原田優一 : ウィキペディア(Wikipedia)
原田 優一(はらだ ゆういち、1982年9月1日 - )は、埼玉県出身の俳優、歌手、演出家、及びジェントーン合同会社CEO。身長は171cm。事務所はショウビズを経て、2022年12月1日よりジェントーン所属。
経歴
東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』で少年ガブローシュ役を演じていた従兄弟(橋本梓)の影響で、小学校3年生の時に劇団若草に入団した。
入団後すぐに子役の登竜門とされた『レ・ミゼラブル』や『サウンド・オブ・ミュージック』などのオーディションに合格。NHK大河ドラマには、子役として2タイトルに出演するなど“名子役”の1人として名を連ねた。
中学3年生の1年間は高校受験の為に芸能活動を休止。学習院高等科に入学する。
学習院大学文学部哲学科に進学するも、中退。本人曰く「卒論より『ベガーズ・オペラ』を選びました」
ミュージカル『ベガーズ・オペラ』での演出家 ジョン・ケアードが『レ・ミゼラブル』のアンジョルラス役に抜擢。これを初めとして『ミス・サイゴン』のクリス役、『レ・ミゼ』のマリウス役などの大役が続くこととなる。
柔らかいテノールの歌声を持ち、2枚目から3枚目まで幅広くこなせる演技力、タップダンス・ジャズダンスも得意と3拍子揃った俳優として高い評価を得ている。
トークやMCも得意で、出演舞台のトークショーでは進行役を任されたり、近年は演出や講師として後進の育成にも力を注ぐ。
主な出演
舞台
- 1992年 赤毛のアンシリーズ「アンの青春」(東京芸術劇場) - ポール 役
- 1994年「レ・ミゼラブル」(帝国劇場 ほか) - ガブローシュ 役
- 1994年「ファルセット」(サンシャイン劇場) - ジェイスン 役
- 1995年「サウンド・オブ・ミュージック」(帝国劇場 ほか) - フリードリッヒ 役
- 1995年「グイン・サーガ 〜炎の群像」(シアターアプル) - ミアイル王子 役
- 1996年「はだしのゲン」(全労済ホール スペース・ゼロ) - ゲン 役
- 1996年「サンタのクリスマス」 (博品館劇場) - ケン 役
- 1999年「隣の宇宙人」(シアターVアカサカ) - 権田原賢一 役
- 1999年「KILALA〜ロミジュリ仁義」(シアターVアカサカ)
- 2000年「キャバレー」(シアターVアカサカ) - 矢代俊一 役
- 2001年 ミュージカル座公演「ミュージカル・サイト」(俳優座劇場) - イサム 役
- 2002年「パナマ・ハッティ」(帝国劇場)
- 2002年「マイ・フェア・レディ」(中日劇場 ほか)
- 2002年「ロマンクエスト」(シアターVアカサカ) - ススム 役
- 2003年「キスミー・ケイト」(博多座 ほか)
- 2003年「イーストウィックの魔女たち」(帝国劇場)
- 2004年「サウンド・オブ・ミュージック」(博多座) - ロルフ 役
- 2004年「マイ・フェア・レディ」(梅田コマ劇場)
- 2005年「ネバ・ゴナ・ダンス」(東京国際フォーラム)
- 2006年「ベガーズ・オペラ」(日生劇場)
- 2006年「ビューティフルゲーム」(青山劇場 ほか)
- 2006年 ミュージカル座公演「アイ・ハヴ・ア・ドリーム」(博品館劇場) - マイク 役
- 2006年 ミュージカル「赤毛のアン」(全国公演) - ギルバート 役
- 2006年「FAME The Musical フェーム」(東京芸術劇場 ほか)
- 2007年「TITANIC the musical タイタニック」(東京国際フォーラム) - エドワードラティマー 役
- 2007年「レ・ミゼラブル20周年記念公演」(帝国劇場・博多座) - アンジョルラス 役
- 2007年「ALL SHOOK UP」(青山劇場・シアターBRAVA!) - ディーン・ハイド 役
- 2008年「ベガーズ・オペラ」(梅田芸術劇場・日生劇場) - ノエル(もってこい)/フィルチ 役
- 2008年「ミス・サイゴン」(帝国劇場) - クリス 役
- 2009年「ミス・サイゴン」(博多座) - クリス 役
- 2009年「レ・ミゼラブル」(中日劇場・帝国劇場) - アンジョルラス 役
- 2009年 劇的朗読劇「苦情の手紙」(博品館劇場)
- 2009年 TOURSミュージカル「赤毛のアン」(札幌・仙台・さいたま・広島・福岡・大阪・名古屋・東京) - ギルバート・ブライス 役
- 2011年「レ・ミゼラブル」(帝国劇場) - マリウス 役
- 2012年「ラ・カージュ・オ・フォール」(日生劇場・梅田芸術劇場・愛知県芸術劇場) - ジャン・ミッシェル 役
- 2012年「道化の瞳」(シアタークリエ・愛知県芸術劇場・金沢歌劇座・サンケイホールブリーゼ) - 鈴木淳・カール 役
- 2013年「レ・ミゼラブル」(帝国劇場 ほか) - マリウス 役
- 2015年「晦日明治座 納め・る祭〜あんまり歌うと攻められちゃうよ〜」(明治座・梅田芸術劇場) - 鷲葛城 役
- 2016年 ミュージカル「TARO URASHIMA」(明治座) - 深海王子 役
- 2016年「スマイルマーメイド」(シアター1010 ほか) - ドーフィン 役
- 2017年「ゆく年く・る年冬の陣 師走明治座時代劇祭」(明治座・梅田芸術劇場) - 本田忠勝 役
- 2018年「歳が暮れ・るYO 明治座大合戦祭」(明治座・梅田芸術劇場) - 二部日替わりゲスト(12月29日 昼公演のみ)
- 2018年-2019年「ミュージカル マリー・アントワネット」(博多座・帝国劇場・御園座・梅田芸術劇場)-ルイ16世 役
- 2019年「リューン」(日本青年館 ほか) - ダナトリア 役
- 2019年「グーテンバーグ!ザ・ミュージカル」(新宿角座・上野ストアハウス)
- 2019年「ファクトリーガールズ」(赤坂ACTシアター ほか) - アボット 役
- 2019年「麒麟にの・る」(明治座) - 演出・出演
- 2020年「Fly by night〜君がいた」(シアタートラム・赤レンガ倉庫1号館ホール) - ナレーター 役
- 2021年「シンる・ひま オリジナ・る ミュージカ・る 明治座で逆風に帆を張・る!!」(明治座) -演出・九条兼実役
- 2022年「奇人たちの晩餐会」(世田谷パブリックシアター他)- タンニ・ルブラン 役
- 2022年 朗読ミュージカル「8000mの愛」(ニッショーホール)
- 2022年 「ダブル・トラブル」ジミー役(自由劇場)
- 2022年 「世界でいちばん美しい」津々見勘太郎役、他。(ステラボール、他)
- 2024年 音楽劇『不思議な国のエロス』〜アリストパネス「女の平和」より〜(新国立劇場 小劇場) - ペリクレース 役
- 2024年 「VIOLET」(東京芸術劇場・梅田芸術劇場) - 伝道師 役
- 2024年 「三銃士」(日生劇場 他) - ポルトス 役
- 2025年 「もえ・る剣」(サンケイホールブリーゼ 他) - 三条実美 役
テレビドラマ
- 迎春ドラマスペシャル「新春混浴しあわせ旅館物語」(1991年、フジテレビ)
- 金曜ドラマシアター「象のいない動物園」(1992年、フジテレビ)
- 大河ドラマ「琉球の風」(1992年、NHK) - 啓泰 役
- 特捜ロボ ジャンパーソン(1993年、テレビ朝日) - 早見英夫 役
- 金曜エンタテイメント「女教師・沢木圭子」(1993年、フジテレビ)
- ドラマ30「愛のたくらみ」(1993年、CBC) - 春川健 役
- 大河ドラマ「秀吉」(1996年、NHK) - 浅野長吉 役
その他のテレビ番組
- 最高!ブギウギナイト(2003年、テレビ東京) - Y.M.G.A. メンバーとして
ウェブテレビ
- 僕等の図書室の木曜The NIGHT(2016年12月9日、AbemaTV) - MC
映画
その他
- 1993年 オーディオドラマ「ブルボンの封印」(NHK-FM)
- 1993年 「人魚の傷」(アーツプロ、アニメ吹き替え) - 真人 役
- 1997年 「青春アドベンチャーP」(NHK-FM)
- 2000年 「15の不思議な物語」(NHK吹き替え)
- 2000年 「シナリオライターは君だ!」(NHK)
- 2002年 「原田優一ヴァージンライブ」(中島梓主催 11区)
- 2007年 「Three Top Ladies Dinner Show Vol.2」(東京會舘/鈴木ほのか・真織由季・横山智佐/ゲスト 原田優一)
- 2008年 「Harada Yuichi Birthday party」(東京ディズニーランドホテル)
- 2008年 ミュージカル「ミス・サイゴン」を熱く語る(東京會舘/橋本さとし・塩田明弘・原田優一)
主な作品
舞台
- 2014年・2016年 オフブロードウェイ・ミュージカル『bare』 演出
- 2019年「麒麟にの・る」演出・出演(明治座)
- 2020年 オフブロードウェイミュージカル「bare」演出(草月ホール)
外部リンク
- ジェントーン・オフィシャルサイト
- 原田優一ファンクラブサイト「Yuichi Club」
- 原田優一Instagram
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/21 21:35 UTC (変更履歴)
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