水島精二 : ウィキペディア(Wikipedia)
水島 精二(みずしま せいじ、1966年1月28日 - )は、日本のアニメーション監督。東京都府中市出身。一二三所属。
経歴・人物
東京デザイナー学院(現・東京ネットウエイブ)卒業後、東京アニメーションフィルムに入社。『ドラえもん』『おぼっちゃまくん』の撮影の傍ら、撮影監督の熊谷正弘に師事したのち、本格的に演出を目指すため、サンライズへ制作進行として勤務する。退社してゲーム用ムービー制作に従事したのち、アニメーションへ移行する。
ほとんどの監督作品では三間雅文が音響監督を務めている。また、大半の作品に出演している小西克幸の他、一度自身の作品に起用した声優を後の作品でも積極的に起用している。
絵コンテや演出では「ミズシマセイジ」、または「ミズシマセイヂ」の名義を用いることがある。
同業者かつ同姓である水島努と血縁はない。対談では努を「兄者」と呼んでおり、努からは「兄貴」と呼ばれている。
PUFFYのファン。駄目元でアニメの主題歌歌唱を依頼したところ、PUFFYに快諾され、それがきっかけで『大江戸ロケット』の主題歌を彼女達が担当することになった。また、『月刊ニュータイプ』2007年8月号には、PUFFYに囲まれて満面の笑みを浮かべる水島の写真が掲載された。また、『機動戦士ガンダム00』シリーズに出演した高垣彩陽を高く評価しており、『はなまる幼稚園』のエンディングテーマに使われた「キグルミ惑星」は彼女だからこそできた曲と絶賛したうえ、高垣の出演イベントにも頻繁に足を運ぶほどである。
尊敬するアニメ監督には庵野秀明の名前を度々挙げており、彼と関わりの深いガイナックスから『はなまる幼稚園』の監督を依頼された際には、それまでとは異なる方向性やスタッフと仕事してみる意義もあり、引き受けた旨を明かしている。
初の劇場監督作品となった2005年の『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』は、第60回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した。
2011年には、日本アニメーター・演出協会主催の『平成23年度 若手アニメーター育成プロジェクト』に選定・評価委員として参加している。
エゴサーチの趣味があり、2ちゃんねる・Twitter・ブログ等で自作の感想を検索していることをたびたび明かしている。
吉田尚記にDJを勧められ、3度断ったが、吉田の押しが強かったためにDJを始める。後にDJコンテンツを手掛けることになり、キャストとして吉田もそれに参加することになるが、キャスティングについて監督である水島は無関係な為、これはただの偶然である。
2015年、第20回アニメーション神戸賞・個人賞を受賞。
参加作品
テレビアニメ
劇場アニメ
OVA
ゲーム
舞台
出典
外部リンク
- BONESの屋台骨 - 水島監督インタビュー
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2025/01/12 07:37 UTC (変更履歴)
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