田中裕子
大学卒業後、文学座の研究生になる。79年、NHK連続テレビ小説「マー姉ちゃん」でデビューし、一躍注目を浴びる。81年、映画「ええじゃないか」と「北斎漫画」で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞と新人俳優賞を受賞し、実力派女優として頭角を現す。記録的な高視聴率を獲得し、アジアを中心とした海外でも人気を得た83年のNHK連続テレビ小説「おしん」では、主人公おしんの成年期を演じた。その後も「天城越え」(83)、「カポネ大いに泣く」(85)、「ホタル」(01)、「火火(ひび)」(05)など、映画を中心に活躍。宮崎駿監督の「もののけ姫」(97)ではエボシ御前の声を担当した。近年はTVドラマ「蒼穹の昴」(10)で西太后役を演じた。夫は歌手の沢田研二。