ミッシェル・オスロ : ウィキペディア(Wikipedia)
ミッシェル・オスロ(Michel Ocelot、1943年10月27日 - )は、フランスの脚本家、プロダクションデザイナー、演出家、アニメーション映画監督、テレビ番組ディレクター。
略歴
1943年、コート・ダジュールで生まれる『ディリリとパリの時間旅行』日本語公式サイトのプロフィール。ギニアで幼少時代、アンジェで青年期を過ごす。これらの体験は、のちの作品に影響を及ぼすことになる。最初はアンジェの美術学校で、のちにフランス国立高等装飾美術学校で装飾芸術を学んだ。独学でアニメーションを学び、プロとしての初の短編作品『3人の発明家たち』(1979年)で BAFTA賞を受賞。
1998年の作品『キリクと魔女』で最もよく知られているが、それ以前にすでにセザール賞http://www.lescesarducinema.comおよび英国アカデミー賞を受賞した作品を制作していたhttp://www.bafta.org/awards/film/nominations/?year=1980。
1994年から2000年まで国際アニメーション映画協会の会長をつとめた。
2009年にはレジオン・ドヌール勲章をアニエス・ヴァルダ監督から授与された。2015年、ザグレブ国際アニメーション映画祭で生涯功労賞を受賞した。2022年、アヌシー国際アニメーション映画祭名誉賞を受賞 ※2023年6月9日東京都内で取材。 。
日本との関わり
12歳の頃に葛飾北斎の画に出会い魅了されたと言い、1970年に日本に初めて来日し、墨絵を学んだり各地を旅行したりして40日間滞在したという。
2000年8月には第8回ヒロシマ国際アニメーション・フェスティバルに招かれ来日(『キリクと魔女』が上映された)、2002年3月には東京日仏学院で『キリクと魔女』と『プリンス&プリンセス』が上映されるのに伴い来日、2003年3月には『キリクと魔女』日本版公開のために来日、2005年9月にも来日しており、いずれも小野耕世がインタビューをしている。
主な作品
※いずれも監督と脚本を担当している。
- キリクと魔女 Kirikou et la sorcière (1998) ※兼 原作
- プリンス&プリンセス Princes et princesses (2000)
- キリクと魔女2 4つのちっちゃな大冒険 Kirikou et les bêtes sauvages (2005) ※日本劇場未公開
- アズールとアスマール Azur et Asmar (2006) ※兼 デザイン/原作
- 夜のとばりの物語 Les contes de la nuit (2011)
- ※2010年のテレビ短編シリーズ『』全10話の中の5話に新作1話を加えて1本の映画にまとめた作品で、残りの5話はオムニバス形式で『夜のとばりの物語 -醒めない夢-』として2013年に日本で劇場公開されている。
- 夜のとばりの物語
- 狼男 Le Loup-garou
- 夜のとばりの物語 -醒めない夢-
- 怪物のあるじ La Maîtresse des monstres
- キリク 男と女 3D Kirikou et les hommes et les femmes (2012)
- ディリリとパリの時間旅行 Dilili à Paris (2018)
- 古の王子と3つの花 Le Pharaon, le Sauvage et la Princesse (2022)
出典
参考文献
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/07/25 06:10 UTC (変更履歴)
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