吉本直志郎 : ウィキペディア(Wikipedia)

吉本 直志郎(よしもと なおしろう、1943年(昭和18年)9月1日 - )は、福岡県生まれ、広島県広島市育ち(満1歳から)の作家。

来歴

11歳の時、原爆孤児のための養護施設「広島戦災孤児育成所」(佐伯郡五日市町(現:広島市佐伯区))に入所。広島県立広島国泰寺高等学校卒業までここで過ごす。1978年に同所の体験をもとにした『青葉学園物語 右向け、左!』を発表し、児童文学作家としてデビュー。同作は日本児童文学者協会新人賞受賞、ベストセラーとなりシリーズ化、1981年市毛良枝主演で映画化もされた。子供たちを中心に描いた物語のほか、歴史を題材にした作品などを手がける。

1981年に川村たかし、那須正幹ら児童文学者とともに児童文学創作集団・亜空間を結成し、同人誌『亜空間』を創刊した。

主な著作

  • 青葉学園物語シリーズ 全5冊+姉妹編1冊(ポプラ社刊)
    • 「右向け、左!」
    • 「さよならは半分だけ」
    • 「翔ぶんだったら、いま!」
    • 「空色の空の下で」
    • 「まっちくれ、涙」
    • 「北の天使 南の天使」(姉妹編 原爆投下の日から、青葉学園ができるまでを描いている。)
  • バカラッチ隊シリーズ 全2冊
    • 「とびだせバカラッチ隊」
    • 「好きなあの子にバカラッチ」
  • 西遊記シリーズ
  • 東遊記シリーズ
  • リトルボーイ-LITTLE BOY
  • とんばら村からワチニンコ

関連項目

  • 日本の小説家一覧
  • 児童文学作家一覧

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/15 03:21 UTC (変更履歴
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