リタ・ガム : ウィキペディア(Wikipedia)
リタ・ガム(Rita Gam、1927年4月2日 - 2016年3月22日)は、アメリカ合衆国の女優、ドキュメンタリー映画監督。1962年に『No Exit』でベルリン国際映画祭女優賞を受賞した。
生涯
ピッツバーグの生まれ。出生名はリタ・エレノア・マッケイ(Rita Eleanore MacKay)。母ヴェラ(旧姓フェイタリー)はルーマニアの生まれ。父ミルトン・A・マッケイはアルザス=ロレーヌ生まれだが両親はともにルーマニア人。
1931年、父が死に、母はユダヤ系ロシア人移民のベンジャミン・J・ガムと再婚する。
モデルを経て女優になる。ブロードウェイ(『There's a Girl in My Soup』『The Insect Comedy』『A Flag is Born』『A Temporary Island』など)、テレビに出演した後、映画界へ進出。
映画デビュー作はレイ・ミランド主演のフィルム・ノワール『The Thief』(1952年)。MGMと長期契約にサイン。1961年の『キング・オブ・キングス』ではヘロデヤを演じる。
1950年代から196年代にかけてCBSのクイズ番組『What's My Line』に解答者として時折出演した。
1962年、タッド・ダニエレブスキー監督の『No Exit』の演技で、ヴィヴェカ・リンドフォースとともにベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)を受賞 。
2003年、オフ・ブロードウェイの朗読劇『Wit & Wisdom』に出演。
『World of Film』『World of Beauty』といった紀行ドキュメンタリーも製作した。
私生活では、1949年に映画監督のシドニー・ルメットと結婚(1955年に離婚)。
グレース・ケリーとは親友で、彼女がモナコ公レーニエ3世との結婚式では花嫁の付添役をつとめた。その同じ年、リタは出版社社長トーマス・ギンズバーグと結婚するが、1963年に離婚Staff. "RITA GAM REMARRIED; Film Actress Is Wed Here to Thomas H. Guinzburg", The New York Times, March 24, 1956; accessed September 13, 2010.。
2016年3月22日、カリフォルニア州ロサンゼルスので呼吸不全により死去。88歳だった。娘と息子の2子あり。
著書
- 『Actress to Actress』
- 『Actors: A Celebration』
フィルモグラフィ
映画
- The Thief (1952)
- Saadia (1953)
- Night People (1954)
- Sign of the Pagan (1954)
- Magic Fire (1955)
- Mohawk (1956)
- Sierra Baron (1958)
- Wild Cats on the Beach (1959)
- ハンニバル Hannibal (1959)
- キング・オブ・キングス King of Kings (1961)
- Sinners Go to Hell (1962)
- コールガール Klute (1971)
- 新・ガンヒルの決斗 Shoot Out (1971)
- Such Good Friends (1971)
- The Gardener (1974)
- Law and Disorder (1974)
- Distortions (1987)
- Midnight (1989)
- Rowing Through (1996)
- Monaco (1997) ※短編、声の出演、遺作
テレビ
- 原子力潜水艦シービュー号 (1964)
- ニューヨーク・パパ (1966)
- 署長マクミラン (1973)
- マニックス (1974)
- (1976)
- ロックフォードの事件メモ (1979)
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/05/26 09:33 UTC (変更履歴)
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