マリオ・ソルダーティ : ウィキペディア(Wikipedia)

マリオ・ソルダーティ(Mario Soldati、1906年11月17日 - 1999年6月19日)は、イタリアの小説家、映画監督、脚本家。トリノ生まれ。

1929年、短編集『サルマーチェ』(Salmace)で小説家デビュー。1954年には長編小説『偽られた抱擁』(Le lettere da Capri)でイタリア最高の文学賞であるストレーガ賞を受賞している。

その作品はイギリスのロバート・ルイス・スティーヴンソンやヘンリー・ジェイムズの影響が指摘されている。参考文献1および2より

受賞歴

  • ストレーガ賞 1954年 Le lettere da Capri
  • カンピエッロ賞 1970年 L'attore
  • バグッダ賞 1976年 Lo specchio inclinato

日本語訳作品

長編
  • 偽られた抱擁 (訳:清水三郎治、1959年、講談社)(Le lettere da Capri (1954))
    • 1954年、ストレーガ賞受賞。原題の直訳は『カプリからの手紙』。
中短編
  • 窓 - 現代推理小説全集第14巻『牝狼/窓』(1957年、東京創元社)に収録、訳:飯島正 (La finestra (1950))
    • 『牝狼』はボアロー&ナルスジャックの作品
  • 雪の上の足跡 - 『現代イタリア短編選集』(1972年、白水社)に収録、訳:大久保昭男 (I passi sulla neve (1962))

参考文献

  • 1 現代推理小説全集第14巻『牝狼/窓』(1957年、東京創元社)巻末、飯島正「窓について」
  • 2 マリオ・ソルダーティ『偽られた抱擁』(1959年、講談社)訳者あとがき(清水三郎治)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/03/14 00:53 UTC (変更履歴
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