永井愛 : ウィキペディア(Wikipedia)

永井 愛(ながい あい、1951年10月16日『日本女性文学大事典』(2006) p213 津金規雄執筆 - )は、日本の劇作家、演出家二兎社。劇団二兎社主宰。

父は画家の永井潔。

来歴

東京都出身。東京都立富士高校時代から演劇部に入る『朝日新聞』2020年11月12日「語る 人生の贈りもの」(3)。桐朋学園芸術短期大学演劇専攻科卒。

春秋団に研究生として参加し、そこで出会った大石静と1981年、「二兎社」を結成。脚本、演出、出演を大石と二人で行う。翌1982年の、老若男女12人を二人で演じた『カズオ』は再演を重ね、初期の代表作となる『朝日新聞』2020年11月13日「語る 人生の贈りもの」(4)。

1997年、『見よ、飛行機の高く飛べるを』と『ら抜きの殺意』を発表。両作品により芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。

1991年、大石は二兎社を離れ、以後永井が単独で主宰。日本劇作家協会前会長Japan Playwrights Association - 第1回 ミノカモ学生演劇祭 ⇒終了しました 2013年3月、理事Japan Playwrights Association - 役員 2014年度。2016年3月より副会長。

2024年、劇団青年座のために2003年に書き下ろした『パートタイマー・秋子』を、自身で初演出した。

受賞歴

著書

  • 『カズオ』JICC出版局 1990
  • 『時の物置』而立書房 1996
  • 『パパのデモクラシー』而立書房 1997
  • 『僕の東京日記』而立書房 1997
  • 『ら抜きの殺意』而立書房 1998
  • 『見よ、飛行機の高く飛べるを』而立書房 1998
  • 『萩家の三姉妹』白水社 2000
  • 『兄帰る』而立書房 2000
  • 『こんにちは、母さん』白水社 2001
  • 『新・明暗』而立書房 2002
  • 『日暮町風土記』而立書房 2002
  • 『中年まっさかり』光文社 2002 のち文庫
  • 『歌わせたい男たち』而立書房 2008
  • 『片づけたい女たち』而立書房 2013
  • 『書く女』而立書房 2016(樋口一葉を描く)
  • 『ザ・空気』而立書房 2018
  • 『ザ・空気 ver.2』而立書房, 2019.12
  • 『ザ・空気 ver.3』而立書房 2021
  • 『鴎外の怪談』而立書房 2021
  • 『言葉を手がかりに:見ること、伝えること、考えること』集英社クリエイティブ 2022(上西充子との対談)
  • 『パートタイマー・秋子』而立書房 2024

外部リンク

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 | 最終更新:2024/08/11 06:17 UTC (変更履歴
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