四方晴美 : ウィキペディア(Wikipedia)
四方 晴美(よも はるみ、1957年5月19日 - )は、日本の元女優、元子役。東京都大田区田園調布出身。愛称はチャコ。俳優である父・安井昌二、母・小田切みきの娘。二人姉妹の妹で、姉の四方正美も子役出身の女優として活動した。
来歴
1962年、映画『僕チン放浪記』にて主役の少年役でデビュー。同年、安井昌二・小田切みきと親子で共演したTBSのテレビドラマ『パパの育児手帳』にチャコちゃん役で主演を務めた。「チャコちゃんシリーズ」はその後『チャコちゃん社長』・『チャコちゃんハーイ!』など、5作品が製作されて平均24%の視聴率を記録する人気シリーズとなり、シリーズは宮脇康之(現・宮脇健)演じる「ケンちゃんシリーズ」に引き継がれた。
1971年に『金メダルへのターン』、1974年に『高校教師』に出演し、1975年に芸能界引退を宣言。その後は母親の経営する小料理屋を手伝っていたが、4年後の1979年に一時復帰。1980年代に入って再び芸能界を引退した。その理由は『週刊プレイボーイ』のグラビアに登場したところ、当時交際していた男性に「ファンレターなどが沢山来て、仕事が忙しくなったらどうするんだよ」と問われ、それなら芸能界を辞めると決断したためである。その後は千葉県浦安市にある世界最大級のファストフード店・マクドナルドで、パートタイマー(アルバイト)として長く勤務して正社員から店長となり、娘もマクドナルドに入社した。その後、離婚を経てUNIQLOに勤務した。
出演作品
映画
テレビドラマ
- 榎物語(1962年3月、TBS / 国際放映)
- パパの育児手帳(1962年10月 - 1963年5月、TBS / 国際放映)
- チャコちゃん社長(1964年7月 - 10月、TBS)- 主演
- チャコちゃんハーイ!(1965年2月 - 1966年1月、TBS)- 主演
- チャコちゃん(1966年2月 - 1967年3月、TBS)- 主演
- 泣いてたまるか 第2話「やじろべえ夫婦」(1966年、TBS / 国際放映)
- チャコねえちゃん(1967年4月 - 1968年3月、TBS)- 主演
- チャコとケンちゃん(1968年4月 - 1969年3月、TBS)- 主演
- 渥美清の父ちゃんがゆく(1969年4 - 6月、フジテレビ)
- 金メダルへのターン(1971年、フジテレビ / 東宝)
- 朝の連続テレビ小説「繭子ひとり」(1971年、NHK)
- 銭形平次 第406話「岡っ引志願の娘」(1974年、フジテレビ / 東映) - お峰
- 高校教師(1974年、東京12チャンネル)- 亀山三千代
- 噂の刑事トミーとマツ 第11話「トミー変身の秘密PART l」(1979年、TBS / 大映テレビ)- 喫茶店のウェイトレス
- ザ・サスペンス「もう一人の乗客」(1982年、TBS)
- 右門捕物帖 第15話「伝六の初恋」(1983年、NTV / ユニオン映画)
- 月曜ワイド劇場「花柳幻舟獄中記1 女子刑務所の188日」(1984年、テレビ朝日)
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- 明治乳業「活性パイゲンC」(1967年)「日本懐かし夏休み大全」(辰巳出版「タツミムック」)に、当時の店頭ポスター(p.23。一家で出演したものもある)や広告付きのラジオ体操出席カード(p.87)が掲載されている。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/10/22 16:47 UTC (変更履歴)
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