ローリー・マクドナルド : ウィキペディア(Wikipedia)
ローリー・マクドナルド(Rory MacDonald、1989年7月22日 - )は、カナダの男性元総合格闘家。ブリティッシュコロンビア州ケンズネル出身http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/ufc/fighters/M/rory-macdonald.html。トリスタージム所属。元Bellator世界ウェルター級王者。
来歴
6歳のときにテレビでUFCを観て格闘技に興味を持ち、14歳からトーシドーMMAで総合格闘技の練習を始め、2005年に16歳でプロデビュー【UFC145】ウェルター級、要注目マクドナルド&トンプソン MMAPLANET 2012年4月19日 UFC公式サイト。
KOTC
2007年12月15日、KOTC Canadaライト級王座決定戦でケイジャン・ジョンソンと対戦し、TKO勝ちを収め18歳で王座獲得に成功した。
2008年11月28日、KOTC世界ライト級タイトルマッチで王者クレイ・フレンチに挑戦し、KO勝ちを収め19歳で王座獲得に成功した。
UFC
2010年1月11日、UFC初参戦となったでマイク・ガイモンと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。
2010年6月12日、UFC 115でカーロス・コンディットと対戦。前半優勢に立っていたものの後半盛り返され、試合終了間際にTKO負けを喫した。キャリア初黒星を喫するもファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2012年12月8日、UFC on FOX 5でBJ・ペンと対戦し、ボディブローを効かせる等して圧倒し、大差の判定勝ち。試合後には唯一黒星を許してしまった相手カーロス・コンディットとの再戦をアピールした。
2012年12月31日、デイヴィッド・リーからブラジリアン柔術黒帯を授与されたRory MacDonald awarded black belt in no gi jiu jitsu SB Nation 2012年12月31日。
2013年7月27日、UFC on FOX 8でウェルター級ランキング4位のジェイク・エレンバーガーと対戦し、判定勝ち。試合後にはUFCの代表ダナ・ホワイトから「つまらない試合だった」などと痛烈な批判を受けたWhite on MacDonald vs. Ellenberger: 'That fight sucked so bad' MMA Fighting 2013年7月28日。
2013年11月16日、母国カナダで開催されたUFC 167でウェルター級ランキング10位のロビー・ローラーと対戦し、1-2の判定負け。
2014年2月22日、UFC 170でウェルター級ランキング6位のデミアン・マイアと対戦。1Rにテイクダウンを取られるなど苦戦するが、2R以降盛り返して3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2014年6月14日、UFC 174でウェルター級ランキング3位のタイロン・ウッドリーと対戦。遠い打撃でウッドリーを寄せ付けず、3Rにはテイクダウンを奪い3-0の判定勝ち。
2014年10月4日、でウェルター級ランキング9位のタレック・サフィジーヌと対戦し、左アッパーでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2015年7月9日、リーボックとスポンサー契約を結んだRory MacDonald signs sponsorship deal with Reebok ahead of UFC 189 MMAjunkie 2015年7月9日。
2015年7月11日、UFC 189のUFC世界ウェルター級タイトルマッチで王者ロビー・ローラーに挑戦し、激闘を繰り広げるも5Rに左ストレートでTKO負けを喫し王座獲得に失敗。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した喧嘩屋ロビー・ローラーの格闘哲学 不死身の男マット・ブラウンの復活は? スポーツナビ 2016年7月28日。また、この試合は2015年のファイト・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2023年にはUFC殿堂入りを果たした。
2016年6月18日、でウェルター級ランキング2位のスティーブン・トンプソンと対戦し、判定負け。
Bellator
2018年1月20日、Bellator 192のBellator世界ウェルター級タイトルマッチで王者ドゥグラス・リマに挑戦し、3-0の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。
2018年9月30日、Bellator 206のBellator世界ミドル級タイトルマッチで一階級上の王者ゲガール・ムサシに挑戦するも、2RにパウンドでTKO負けを喫し、2階級制覇はならなかった。
2019年4月27日、Bellator 220のウェルター級ワールドグランプリ準々決勝として行われたBellator世界ウェルター級タイトルマッチで挑戦者ジョン・フィッチと対戦し、判定0-1のドローで王座の初防衛に成功した。
2019年6月14日、Bellator 222のウェルター級ワールドグランプリ準決勝として行われたBellator世界ウェルター級タイトルマッチで挑戦者ネイマン・グレイシーと対戦し、3-0の判定勝ち。2度目の王座防衛に成功した。
2019年10月26日、Bellator 232のウェルター級ワールドグランプリ決勝として行われたBellator世界ウェルター級タイトルマッチで挑戦者ドゥグラス・リマと再戦し、判定負けで王座陥落するとともに、準優勝に終わった。
PFL
2019年12月18日、PFLと契約したことが発表された。
2021年4月29日、PFL初参戦となったPFL 2でカーティス・ミレンダーと対戦し、リアネイキドチョークで1R一本勝ち。
2021年4月29日、PFL 5でグレイゾン・チバウと対戦し、1-2の判定負け。しかし、ファンの判定投票、PFL解説陣全員がマクドナルド勝利を支持し、有効打撃数やテイクダウン数でもマクドナルドが大きく上回るなど物議を醸す判定となり、マクドナルド本人も試合後記者会見で「ハードな試合だったし、グレイゾンのことはリスペクトしているが、試合は明らかに自分が勝ったと思う」と語っているRory MacDonald lashes out 'clear robbery' loss at 2021 PFL 5: 'This should be looked into' MMA Junkie 2021年6月18日。
2021年8月13日、PFL 7のウェルター級トーナメント準決勝でレイ・クーパー3世と対戦し、0-3の判定負け2021 PFL Playoffs results: Ray Cooper III dominates Rory MacDonald in lopsided decision MMA Junkie 2021年8月14日。
2022年8月13日、PFL 8のウェルター級トーナメント準決勝でディラノ・テイラーと対戦し、右ストレートでダウンを奪われパウンドで1RTKO負けPFL Playoffs 2 results: Short-notice replacement Dilano Taylor upsets Rory MacDonald for trip to final MMA Junkie 2022年8月13日。
2022年8月14日、総合格闘技からの引退を発表したRory MacDonald retires from MMA after 2022 PFL season exit MMA Junkie 2022年8月14日。
戦績
グラップリング
獲得タイトル
- KOTC Canadaライト級王座(2007年)
- 第9代KOTC世界ライト級王座(2008年)
- 第6代Bellator世界ウェルター級王座(2018年)
表彰
- ブラジリアン柔術 黒帯
- UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(3回)
- UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(1回)
- UFC ファイト・オブ・ザ・イヤー(2015年)
- UFC殿堂入り(試合部門・UFC 189)
- ベルチャー・リポート ファイト・オブ・ザ・イヤー(2015年/ロビー・ローラー戦)
関連項目
- 男子総合格闘家一覧
- Bellator MMA王者一覧
- KOTC王者一覧
- UFC選手一覧
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/07/07 08:01 UTC (変更履歴)
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