早川正昭 : ウィキペディア(Wikipedia)
早川 正昭(はやかわ まさあき、1934年1月7日 - 2024年8月20日)は、日本の作曲家、指揮者。広島大学名誉教授、新ヴィヴァルディ合奏団常任指揮者。
経歴
千葉県市川市出身。早くから音楽の才能を示し、6歳で最初の曲を書いた。東京都立両国高等学校毎日新聞千葉支局・編『ちば人国記Ⅱ』p.84 毎日新聞社 ISBN 4620306665を経て、東京大学で農学を学んだ後、東京芸術大学で長谷川良夫に作曲を、渡邉暁雄に指揮を学び、1960年に卒業した。
1961年に東京ヴィヴァルディ合奏団を創立し、日本のみならずヨーロッパ各地で公演を行った。
1978年にはウィーンとミュンヘンに留学し、バロック音楽を研究した。
1979年、東京ヴィヴァルディ合奏団のトップメンバーらとともに新ヴィヴァルディ合奏団を設立「早川正昭 作品集」2020年3月27日閲覧。。
名古屋音楽大学、広島大学、聖徳大学の教授を歴任。
作品は西洋の楽器や技術を使用しながらも、日本の伝統音楽の影響を受けている。
2024年8月20日、茨城県水戸市の病院において心不全のため死去。。
作品
- トロンボーン四重奏曲「イントロダクションとアレグロ」(1960)
- ハープのための即興曲(1964)
- マリンバ協奏曲(1965)
- ギターのための3つの前奏曲(1968)
- 尺八、ヴァイオリン、打楽器と弦楽オーケストラのための「幻影」(1974)
- ヴァイオリン協奏曲(1976)
- マンドリンオーケストラとギターオーケストラのための「サウンドスケープ」
- マンドリン合奏のための「秋・冬」
- バロック風「日本の四季」
- バロック風「台湾の四季(Four Seasons of Taiwan)」(1986)
- 無伴奏ヴィオラ・ソナタ(2007)
レコード
- 『日本の詩 ― 尺八でつづる日本のメロディー ―』編曲・指揮:早川正昭 RCA–JRZ-2539、1974年
翻訳
- マルク・パンシェルル著『ヴィヴァルディ 作品と生涯』桂誠との共訳(1970年、音楽之友社)
出典
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/09/10 13:32 UTC (変更履歴)
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