片岡功 : ウィキペディア(Wikipedia)
片岡 功(かたおか いさお、1955年3月7日 - )は、日本の俳優。旧芸名・片岡正太郎(かたおか まさたろう)、松原正之介(まつばら しょうのすけ)。東京都港区赤坂出身。祖父は歌舞伎俳優・13代目・片岡仁左衛門。15代目・片岡仁左衛門は叔父。父は清元節三味線の人間国宝・四世清元梅吉。両親は小学生の時に離婚しており、それぞれ再婚している。 現在、家族は妻と娘。
幼少より芸能の環境に育ち、小学生の頃から歌舞伎の舞台やテレビに出演した。日本舞踊は花柳流の家元に通い、長唄の三味線は今藤政太郎に、清元は父の梅吉に、笛・囃子は福原百之助(寶山左衛門)に師事した。笛の演奏では、数多くの舞台に出演していた。
1975年、松浦竹夫演劇研究所に入所し、1977年には新演劇人グループ テアトロ海に所属した。その後、芸能事務所に移り、映画・テレビを中心に活動している。また、自動車整備士やソムリエ等の資格を取得し、自動車ディーラーやホテル・レストラン等の職歴もある。
主な出演作品
映画
- 春琴抄(1976年、西河克己監督) - 若旦那
- 恋人岬(1977年、西河克己監督) - 美希子の悪友
- 悲愁物語(1977年、鈴木清順監督) - 編集部員
- 青春グラフィティ スニーカーぶる〜す(1981年、河崎義祐監督) - 工員
- ええじゃないか(1981年、今村昌平監督) - 仙吉
- Beauty うつくしいもの(2007年、後藤俊夫監督) - 青木
- 築城せよ!(2009年、古波津陽監督) - 中村
- 最後の忠臣蔵(2010年、杉田成道監督) - 生瀬一左衛門
- 聖地へ!(2011年、古波津陽監督) - サブ
- 修羅の花道(2012年、壷井詠二監督) - 押塚義八郎
- PLASTIC CRIME(2013年、加藤悦生監督) - 小泉純也
- 小さいおうち(2014年、山田洋次監督) - コンサートの観客
- ウルトラマンギンガS(2015年、坂本浩一監督) - 王様
- メモリードア(2021年、加藤悦生監督)- 和也の父
- おっさんずぶる-す(謎乃中年認定壱拾箇条) (2022年、細野辰興監督)- 総務課長
テレビ
- こども劇場「人道塾物語」(1964年、NHK)子役で祖父の仁左衛門と共演
- 連続時代劇「半七捕物帳」第24話(1972年、NET) - 丁稚
- 大河ドラマ「勝海舟」(1974年、NHK) - 都築源之助
- 少年ドラマシリーズ「11人いる!」(1977年、NHK) - ヌーム
- 土曜ワイド劇場「新幹線殺人事件」(1977年、テレビ朝日)
- ライオンアワー「白い荒野」第23話(1978年、TBS)
- 江戸プロフェッショナル 必殺商売人 第21話「暴走を操る悪の大暴走」(1978年、ABC / 松竹) - さぶ
- 連続ドラマ「爆走!ドーベルマン刑事」第14話「決死の追跡・48時間」(1980年、テレビ朝日) - あきお
- 大河ドラマ「獅子の時代」(1980年、NHK) - 刑事
- 連続ドラマ「探偵同盟」第2話(1981年、フジテレビ) - 応援団長
- 連続ドラマ「天国の恋」第27話(2014年、東海テレビ) - 会長
- 月曜ゴールデン「北海道警察」4 (2015年、TBS) - 大曾根組長
舞台
- 寿歌舞伎公演「心中天網島」(1964年1月、日生劇場)
- 青年歌舞伎祭・若松会「女殺油地獄」(1969年8月、国立劇場)
- 青年歌舞伎月公演「女殺油地獄」「勧進帳」(1970年3月、国立劇場)
- 錦秋特別公演「鞍馬天狗」(1972年11月、明治座)
- テアトロ〈海〉旗揚げ公演 「いのちある日に」(1977年7月、農協ホール)
- 音楽劇「若きハイデルベルヒ」(1977年8月、日生劇場)
- テアトロ〈海〉アトリエ公演「日本への白い道」(1977年9月、アトリエ)
- 藤沢周平生誕80周年「蝉しぐれ」(2007年9月、大阪松竹座)
- 錦秋特別公演「売れっ子芸者奮闘記」(2009年9月、京都南座)
オリジナル ビデオ
- 裏盃の軍団1.2.3(2010年、辻裕之監督) - 矢頭政志
- 中京統一戦線(2012年、片岡修二監督) - 佐田徳雄
- 傷だらけの侠達(2012年、辻裕之監督) - 倉田社長
- 西成の顔(つら)(2012年、片岡修二監督) - 鎌倉俊夫
- 極道の紋章 第十六章(2012年、片岡修二監督) - 安田一志
- 修羅の宿命(2012年、辻裕之監督) - 阪口信光
- 暴力列島1.2(2013年、渋谷正一監督) - 川端辰雄
- 最後の極道(2014年、渋谷正一監督) - 笠原敬一郎
- 代紋の墓場5-8(2016年、5.6 山本芳久監督 / 7.8 辻裕之監督) - 城西会会長 池澤幸三郎
- 裏門釈放1,2(2017年、辻裕之監督)
- 極道の門 (2017年、旭正嗣監督)
- 極道の門(2020年、金澤克次監督)
CM
- 野村証券「野村でNISA」
- 日清カップヌードル「本音と建前」篇
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/09/11 01:04 UTC (変更履歴)
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