ジョー・ハリス : ウィキペディア(Wikipedia)

ジョセフ・マルコム・ハリスJoseph Malcolm Harris, 1991年9月6日 - )は、アメリカ合衆国ワシントン州出身の元プロバスケットボール選手。ポジションはスモールフォワードまたはシューティングガード。

経歴

ハイスクール・カレッジ

地元ワシントン州の時代は、同州の最優秀選手に選出されるなどの活躍を見せた。大学はバージニア大学に進学 Bennett, Joe Harris reap rewards of their faith in each other。2013年にACCの1stチームに選出されるなど活躍した。4年間大学に在籍した後、2014年のNBAドラフトにエントリーした。

NBA

クリーブランド・キャバリアーズ

ドラフトにて2巡目全体33位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されたSign Draft Picks Wiggins, Harris to Contracts。ところが、2014-15シーズンは、レブロン・ジェームズがマイアミ・ヒートから4年ぶりに復帰した年でもあったため、再建から優勝狙いへと路線が変更したキャバリアーズにおいてハリスの出場時間は限られた。結局2014-15シーズンは51試合の出場で約10分の出場で3.8得点に終わり、翌2015-16シーズンは、足首の負傷もあり5試合の出場に止まりHarris facing season-ending surgery; Jared Cunningham in limbo、2016年1月5日にオーランド・マジックに放出されて解雇されたAcquire Protected Second Round Pick From OrlandoAcquire Second Round Draft Pick and Cash Considerations in Trade With Cavs

ブルックリン・ネッツ

2016-17シーズン開幕前の2016年7月19日、ブルックリン・ネッツと契約したNets Sign Joe Harris Posted: Jul 19, 20162017-18シーズンの2018年3月25日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦でキャリアハイとなる30得点を記録したが、チームは121-114で敗れた。

2018-19シーズンからは先発に定着し、チームの躍進を支えた。2月にはシャーロットで開催されたオールスターウィークエンドの3Pシュートアウトに初出場、初優勝を決めた。その後も好調を維持し、ネッツのプレーオフ出場に貢献。自身もステフィン・カリーらを抑え、シーズン3P成功率(47.4%)で1位を獲得した。

2019-20シーズンも平均得点(14.5)とリバウンド(4.3)で自己最高を更新した。プレーオフ1回戦ではトロント・ラプターズに2連敗したところで、故障ではない個人的な理由で離脱してシーズン終了となった。

2020-21シーズン、2020年11月23日にネッツとの4年総額7,500万ドルの再契約に合意した。2021年1月31日のワシントン・ウィザーズ戦でキャリアハイとなる8本の3ポイントを含む30得点、1リバウンド、5アシストを記録したが、チームは146-149で惜敗した。このシーズン、チームはプレーオフカンファレンス準決勝に進出したが、このシーズンのNBAチャンピオンとなるミルウォーキー・バックスに第7戦の末に敗れた。

2021-22シーズン、10月27日のマイアミ・ヒート戦で5本の3ポイントを沈め、ジェイソン・キッドが保持していたフランチャイズにおける3ポイント成功数記録を更新した。11月14日のオクラホマシティ・サンダー戦で左足首を負傷し、同月29日に手術を受け4〜8週間の欠場を余儀なくされた。

デトロイト・ピストンズ

2023-24シーズン、2023年7月6日に現金とのトレードで2つのドラフト2巡目指名権と共にデトロイト・ピストンズへ移籍した。

2024年8月15日に現役引退することを表明した。

個人成績

NBA

レギュラーシーズン

|- |style="text-align:center;white-space:nowrap"| |style="text-align:center" rowspan="2"|CLE |51||1||9.7||.400||.369||.600||.8||.5||.1||.0||.5||2.7 |- |style="text-align:center"| |5||0||3.0||.250||.250||---||.6||.4||.0||.0||.2||.6 |- |style="text-align:center"| |style="text-align:center" rowspan="7"|BKN |52||11||21.9||.425||.385||.714||2.8||1.0||.6||.2||1.1||8.2 |- |style="text-align:center"| |78||14||25.3||.491||.419||.827||3.3||1.6||.4||.3||1.2||10.8 |- |style="text-align:center"| |76||76||30.2||.500||style="background:#cfecec"|.474*||.827||3.8||2.4||.5||.2||1.6||13.7 |- |style="text-align:center"| |69||69||30.8||.486||.424||.719||4.3||2.1||.6||.2||1.5||14.5 |- | style="text-align:center;"| | 69 || 65 || 31.0 || .505 ||style="background:#cfecec"| .475* || .778 || 3.6 || 1.9 || .7 || .2 || .9 || 14.1 |- | style="text-align:center;"| | 14 || 14 || 30.2 || .452 || .466 || .833 || 4.0 || 1.0 || .5 || .1 || 1.1 || 11.3 |- | style="text-align:center;"| | 74 || 33 || 20.6 || .457 || .426 || .643 || 2.2 || 1.4 || .5 || .2 || .6 || 7.6 |- |style="text-align:center;white-space:nowrap"| |style="text-align:center" rowspan="1"|DET |16||0||10.6||.359||.333||.500||.8||.6||.2||.1||.3||2.4 |-class="sortbottom" |style="text-align:center" colspan="2"|通算:10年 |504||283||24.4||.479||.436||.771||3.0||1.6||.5||.2||1.0||10.3 |}

  • 2019-2020シーズンは72試合で打ち切り

プレーオフ

|- |style="text-align:center"| |style="text-align:center"|CLE |6||0||2.7||.333||.333||.750||.2||.2||.0||.0||.2||1.3 |- |style="text-align:center"| |style="text-align:center" rowspan="4"|BKN |5||5||29.8||.372||.190||1.000||4.2||.6||.6||.0||1.8||8.8 |- |style="text-align:center"| |2||2||36.0||.522||.583||.500||10.0||1.0||.5||.0||1.5||16.5 |- | style="text-align:center;"| | 12 || 12 || 36.2 || .398 || .402 || .750 || 3.6 || 1.6 || .3 || .2 ||.8|| 11.2 |- | style="text-align:center;"| | 4 || 0 || 11.0 || .154 || .083 || 1.000 || 1.3 || .0 || .5 || .0 ||.8|| 1.8 |-class="sortbottom" |style="text-align:center" colspan="2"|出場:5回 |29||19||24.7||.389||.354||.818||3.1||.9||.3||.1||.9||7.8 |}

カレッジ

|- | style="text-align:left;"|2010–11 | style="text-align:center;"rowspan=4|バージニア | 31 || 25 || 29.4 || .418 || .417 || .759 || 4.4 ||1.3 || .9 || .4 || 10.4 |- | style="text-align:left;"|2011–12 | 32 || 31 || 30.3 || .442 || .380 || .772 || 3.9 || 1.7 || .7 || .4 || 11.3 |- | style="text-align:left;"|2012–13 | 35 || 35 || 32.5 || .468 || .425 || .740 || 4.0 || 2.2 || .9 || .5 || 16.3 |- | style="text-align:left;"|2013–14 | 37 || 37 || 28.8 || .441 || .400 || .640 || 3.0 || 2.3 || 1.0 || .2 || 12.0 |- class="sortbottom" | style="text-align:center;" colspan="2"|通算:4年 | 135 || 128 || 30.3 || .442 || .406 || .728 || 3.8 || 1.9 || .9 || .4 || 12.5

記録

  • 2× シーズンスリーポイントフィールドゴール成功率1位:2019年、2021年
  • スリーポイントシュートアウト優勝:2019年

アメリカ代表

  • 2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップでは、アメリカ代表の練習相手となるセレクトチームから代表に招集され、本大会に出場した。

関連項目

  • [[:en:Virginia Cavaliers men's basketball]]
  • アメリカ合衆国のバスケットボール選手一覧

外部リンク

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