毛利恒之 : ウィキペディア(Wikipedia)

毛利 恒之(もうり つねゆき、1933年 - )は、日本の脚本家、放送作家。

プロフィール

福岡県大牟田市で生まれる。三池高校、熊本大学法文学部国文学科卒業。NHK契約ライターを経て、フリーの放送作家となる。

主な作品に、「マーサ」(九州朝日放送、1961年)、「十八年目の召集」(九州朝日放送、1964年)、「幾星霜」(九州朝日放送、1964年)といったテレビドラマのほか、「福大病院タリウム中毒事件の謎」(福岡放送、1982年)、北洋漁船の衝突事故を扱った「海難を超えて」(仙台放送、1983年)などのドキュメンタリーがある。一方で、KBCの情報ワイド番組「モーニングモーニング」(1986年 - 1998年)の企画立ち上げにも関わる。

1986年、初めての推理小説『射殺』を刊行。1998年、死刑囚から牧師となった新垣三郎の半生を描いた『地獄の虹』を刊行。他に『宇宙飛行士エリソン・オニヅカ物語』、特攻隊員について書いた小説3部作『月光の夏』、『月光の海』、『青天の星』など。『月光の夏』は九州を中心に、市民の募金運動によって映画化された。

日本ペンクラブ会員。

受賞

  • 1964年:第1回久保田万太郎賞 - 「十八年目の召集」(九州朝日放送)
  • 1964年:第19回文部省芸術祭奨励賞 - 「幾星霜」(九州朝日放送)※放送ライブラリーで視聴可能
  • 第7回レディ・ガスコイン賞
  • 1982年:日本民間放送連盟賞優秀賞 - 「騎馬武者現代を駆ける」(テレビ静岡)
  • 1988年:日本民間放送連盟賞優秀賞 - 「父は、夫は、戦争に行った - 奉納写真の証言」(信越放送)※放送ライブラリーで視聴可能

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/02/15 10:44 UTC (変更履歴
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