花布辰男 : ウィキペディア(Wikipedia)
花布 辰男(はなぶ たつお、1912年12月17日 - 没年不詳)は、日本の俳優。本名同じ。花布 辰夫と表記に揺れがある。大映の名脇役の一人である。
来歴・人物
1912年(大正元年)12月17日、東京府東京市深川区(現在の東京都江東区)に生まれる。1930年(昭和5年)、東京府立第三中学校(現在の東京都立両国高等学校)卒業と共に日本映画俳優学校の1期生として入校し、1934年(昭和9年)に卒業する。同期に織田政雄がいた。
1937年(昭和12年)、新興キネマ大泉撮影所に入社し、同年に公開された青山三郎監督映画『煙る故郷』で映画デビュー。以後、脇役として多数の作品に出演した。1942年(昭和17年)、大映に統合された後は東京撮影所に所属し、1971年(昭和46年)に倒産するまで脇役として長く活躍した。
倒産後はフリーとなり、映画だけでなくテレビドラマの出演を続けていたが、1974年(昭和49年)7月22日から9月28日まで放映されたフジテレビ制作のテレビドラマ『愛染かつら』に出演して以降の出演作品が見当たらず、以後の消息は不明である。没年不詳。
出演
- 妖僧 (1963年)
- なみだ川 (1967年)
- 砂糖菓子が壊れるとき (1967年)
- 怪談雪女郎 (1968年)
- あゝ陸軍隼戦闘隊(1969年、大映)
- 女賭博師壷くらべ (1970年、大映)
- 火曜日の女シリーズ / 逃亡者 -この街のどこかで-(1970年、大映テレビ室・日本テレビ)
外部リンク
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/07 15:02 UTC (変更履歴)
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