ナンシー・チェニー : ウィキペディア(Wikipedia)
ナンシー・チェニー(1957年9月18日 - )は、日本の元モデル、元女優。上智大学国際学部卒(1980年)サンデー毎日、1980年10月5日号、p147。本名、ナンシー・キヨノ・チェニー週刊テレビ番組 1978年11月3日号 p.32。
略歴
父がアメリカ人、母が日本人。アメリカ・カリフォルニア州出身。アメリカ・ユタ州出身。日本での生活が長く、華道や茶道も嗜んだ。
上智大学のミス・ソフィアコンテストで準優勝している。大学在学中の1977年頃に、滞在先のハワイで日本の芸能関係者にスカウトされ、モデル・タレントとして芸能活動を開始した。『11PM』(日本テレビ/読売テレビ)のカバーガールを1978年9月で降板した樹れい子の後任として、同年10月からカバーガールを務める。1980年秋からキャロライン洋子の後任として『びっくり日本新記録』の6代目女性司会者となる。脚が長くスタイル抜群の容姿から週刊プレイボーイや平凡パンチなどの表紙やグラビアも多数飾る。
日本テレビ系列で放映された松田優作の主演ドラマ『探偵物語』(1979年)に本名と同じ「ナンシー」の役名でレギュラー出演。竹田かほりとのコンビでの松田との掛け合いが好評で、女優としても人気を獲得した。その後『ミラクルガール』(1980年)、『青春諸君!夏』(1980年)、『大捜査線シリーズ・追跡』(1980年)、『探偵同盟』(1981年)、『日本悪妻に乾杯!』(1981年)などの連続ドラマに立て続けにレギュラー出演したが、芸能活動は短期間で終えている。
アジア最大の財閥タイガーバームの3代目総裁・胡一虎の次男と結婚するが、のちに離婚。
現在は、英語などを教えながら、ビジネスの経験を生かしたセミナー等も行っている。
出演
テレビドラマ
- 特捜最前線 第103話・第104話「帰ってきたスキャンダル刑事!」(1979年3月、ANB・東映) - ミヤモトマリ 役
- 太陽にほえろ! 第356話「デイト・ヨコハマ」(1979年7月、NTV・東宝) - エミリー 役
- 鉄道公安官 第19話「大混線・ニセ公安官現わる」(1979年9月、ANB・東映) - アン 役
- 探偵物語(1979年 - 1980年、NTV系列) - ナンシー
- ミラクルガール(1980年、東京12ch・東映)
- 噂の刑事トミーとマツ (1980年、TBS・大映テレビ)
- 第17話「キン好きトミ好き、マツ嫌い」 - 交通課・森村巡査 役
- 第45話「トミマツの、ヤマトよ永遠に」 - ジェーン・グランド 役
- ザ・ハングマン 第6話「オオカミ達の変奏曲」(1980年、ANB) - フィニー 役
- 青春諸君!夏(1980年、TBS) - ユミ 役
- 大捜査線シリーズ・追跡(1980年、CX・ユニオン映画) ‐ ナンシー 役
- 青い絶唱(1980年、TBS・大映テレビ)- 佐藤マリ子 役
- 探偵同盟(1981年、CX) - デラ 役
- プロハンター 第5話「サタデー・ナイト・スペシャル」(1981年、NTV・セントラル・アーツ) - クミコ 役
- 日本悪妻に乾杯!(1981年、MBS) - 幸子 役
映画
- 男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979年、松竹)
- 薔薇の標的(1980年、東映)
- 戒厳令の夜(1980年、白夜プロ・東宝)
- 甦る優作「探偵物語」特別編(1998年、セントラルアーツ)
バラエティ
- 11PM(NTV) - 1978年10月2日よりカバーガールとして出演
- 象印ライバル対抗大合戦!(ANB) - アシスタントとしてレギュラー出演
- びっくり日本新記録(NTV) - 1980年秋から6代目女性司会者
CM
- 月星アイバンシューズ キャンペーンガール(1977年 - 1978年)
- CASIO カシオミニ カード (1978年)
その他
- モデル活動初期には「ナンシー」「ナンシー・チェイニー」名義で活動している時期もあった。
関連項目
- 日本の女優一覧
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2023/07/07 23:37 UTC (変更履歴)
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