柄」と名付けられた連続したパターンを用いた表現方法を編み出し、オリジナル木版画を用いたコフレットやブックカバーなどの雑貨を制作している。2010年より光村推古書院出版の京都手帖の装丁、挿絵デザインを提供し、他にもテキスタイルやパッケージデザインなどを木版画で提案するなど、活動の幅を広げている。
作品
- 「林檎椿」(木版画)
- 「ざくろ」(木版画)
- 「ピッチュ」(木版画)
- 「ねこ」(木版画)
- 「うさぎ」(木版画)
デザイン提供
- 京都手帖(光村推古書院)2010年〜
- 2011年版 きもの文化検定問題集(ハースト婦人画報社)2011年
- 山本仁商店 京の蚊帳生地ふきん 2014年
- 日本写真印刷 OneCoverスマートフォンケース 2014年
展覧会
- 京都手帖2014原画展(京都マルイ)2013年
- くだもの展覧会 〜木版画の美味しいくだもの〜(同時代ギャラリー)2011年
- 連柄展(同時代ギャラリー)2010年
- 京都の赤展(代官山モンキーギャラリー)2010年
- 京都の赤展(Galerie Lieu-Dit et、 Galerie Immanence ともにフランス・パリ)2010年
CM
- 大塚製薬「カロリーメイト」2011年10月〜2012年5月
- P&G「パンテーン」2014年5月〜6月
TV
- ソロモン流(テレビ東京)2012年
- LIFE〜夢のカタチ〜(朝日放送)2012年
- 未来シアター(日本テレビ)2014年
- デザイン・コード(テレビ朝日)2015年
ラジオ
- 5&6DJ(京都三条ラジオカフェ)2009年〜2011年
- オールドルーキーズバーDJ(京都三条ラジオカフェ)〜2009年
関連項目
- 竹笹堂
- 竹中健司
- カンバラクニエ
- 着物デザイナー谷川幸 - 京都三条ラジオカフェ 京都次世代GIRLSTALK出演
- 石井かほり - 仲間
- ガリバーゲット - 仲間
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/17 16:36 UTC (変更履歴)
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