ベン・バート : ウィキペディア(Wikipedia)

ベンジャミン・"ベン"・バート・JrBenjamin "Ben" Burtt, Jr., 1948年7月12日 - )は、アメリカ合衆国のサウンドデザイナーである。

人物

『スター・ウォーズ』、『インディ・ジョーンズ』、『SF/ボディ・スナッチャー』、『E.T.』、『ウォーリー』などを手掛けている。他に編集技師、映画監督、脚本家、声優も務めている。

『スター・ウォーズ』ではR2-D2の「声」、ライトセーバーの音、ダース・ベイダーの重呼吸音、皇帝のフォース・ライトニングの音を作成している。

生い立ちと私生活

ニューヨーク州Jamesvilleで生まれた。幼少期から8mm映画を作り、撮影、編集、録音技術を習得。ペンシルベニア州ので物理学を専攻し、1970年に卒業。SFX映画『Genesis』によりバートは南カリフォルニア大学の奨学金を獲得し、映画学の修士号を獲得した。

USCではのちにやはり音響技師となるリチャード・A・アンダーソンを相棒に冒険活劇を撮り、自ら出演もこなしている。教官のケン・ミウラの仲介でユニークな効果音が製作出来る若手を探していたジョージ・ルーカスと会い、『スター・ウォーズ』に参加する2019年のドキュメンタリー『ようこそ映画音響の世界へ』に詳しい。。

クリスチャンであるArterburn, Stephen. The Power Book: Spiritual Insights for Achieving Excellence. Nashville, TN: Thomas Nelson Publishers, 1996. "Tuesday Week 1."。1984年に生まれた息子のベンジャミン・アルデン・バートもスカイウォーカー・サウンドの音響技師となり、2018年の『ブラックパンサー (映画)』ではアカデミー音響編集賞にノミネートされた。

受賞歴

部門 候補作品 結果
アカデミー賞 1977年 特別業績賞 『スター・ウォーズ』
1981年 特別業績賞 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』
1982年 音響編集賞 『E.T.』
1983年 録音賞 『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』
音響編集賞
1988年 音響編集賞 『ウィロー』
1989年 録音賞 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』
音響編集賞
1996年 短編ドキュメンタリー映画賞[[:en:Special Effects: Anything Can Happen>Special Effects: Anything Can Happen]]
1999年 音響編集賞 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
2008年 録音賞 『ウォーリー』
音響編集賞
英国アカデミー賞 1978年 音響賞 『スター・ウォーズ』
1980年 音響賞 『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』
1981年 音響賞 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』
1983年 音響賞 『スター・ウォーズ/ジェダイの復讐』
1984年 音響賞 『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』
1989年 音響賞 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』
1999年 音響賞 『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』
2008年 音響賞 『ウォーリー』
2009年 音響賞 『スター・トレック』
アニー賞 2008年 アニメ映画声優賞 『ウォーリー』

参考文献

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/10 23:34 UTC (変更履歴
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike and/or GNU Free Documentation License.

「ベン・バート」の人物情報へ